クマを登山道へ追いやる…悪質ドローン男に騒然(JーCASTニュース)クマを舐めてはいけない

登山


ドローンでクマを追いかけ回して、人が歩いている尾根まで追いやる事件が発生しました。個人的にとても許せないので今回取り上げたいと思います。元のニュースはJーCASTニュースのこちらの記事から。

クマを登山道へ追いやる...悪質ドローン男に騒然 現場で何が?目撃者に一部始終を聞いた(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
 秋田・岩手両県にまたがる秋田駒ヶ岳(標高1637メートル)で、男性2人組がドローンでツキノワグマを追いやり、クマが登山道に近づいて危険だったとの報告がツイッターに寄せられた。

以下、記事の引用です。

そして元のツイートがこちら。

クマは通常は人との積極を避け、音などを立てれば自分から距離を取ってくれます。しかし、運悪くお互いにばったり山中で出会ってしまったり、何かの要因で怒らせると自分の身を守るために襲ってきます。

今回のようにドローンで追い立ててしまった場合に、当然怒っているであろうクマを登山道まで追い立てる行為は、もし他の登山客がいた場合に事故につながっていたかもしれません。そういう意味で、このドローンで行った行為は危険と言えると思います。

ドローンを飛ばすことの法的責任は?

そもそもドローンを山の上で飛ばすこと自体は法的にはどうなのでしょうか。それについては秋田県自然管理課の担当者の方が、次のように語っています。(冒頭の記事より引用)

「自然公園法上は、ドローンの規制はなく、飛ばすのに環境省への連絡や届け出は必要がないです。ただ、一般的なマナーを考えると、他の登山者に危険があり、よくないことだとは思います」

国立公園内の国有林でドローンを飛ばすときは、管理する林野庁に入林届を出すことが必要になる。

同庁の秋田森林管理署は29日、取材に対し、駒ケ岳では、個人で楽しむ目的で入林届を時々受けるが、ツイートにあった27日にドローンを飛ばす届け出はないという。クマ関連のものは、把握していないとしている。罰則規定はないものの、入林届は出してほしいそうだ。

ただ、200グラム未満のドローンについては、航空法の規制対象外で、小型で軽量なものは入林届を出さなくてもいいという。

また同記事の中で語られていたことは、天然記念物が自生している地域でもあるため、入林届は出して欲しいということでした。いずれにせよマナーの範囲であり、今回のことで罰則となるものではないようです。

しかし、やはりマナーとしては他の登山客の事故につながりかねない危険な行為であり、マナー違反といえるでしょう。こうしたことが続くようだと、山中でのドローン撮影にも法的な罰則ルールがつくことになるのでないでしょうか。自然の動物とは距離を置いて、共生していけるようにしたいですね。私たちは彼らの住処に踏み入っているわけですから。

熊の被害はどれくらい?

環境省の発表している資料によると、令和2年度は被害人数158名死者2名、令和元年度は被害人数157名死者1名の被害が出ておりました。特に、平成28年には4名の方がクマに襲われ、熊の体内から人体の一部が発見された事件が発生しています。以下にそのことを伝える記事を貼っておきます。

相次ぐ被害 なぜクマは人を“食べた”か?|日テレNEWS24
秋田・鹿角市で、4人がクマに襲われ亡くなったが、その付近で駆除されたクマの胃袋から人体の一部と毛髪が見つかった。なぜクマは人を襲い、食べたのだろうか。そこにはクマのある“能力”が関係していた。

本州で見つかるクマはツキノワグマ(胸のあたりに月のような形の白い部分があるのが特徴)という種類がほとんどで、本来は大人しく、どんぐりなどの木の実を主食としています。しかし、年によってどんぐりが不作の年になると、ツキノワグマは人のいる範囲にも出没し、被害件数が増えることにつながります。

どんぐりが主食であるクマですが、肉が食べられないわけではありません。食料が不足しているときには鹿などの肉も食べる雑食性です。ですので空腹のクマが人間を襲い一度食べてしまうと、「人間は食べれる」ことを学習してしまい、それ以降そのクマは人間を襲うようになります。そうしたクマは人ぐい熊となり、駆除対象となります。

個人的に人ぐい熊の話で一番恐ろしいと思ったのが、こちらの話です。日本史上最悪のヒグマによる被害事件です。

三毛別羆事件 - Wikipedia

大変不幸なことですが、過去にこうした事件も起きています。動物園でみるクマは可愛いですが、実際には一般人には歯が立たない強い獣です。十分な注意が必要です。

クマに出会ったらすること

ここでもう一度熊に出会った時の対策について簡単におさらいしておきます。

  1. 慌てない、急に逃げない
  2. 荷物を狙っているようなら、無理に取り返さない
  3. 熊スプレーの準備

私は涸沢でクマに出会いましたが、静かにその場を離れ難を逃れました。キャンプ地に近づいてくるクマは、人の持っているものが美味しいことをすでに学習してしまっている可能性があります。絶対に近づかずに距離を取りましょう。

また熊対策については過去の記事で詳しく取り上げていますので、こちらもぜひお読みください。

あいさつしたら…クマだった(山形新聞)ばったり出会った時の対策3選
私たち登山者にとって道迷いや転倒も怖いですが、熊の出現もやっぱり怖いですよね。今回はこちらの記事を参考に山で熊にばったり出会ってしまったらどうするか、確認していきたいと思います。Yahoo!ニュースの記事からの引用です。

いかがでしたでしょうか。今回の記事のような悪戯を繰り返していると、将来的には山中のドローンも罰則規定が厳しくなってしまいそうです。私たちは自然の中に入らせてもらっている身ですから、自然を荒らさないように付き合っていきたいものですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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