登山用の靴下をワークマンで揃える!【メリノウール】

登山・アウトドア用の靴下がワークマンで買えることをご存知ですか?
靴下選びは登山する上では疲れを軽減したり、靴擦れを予防するために重要です。

この記事ではワークマン以外でも安価に揃えられる情報や女性でも履ける靴下をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。筆者も過去100以上の山を登ってきた経験者ですので、そこでの知見を基に解説します。

目次

登山における靴下の役割は足を守ること

登山における靴下の役割は主に以下の通りです。

・登山靴とセットで足裏を守る
・吸汗、速乾機能で足の怪我から守る
・つま先を保温して凍傷から守る

それぞれ解説していきます。

登山靴とセットで足裏を守る

登山靴は硬い素材のものが多いのでクッションの代わりに靴と足の間に厚めの靴下を履くことによって足をダメージから守ります。

薄い靴下ですと、登山靴との間に隙間ができて靴の中で滑ってしまい、靴擦れを起こす原因となります。

また、どの登山靴を履くかによって靴下の種類も変わります。靴下は登山靴とセットで考えましょう

吸汗、速乾機能で足の怪我から守る

1日に足は汗をコップ1杯分かく

足は実はとても汗をかきやすい部分です。1日に足は汗をコップ1杯分くと言われています。(参考https://dime.jp/genre/474495/

私も湿度が高い時期に山を登った際に登山靴の中がびしょびしょになるくらい靴の中が濡れてしまい、足がふやけてしまった経験があります。

足が濡れるとふやけて皮膚が柔らかくなり、靴擦れや水膨れの原因となります

吸汗、速乾機能が優れた靴下を履くことで、足のふやけからくる怪我を防止します。

つま先を保温して凍傷から守る

寒くない時期はそこまで心配することではありませんが、雪山など氷点下まで気温が下がる環境では、十分に準備をしておかないと凍傷を起こすことがあります。

凍傷は初期は感覚がなくなる程度ですが、重症化すると壊死を起こし、最終的には切断することもあります。
特に心臓から離れている手足の指は凍傷を起こしやすい部位です。寒い場所にいく際には足元を十分に温める靴下が必要です。

登山ではどんな靴下を選べばいいのか?

ではどのような靴下を選べばいいのでしょうか?ポイントは以下の4つです。

素材
厚さ
長さ
サイズ

素材は保温性の高いメリノウールと化繊の混紡がベスト

メリノ種

登山用の靴下は、メリノウールと化学繊維の混紡された靴下がベストです。

メリノウールとはオーストラリアやニュージーランドに生息するメリノ種と呼ばれる羊の毛です。
メリノウールの特徴はその高い保温性通気性防臭性にあります。
保温性がありつつも、通気性も高いので、夏は涼しく、冬暖かく過ごすことができます。

化繊と混ざることでさらに速乾性能も高まります。ウール40〜70%と化繊を混ぜているものがベストでしょう。
注意点としてはほつれやすいので、洗濯の際には裏返して洗うようにしましょう。

厚さは中厚手以上がおすすめ

靴下は足と登山靴の間をフィットさせる役割もあります。薄手では隙間ができてしまいますし、足にダメージが直接きやすいので夏でも中厚手以上のものを選びましょう。

ハイキングや夏の縦走であれば中厚手から厚手の靴下で十分です。

雪山の場合は保温性を高めるために極厚手と呼ばれる厚さが推奨されます。ない場合にはインナーソックスなどと組み合わせて重ねばきする方法もあります。

いずれにしても基本的には登山靴に合わせてフィットする様に靴下を準備しましょう。

長さは登山の種類に合わせて選ぶ!

登山用に履く靴下は基本的にはクルー丈と呼ばれる脛くらいまでの長さのものが主流です。しかし例外もあります。

例えばトレイルランの様に少量の荷物で早く移動するような登山の場合は、靴丈の低いローカットのランニングシューズを履くので、それにあったショート丈(足首くらいまでの長さ)を選びます。

それ以外の場合はクルー丈(脛くらいまでの長さ)以上の長さの靴下を履きましょう。短い靴下だと足首以上ある登山靴と足が擦れて、靴擦れの原因となってしまうからです。

サイズはピッタリ足が収まるものを

サイズは余裕があるものよりもピッタリ足にフィットするものを選びましょう。靴の中に遊びがあるとその部分が寄ることで、足にダメージを与えることになりますし、何より歩きにくいです。

ところで調べてみると登山靴用の靴下はユニセックスのものが多いです。ですので男性用、女性用かかわらず同じ商品となりますが、女性物としてはやや大きく感じることもある様です。登山で実際に使用する前に着用して、登山靴を履き使用感を確認しましょう。

ワークマンでおすすめの登山に使える靴下を紹介

ワークマンメリノウール靴下の評判は?【コスパ最強】

ワークマンのメリノウール靴下は値段の割に高性能であることから、2、3年前から評判になっている様です。
某登山メーカーだと2000円するものが780円で手に入ると話題になっています。
ワークマンのメリノウール靴下はクッション性、防臭性に優れているという声も。

店頭に並んでもすぐに売り切れてしまうようでワークマンをはしごする人もいます。

パイル編みのメリノウールソックスが人気

メリノウールの靴下の中でも登山用に靴下を買うならば、パイル編みされたものを購入しましょう。パイル編みとは、片面もしくは両面にループ(パイル)をつくる平編みの一種で、ふわふわとした触感が特徴です。

底面がパイル編みされていることで、タオルみたいなクッション性が高まっていて、まさに登山にうってつけのアイテムとなっています。

ただ時期によってメリノウールソックスは違うバージョンが販売されている様です。秋冬には中厚手〜極厚手の豊富な種類のソックスが販売されています。ここでしっかり揃えておきたいですね。

Spring merino 先丸2足組

Spring merinoロング丈

2022年春夏で発売されているメリノウール靴下でショート丈、ミドル丈、ロング丈の3種類が発売されています。
ショート丈はくるぶしの下までなので、登山に適しているのはミドル丈とロング丈の2種類でしょうか。

メリノウール40%配合で2足組980円となっています。
実際に購入してみてその感触をみてみました。

運よくロング丈もミドル丈も購入できた

運よく1軒目でお目当てのSpring Merinoを発見し、購入できました!
どちらも中厚手程度の厚みがあり、十分登山に使用できると感じています。これから使用感を試すのが楽しみです。

秋冬では豊富な厚さのパイルソックスが発売

ワークマン秋冬ではさらにメリノウール商品が充実し、中厚手〜極厚手のメリノウールパイルソックスが販売されました。

引用:ワークマン
引用:ワークマン
引用:ワークマン

厚さが3種類揃っているので、靴と足の間の調整がしやすくなりました。3種類揃えて、時と場合に応じた靴下選びができるようにしたいですね。それにしても…いずれも780円で提供されているのは本当にすごいと思います。

ワークマン以外でお手頃価格の登山用靴下を探してみた

運よく今回のようにワークマンでお手頃価格の靴下が購入できるとは限らないので、Amazonなどでもお手頃価格で登山用の靴下が購入できないか調べてみました。(価格は2022年5月現在のもの)

[キャラバン] ソックス 0142003 メリノウール_パイルソックス

[キャラバン] メリノウール_パイルソックス(写真はAmazonより)

こちらの靴下はAmazonでの価格帯は1400円〜2000円程度で登山用靴下としては安価に購入できる方です。

69%メリノウールで残りは化学繊維での混紡となっています。ワークマンよりもメリノウール比率が高いですね。クッション性にも期待が持てます。

厚さは中厚手程度で、ユニセックスですので女性でも着用できます。

[DANISH ENDURANCE] メリノウール 登山用 靴下 3足セット

[DANISH ENDURANCE] メリノウール 登山用 靴下 (写真はAmazonより)

Amazonで登山用靴下を検索すると常に上位に上がる商品で人気がある様です。

価格帯はAmazonで1足組だと1500〜1600円程度、3足セットで3,300円程度で購入できます。ワークマン以外ではかなりお手頃価格の商品です。

ヨーロッパ製(ポーランド)でメリノウールは30%含まれており、残りは化学繊維となっています。メリノウールは少なめですが、ベルギーの登山者が設計したとあってその性能には十分に期待できます。

こちらも厚さは中厚手で、ユニセックスですので女性でも着用できます。

VAXPOT(バックスポット) メリノウールソックス 【極厚 パイル編み】 

VAXPOT(バックスポット) メリノウールソックス(写真はAmazonより)

Amazonでの価格帯は1200円〜1300円ですので、メリノウール靴下としてはかなりお手頃価格の商品です。

パイル編みで厚手ですので、クッション性も高いのですがメリノウールが何%使用されているのかは不明です。

この商品もユニセックスですので、女性でも着用できます。

安価に登山用品を揃えるためには

登山を始めたばかりの方が登山用品店に行くと、登山用品の値段をみて驚く方もいると思います。
実際登山用品は品質が高く、貴重な素材で作られていることも多いため、値段の高いものを見れば天井を知らないくらいです。

ただ、登山用品で新品を買い揃えなくても快適に登山するための商品を揃える方法はあります。
私の経験から安価に登山用品を揃えるための方法を4つご説明します。

ワークマンで揃えられるかどうか調べる

ワークマンは作業服など安全に関わる商品を多く出しているメーカーであるため、こちらが最近出しているアウトドア向けの商品には一定の品質が信頼できます。

そのためワークマンで揃えられるものは積極的にワークマンで揃える様にしています。
ちなみにどんなものが揃えられるのかについては過去の記事をご参照ください。

メルカリやラクマなどで中古品を購入する

新品ではなく中古品を購入するのも安価に良い登山用品を揃える有効な方法です。

過去に私は登山用のテントをメルカリで安く購入しました。あまり使用されていないにもかかわらず、店頭価格よりも2万円近く安く買えたので満足しています。

これは良し悪しもありますが、自分で納得できる範囲で中古品を検討すると良いと思います。

レンタルする

年に何度も山に行くわけでなければ、レンタルで登山用品を揃えるのも手です。いかにお金をかけて購入したとしても、使っても使わなくても数年経てば経年劣化するので買い換えなければいけません。

年に1、2回しか登山に行かないのであれば、そのようなものに数万円かけるのはコスパが悪いでしょう。場所も取りますしね。

レンタルすることによってその登山用品を実際に使ってみて、購入するというのもありだと思います。

登山用品のレンタルであれば、送料、返送料無料でサイズ変更も可能な「やまどうぐレンタルや」さんがおすすめです。

過去の記事でもご紹介していますので、興味のある方はこちらも合わせてお読みください。

雪山で必要な登山用品をレンタルすると、費用はどれくらいかかるか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は登山用の靴下について詳しく解説しました。

今回の記事を要約すると以下の通りになります。

・登山で足裏を守るのは靴下
・登山でおすすめなのは中厚手以上でメリノウール40〜70%程度、他化学繊維のもの
・登山靴を足の間をフィットさせる役割もあるので、足にピッタリあったものを選ぶ
・長さは登山靴に合わせて考える
・ワークマンには登山者に人気のメリノウール混紡靴下があるが売り切れしやすい
・ない場合はそのほかの方法で入手することも考えよう
・安く登山用品を手に入れるそのほかの方法も試してみよう

足回りは安全に登山する上ではかなり重要な要素です。靴や靴下によっては疲れやすさも、怪我のしやすさも変わってきます。

靴だけでなく靴下もばっちり揃えて、快適な登山を楽しみましょう!

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