こんにちはサイキです。(最近名前を簡単にしました。)
ポータブル電源は車中泊をしている人なら憧れのアイテム。持っていれば便利なのはわかって入るけど、容量が大きいほど高価なものになり買うのに躊躇してしまうのも事実。
そこで今回は日頃使っている電気製品の使用電力の一覧表から、どの容量ならどこまでできるのかを整理してみました。皆さんもこの記事を参考に購入する容量を考えていただけたら幸いです。

必ずしも高いポータブル電源が必要なわけじゃないよ!
ポータブル電源の種類

今回は同一のメーカーの方が比較しやすいので、キャンパーに人気のあるjackery(ジャクリ)のポータブル電源を例にとって説明します。
jackeryのポータブル電源は以下の表のようなものが現在売られています。
値段 | 容量 | 定格出力 | 満充電 | |
Jackery ポータブル電源 240 | 19,800円 | 241.9Wh | 200W | 約5.5時間 |
Jackery ポータブル電源 400 | 44,800円 | 400Wh | 200W | 約7.5時間 |
Jackery ポータブル電源 708 | 79,800円 | 708Wh | 500W | 約8.5時間 |
Jackery ポータブル電源 1000 | 139,800円 | 1002Wh | 1000W | 約7.5時間 |
Jackery ポータブル電源 1500 PTB152 | 179,800円 | 1534Wh | 1800W | アダプター2つで約4時間 |

電気の容量(Wh)と定格出力(W)、満充電にかかる時間が違うことにお気づきだと思います。
本当は他にも色々と性能の違いはあるのですが、比較しやすいのでこの辺にしておきます。性能のいいものほど高額になりますね。
電気容量(Wh)は蓄電できる電気の総量で、定格出力(W)は一度に出力できる電力を示しています。この2つが主にどのポータブル電源を買うかの判断材料になります。
電気容量(Wh)…蓄電できる電気の総量、W(電力)×h(時間)
定格出力(W)…一度に出力できる電力
例えば、「Jackery ポータブル電源 1000」 ですと、1000Wの出力が必要な電気製品が単純計算で1時間使えるということになります。
定格出力以上の電気製品を普通に使うことは難しい
ここで注意することは定格出力以上の電気製品を普通に使うことは難しいということです。
例えば、出力を650W消費するコーヒーメーカーは定格出力500Wのポータブル電源では性能が落ちるか、使用できないということになります。
つまり定格出力が使用できる電気製品を決定します。
電気容量(Wh)…電気製品をどのくらい使えるか
定格出力(W)…どの電気製品が使えるか
もちろん複数の電気製品を使用する場合は必要な消費電力が加算されていきますので、何を同時に使うかによっても変わってきます。
電気製品別の消費電力を低い順に並べてみた

以下はITmediaエンタープライズの記事「節電の参考に――電気製品の消費電力まとめ」を参考にアウトドアで使用しそうな電気製品だけを取り出し、低い順に並べた表を作成しました。ちょっと古い記事ですが、網羅されていたのがこれしか見つかりませんでした><。ですので表は参考程度に考えてください。
お持ちの電気製品によって必要とされる出力は変わりますので、使う予定のものは必ず定格出力を調べましょう。
定格出力200W まででもかなり快適に過ごせる
ファンヒーター | 10~450ワット |
HDDレコーダー | 10~30ワット |
ラジカセ | 10~50ワット |
加湿器 | 10~40ワット |
空気清浄機 | 10~70ワット |
Blu-rayレコーダー DVDレコーダー | 20~50ワット |
ノートPC | 50~100ワット |
電気毛布 | 50~80ワット |
冷蔵庫 | 100~300ワット |
テレビ(液晶) | 100~200ワット |
炊飯器 | 100~300ワット |
ミキサー | 100~400ワット |
一番安い200Wまでの出力で使用できる電気製品には、夏は冷蔵庫、冬は電気毛布がありますのでこれだけでもだいぶ車中泊が快適になりそうです。
電気毛布についてより詳しく知りたい方はこちらのページもどうぞ。
ファンヒーターも使えるようですが、こちらは火を使う暖房器具なので車中泊にはあまり期待できそうにないですね。
Jackery ポータブル電源 240 商品ページへ

定格出力500Wまでで使用できる冷暖房が幅広く
電気製品 | 消費電力 |
遠赤ヒーター | 250~1100ワット |
エアコン | 300~3000ワット |
ハロゲンヒーター | 300~1000ワット |
こたつ | 300~600ワット |
パネルヒーター | 400~1200ワット |
ホットカーペット | 500~800ワット |
500Wまで使用できる電気製品まで加えると、車内生活がかなり快適になってきますね。遠赤ヒーターやハロゲンヒーター、こたつなどだいぶ暖房器具の幅が広がりました。
夏でもエアコンが使えるので、ここまでいくと車中泊の快適度はかなり高まります。
Jackery ポータブル電源 708 商品ページへ
定格出力1000Wまでで使用できるとほぼ家と同じ環境に
電気製品 | 消費電力 |
ドライヤー | 600~1200ワット |
コーヒーメーカー | 650~1500ワット |
電気ポット 電気ケトル | 900~1300ワット |
トースター | 1000~1400ワット |
電子レンジ オーブンレンジ | 1000~1450ワット |
1000Wまで使用できるとドライヤーや電子レンジが視野に入り、さらに快適になります。ただ、あまり家と変わらないのでアウトドア感はないかも知れません。逆に車中泊中心の旅行を年中するような人は、非常に便利で快適な生活になるでしょう。
電子レンジを使用する場合はどのように固定するかも課題の一つになりそうですね。

定格出力1800Wまでで使用できると調理にも幅が生まれる
電気製品 | 消費電力 |
ホットプレート | 1100~1300ワット |
IHクッキングヒーター | 1400~3000ワット |
1800Wまで使用できると、キャンプしながら火を使わずに調理することも自由にできるようになります。車中泊としてはここまでの定格出力は必要ありませんが、電気容量に余裕があるのはいいですね。2泊3日でもだいぶ快適になりそうです。

ほぼ家のような快適さが実現できそうです!

お得な情報
Jackeryは2月10日(木)から2月13日(日)まで最大23%OFFセールのハッピーバレンタインセールを開催する予定です。購入を検討している方は下記のリンクからぜひ!

まとめ
というわけで今回は車中泊で必要なポータブル電源の容量を考えてみました。
自分の場合だと、夏は冷蔵庫が使えて、冬は電気毛布が使える定格出力200Wで十分かなあとは思います。ただ、240Whだとやや容量に不安があるので400Whや700Whあたりが自分にとってのベストでしょうか。
冬の車中泊についてまとめた記事はこちら↓
Jackeryのホームページはこちら

今回の記事は必ず使えることを保証するものではありませんので、あくまで参考程度に考えていただければと思います。
ポータブル電源を手に入れて快適な車中泊生活をしましょう!それでは!




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