登山でおいしいコーヒーを楽しもう!6種類の方法を解説!

山頂で飲むコーヒーは普段と違って特別な感動をもたらしてくれます。山でコーヒーを飲む方法は簡単なものから本格的なものまで色々あり、それぞれの良さがあります。時と場合によって方法を選ぶことができれば登山がより楽しくなりますよね。

そこで今回はコーヒーの色々な飲み方やおすすめのコーヒーなどをご紹介していきたいと思います。

目次

山頂でコーヒーを飲む贅沢な時間

いい景色を見ながらのんびりコーヒーを楽しむ

山で飲むコーヒーは格別な味がします。山頂についた高揚感を温かいコーヒーで落ち着かせ、香りとともに余韻を味わいます。

晴れた青空の下で下界を見下ろしながら飲むコーヒーには、より美味しく感じる何かがあるのでしょうか。そんな一時を特別な時間と捉える人は少なくありません。

山頂でコーヒーを楽しむために少なくとも必要なもの

山で温かいコーヒーを楽しむために共通して必要になるものを取り上げました。コーヒーにかかわらず登山を日頃から楽しんでいる方であれば、揃えておくに越したことはありません。

バーナー

まずはバーナーです。火を起こすために必要な道具ですね。登山用の携帯しやすい小型のものとなります。

バーナーはものによって火力も異なりますので、標高が高い場所でもしっかりと出るものを選びましょう。性能によってお湯を沸かすのに時間がかかる場合もありますので妥協せず選ぶことをおすすめします。

ガスカートリッジ

燃料には他にもアルコールを使ったり、液体燃料を使うものもありますが初心者の方にはガス式をおすすめしています。ガスの方が取り扱いがしやすく、事故の危険が少ないためです。

ガスカートリッジには主に寒い場所や標高の高いところでも使える仕様のものとそうでないものとがあります。通常の使用のものだと、山頂などでお湯を沸かす際に十分火力が出ないこともありますので注意が必要です。

コッヘル(ケトル)

お湯を沸かすために必要となる容器です。コッヘルの方が汎用性が高いのですが、コーヒーにお湯を注ぐ際に湯量を調節する必要があるなら、山用のケトル(ヤカン)を用意しましょう。ケトルであれば少しずつお湯を注ぐことも簡単にできます。

マグカップ

山で楽しむコップはお気に入りのものを持っていきたいですね。特に今までこだわりのなかった方はこの際お気に入りのマグカップを購入してはどうでしょうか。

マグカップの素材はアルミ、ステンレス、チタン、プラスチックなど色々ありますが、私は汚れにくく、直火できて、ふちが冷めやすいチタン製のものをおすすめします。

ジェットボイル

ジェットボイルはガスバーナーの強力版で、迅速にお湯を作ることができます。下記に表示されているジェットボイル「JETBOIL フラッシュ フラクタイル」は0.5リットルの水を1分40秒で沸騰させる性能があります。全てのパーツを付属のクッカー内にしまうこともできるので収納性もあり、少しお高いですが登山者としては憧れのアイテムですね。

山頂は風が強く体が冷えやすいので、いち早くお湯が欲しいところですのでジェットボイルは山頂でコーヒーを楽しみたい人にはぜひ揃えていただきたいアイテムです。

こんな方法でコーヒーを飲む

山でコーヒーを楽しむ方法は多くあります。考えられる方法は主に以下の6つです。

・ミルで豆から挽いて飲む
・ドリップバッグ
・コーヒーバッグ
・インスタントコーヒー
・山小屋で飲む
・家から持っていく

ミルで豆から挽いて飲む

やっぱり一番美味しくコーヒーを味わえるのはミルで挽いて飲む方法です。この方法なら豆を挽く時に香りを楽しみながら、芳醇な香りもそのままに最高の一杯を味わえるでしょう。

ただそのためには多岐にわたる道具を必要とし、コーヒーを飲むまでに手間もかかります。そうした出費や手間をコーヒーのために惜しまない方におすすめです。

ドリップバッグ 

豆を挽くほどにないにせよ、インスタントでは満足できないという方はこちらの方法がおすすめです。最近では様々な方法で美味しいコーヒーが飲めるドリップパックがあります。

こちらはお湯さえ沸かせればすぐにでも飲める上にまとめて購入すればさほどお金がかからないこともメリットの一つです。

手軽に本格的な味を楽しみたい方におすすめします。

コーヒーバッグ

ドリップバッグは手軽に本格的な味が楽しめる反面、山では風に倒れて粉がこぼれるリスクもありました。そのリスクをこの珈琲バッグは克服しています。

コーヒーバッグなら粉がこぼれる心配をせずに、安心してドリップすることができます。YAMAPが山でコーヒーを楽しみたい人向けに開発したこの珈琲バッグ。YAMAP STORE AWARD 2020 下半期ギア・その他部門【第1位】のアイテムでした。

ドリップバッグではやや心配、でも手軽に本格的なコーヒーを味わいたい、という方におすすめです。

インスタントコーヒー

お湯をかけた瞬間にすぐに飲めるインスタントコーヒーは、本当に素晴らしい発見だと思います。味についてはやはり豆からのドリップに比べると劣りますが、手軽にゴミも少なくて済むのは山では大変に意味のあることです。

ある意味山に一番向いているのがこのインスタントコーヒーなのかもしれません。味に拘らずとにかく手軽にコーヒーを飲みたい方におすすめです。

山小屋で飲む

名山を眺めながら山小屋のベンチに座って飲むコーヒーには格別のものがあります。市街地のコーヒーショップに比べれば値は張りますが、それはもちろん場所代込みであることも十分に踏まえなくてはいけません。

この方法だとお金はかかりますがお湯を沸かすことさえしなくて良いですから、最も手軽に本格的なコーヒーを楽しむ方法といえます。

家から持っていく

登山用の保温ボトルに入れて本格的なコーヒーを楽しむ方法もあります。家で作って持っていけばお湯を沸かす道具や、豆を挽く道具などを持っていく必要なく手軽に本格的なコーヒーを楽しむことができます。

心配なのはいかに保温ボトルといえど、ある程度時間が経てば温度は下がるということです。しかし、サーモスの保温ボトルは77℃以上に6時間は保温してくれるということですから、6時間以内に山頂に登れるようであれば問題ないでしょう。

サーモスの登山用ボトルはグローブでも持ちやすい形になっていて、体が冷えやすい雪山では特に欠かせないアイテムです。

ミル挽きに憧れる…

色々面倒はあるもののやはり山頂で豆を挽いて飲む…憧れますね。山で豆を挽いて飲むには次のような手順がかかります。

・バーナーでお湯を沸かす(風防もあると良い)
・豆を挽く
・マグカップにドリッパーとフィルターを用意する
・挽いた豆をフィルターに移す
・沸いたお湯を注ぐ(93℃が適温)
・少し注いで15秒待つ
・残りを適量注ぐ

そのために必要となる道具は以下の6つ(絶対必要なのは上記4つ)。

・コーヒーミル
・ドリッパー
・フィルター
・コーヒーキャニスター
・温度計
・コーヒーメジャー

コーヒーミル

言わずと知れた豆を挽くための道具です。山でわざわざ豆を挽いて飲むのですから、性能に拘って揃えたいですね。なるべくコンパクトで、ダイレクトに豆を挽く感覚が味わえるものを探してみました。

キャプテンスタッグのコーヒーミルは重さ219gで17gまで挽くことができ、人気のポーレックスのコーヒーミルは本体の重さ360gで豆30g、カップ3杯分まで挽くことができます。いずれもメンテナンスがしやすく、Amazonでは評判も良い商品です。

ドリッパー

ドリッパーはフィルターを置くための台です。道具としては小物ですが、登山用のものとしてはコンパクトに折りたたみできるものが欲しいですね。なるべく軽いものがいいですが、軽すぎると風でフィルターごと飛ばされることもあるので、扱いには注意が必要です。

ミュニークのドリッパーはポリプロピレン製で折りたたみでき、重さはわずか12g。解体が簡単で清掃も簡単ということでアウトドアでコーヒーを楽しむ方々に好評です。

フィルター

フィルターは挽いた豆を乗せてドリップするためのものです。ドリッパーにあった形やサイズを選びましょう。100円ショップのものだと破れやすかったりするので、紙がしっかりしている定番のものが良いでしょう。

コーヒーキャニスター

キャニスターは豆を山に運ぶための容器です。豆は日光、空気、湿度、気温で風味が落ちますので、しっかりと密閉できて日光を遮断できるものが良いでしょう。そこでおすすめなのが、保存用の袋です。

NASKYの保存袋は内部がアルミでコーティングされており、日光を通さないようになっています。さらにインナーバルブ付きで外部の空気を防ぎ、豆からでるCO2を排気することで豆の鮮度を保ってくれます。もちろんチャック付きなのでこぼすことなく山にも持っていくことができます。

温度計

コーヒーをドリップする温度は93℃(90℃〜95℃)、飲む際の温度は68℃〜70℃が最適といわれています。そうした温度にまで拘りたい方は調理用の温度計を使用しましょう。

タニタの調理用温度計は非常にコンパクトになる上、−50℃〜240℃まで測ることができるので、お菓子作りやステーキなど普段の調理においても活用することができます。

コーヒーメジャー

コーヒーメジャーは豆を測るための道具です。挽いた後の豆10gがコーヒー1杯分になるので、1杯でコーヒー10gを測れるものを揃えましょう。

安いものもありますが、長年愛用できる小物を揃えるとより道具に愛着が持てます。コーヒー道具のメーカーカリタのコーヒーメジャーは世界的にも高度な金属加工技術で知られる新潟県燕市の厳しい品質基準をクリアした、銅・ステンレス製アイテムシリーズです。

普段から飲むなら、コーヒーはネットでまとめ買いが断然お得!

コーヒーを日頃から飲むのであれば、ネットでサブスクやまとめ買いすると非常にお得です。味も非常に豊富なものが多く、自分好みの味を見つけるまで色々と試してみると良いでしょう。

コーヒー豆

珈琲きゃろっと

珈琲きゃろっとのすごいところは2012年コーヒー焙煎の全国大会「ロースト・マスターズ・チャンピオンシップ」で優勝の内倉大輔氏が焙煎しているということです。世界が認める焙煎人の送る豆とはどんなものかぜひ初回限定の格安価格で確かめてみてください。

・40杯分の豆(200g×2)1杯約53円
・初回限定1980円(送料無料)

PostCoffee

PostCoffeeは個人向けのコーヒーを診断し、色々なコーヒーが毎月届くサブスクを展開しているネット専門のコーヒーショップです。3種類3杯分から好みに合わせてカスタマイズしていく形で自分の好みの味を探していきます。20カ国の農園から200種類以上の豆から約30万通りの組み合わせがあるので、きっとこの中から自分の好みが見つかるはずです。

最低契約期間はなく、豆が余りそうになったら「お届けスキップ」することができます。
送料無料で1,480円です。

ドリップコーヒー

BROOK’S

ドリップバッグのコーヒーでまとめ買いといったらブルックスのコーヒーです。10銘柄のコーヒーが楽しめる10gコーヒー50袋のセットでなんと1,980円(1杯約40円)。私も手軽に楽しめるので何度も購入しています。
1日2杯飲んでも25日間楽しむことができ、ドリップバッグではかなりコスパの良いセットです。

初回は送料無料となっています。

パウダーのサブスク

INICコーヒー

INICのパウダーコーヒーは美味しい状態でパウダーにしたので、お湯を注いで5秒で本格的なコーヒーが味わうことができます。サブスクで定期便にすると通常便よりも164円+送料分お得になります。
いち早く体をコーヒーで温めたい時にはこの方法が一番手っ取り早いですね。

スムースアロマ30本コース(2990円)から選ぶことができ、量が多い場合は2ヶ月に1回のコースに変更できます。
初めは2,790円の4つの味が楽しめるお試しセットを注文すると良いでしょう。

サブスクの初回購入には保存用の缶などのグッズがついてきます。

妊娠中の女性に優しいノンカフェインコーヒー

極・馨-Gokkoh-

妊娠中の女性も楽しめるカフェイン0.1%未満のデカフェコーヒーです。

極・馨-Gokkoh-は、「妊娠中でもカフェインを気にせず、安心して美味しいカフェインレスのコーヒーを飲みたい」と願っていた女性が、試行錯誤の末にたどり着いたコーヒーとのこと。

1,050円のお試しセットで6杯分のドリップコーヒーが購入できます。

まとめ

今回は山でコーヒーを美味しく飲むために、色々なコーヒーの飲み方をご紹介しました。人によってコーヒーの楽しみ方は人ぞれぞれですので、今回ご紹介した中でお好みの飲み方をご検討ください!

ゴミなどはジップロックで忘れずに持ち帰りましょうね!

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