こんにちはkurosaikiです。今日は自分のこれまでの失敗談について書こうと思います。
今回の話をケーススタディとして学びにしていただけたら嬉しいです。
「ちょっとした失敗だけど、大きな事故につながるかも」
という体験談を集めました。無事に帰ってきた後では笑い草ですが、その時はものすごく危機感を感じたものばかりです。

恥ずかしいけれど、今日は全部お伝えします!みんなも気をつけてね!
装備編
忘れ物した
登山で一番良くやりがちなのがこれ、前日とかに準備しておけばいいのですが、時には行く直前にザックに詰め込んで行くこともあります。
そうすると、大体何かしら忘れるんですよね。
テントのポールを忘れてしまった時は、ぺちゃんこのテントの中でただ寝ることしかできませんでした。
テントはポールがないととても狭いです…。
ガスコンロを忘れたこともあります。
カップラーメンも食べれず、アルファ米を水で作って食べました。
山の中は冷えますから、暖かいものがどうしても食べたく張るんですよね。
皆さんは忘れ物しないように、登山へ行く前には忘れずに荷物チェックしましょう!

荷物忘れた時の絶望感は半端ないからね!
水を少なめに持っていた
これはもう結構昔の話なんですが、南アルプスに行ったときに荷物を軽くしたいと思って、水を1リットルしか持っていかなかったことがあるんです。
でも、南アルプスはそれまでの山と違って、水場と水場の間隔が遠くて、昼前には水がなくなってしまいました。
喉を枯らしながらの登山はしんどかった…。
水の枯渇は登山では死活問題ですので、それ以降は必ず2リットルは持っていくことにして、水場のチェックを怠らないようにしています。

水場は枯れていることもあるから、事前にネットで調べておくことも大切だよ。
ライターがつかない!
これは北岳に登った時のこと。
北岳肩ノ小屋までたどり着いて、テントをたててあったかいカップラーメンを食べようとコンロに火をつけようとしたら、つかない。
何度カチカチしてもつかないので、ライターで火をつけようとしても、ライターも火がつかない。
10分くらいは奮闘していました。
それで小屋の方に助けを求めました。
登山者としてあまり小屋の方に迷惑かけたくなかったのですが…。
「標高高いと電子式のライターつかないよ。こういう回すやつじゃないと(つかないよ)。」
と言われました。フリント式というらしいですが、ここで初めて電子式だけではダメだということを知り、山小屋の方にライターを借りて無事火をつけることができました。(買ったかもしれないです。)
他の山だったら危なかったかもしれない。
それからフリント式のライターも必ず持っていくようにしています。

防水のマッチとかも持っていくといいかも!
擦れて痛い!
これは本当に辛いです。
股擦れやかかとなど擦れるとほんとに痛くて、まともに歩くこともままなりません。
股擦れは人に話すのも恥ずかしくて、我慢するしかありませんでした。この時に軟膏でも持っていたらよかったのですが、その時持っていたのはムヒだけ。
それからはテーピングや絆創膏は必ず持っていき、ニベアクリームを股擦れしやすいところに塗って登るようにしています。

神経に直接くる痛みでとても我慢できないです!
皆さんは擦れた経験ないですか?
靴が古くて、やたら滑る!
とても丈夫で、一度買ったら数年は使用できる登山靴ですが、物によっては早く靴底がすり減って、気がつくと滑りやすくなってるので要注意です。
私は靴底がすり減って、ツルツルになっていることに気が付かずに山に入って、ツルンツルン何度も滑って転びました。
帰ってから靴底の状況を見て納得です。
そりゃ転びますよ…。
その時行った山はたまたまそんなに時間のかかる山ではなかったので、無事に帰れましたが、アルプスでこれでは危なかったと反省しました。
今では定期的に登山靴のメンテナンスをするように心がけています。

山では命とも言える登山靴。大事に使っていきたいですよね。
心掛け編
計画が甘かった
あれは南アルプスへ行った時のこと。
当時今のように便利なアプリもなく、もっぱら登山地図で計画を立てていました。
普段登っている山と同じ感覚で計画をたて、準備も万端のはずでした。
しかし、登り始めて初めて気が付いたんです。
「ポイント間が長い」ということに。
登山地図の縮尺がいつも使っているのが25000分の1、南アルプスの地図が50000分の1だったんですよね。
時間も書いてあったのに、なんでか無理な計画を立ててしまった。
一緒に行った人の中には体力的に厳しい人も出てきていて、予定を大幅に変更。
それでも予想以上に時間がかかって、テント場についたのが夕方18時ごろ。
ありえない時間です。
もっと途中のテント場で休むこともできたはずです。
小屋のご主人にも怒られました。
それからは、一緒に行く人の体力や距離を考えて、ゆとりのある計画をするように心掛けています。

暗くなる前にキャンプ地につけたから良かったものの、暗くなっていたらもっと大きな事故につながっていたかもしれない。
深く反省しています。
ペース配分を間違えた
山に登り始めた時(当時は若かったこともあり)、スイスイ山を登って、「山なんて楽勝だ!」なんて思っていました。
でも登山って数分ではなく、数時間歩くもの。
途中でばててしまいました。
足も攣ってきて、足が前に出ない。
「調子に乗ってしまった」
と後悔しました。
登山で登るときは6割くらいの力で登れとも言われます。
それからはペース配分を考えて、息が切れない程度のペースで周りの景色を楽しみながら登るようにしています。
結局その方が楽しいですしね。

下りも結構足に負担がくるから、登りだけで体力を消耗しないように登りましょう!
スタスタ降りたらだめ
自分は下りの速さに自信があったため、いつも走るように下山していたのですが、その結果道に迷いかけました。
たくさんの人が登るような道のはっきりした山なら、まだ道を間違えることはなかったかもしれませんが、あまり人が登らないルートで同じことをすると、変な尾根に入ってしまうこともあります。
下る時というのはもうすでに疲れてきているので、集中力や判断力が落ちているんですよね。
それからは下りも慎重に道を判断しながら、アプリで現在位置も確認しつつ、降りるようにしています。

下りの危険性については過去の記事でも扱っているから、ぜひ読んでください!

下向いてばかりいると…
山では舗装されてないゴツゴツした道が続くから、ついつい下を向いて歩きがちですよね。
私もそうなんです。
絶対転びたくないですから下ばっかり見てしまいます。
でもそれは危険な歩き方です。
下ばかり見ずにしっかり前を向いて歩くことも大切なことなんですね。
私の場合はよく頭を木で打ってしまいます。
結構痛いんです。不意打ちですからね。
最近はなるべく前方全体を俯瞰して歩くようにしています。

道迷いの原因にもなるから気をつけようね!
まとめ
細かい失敗談も挙げるともっとあるんですが、今日はその中でも事故につながりやすいものを取り上げました。
失敗談は無事に帰ってこれたから、後で笑い話にもなりますが、積み重なると大きな事故にもつながります。
私の失敗を笑っていただいて、同じ失敗が減らせるなら本望です。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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