自然の力を利用して、いつでもどこでも電力を確保することができれば、どんなに便利でしょうか。まさにそんな願いを叶えるのが、ポータブルソーラーパネルです。この記事では、最新のソーラーパネル技術がどのように日常生活や非常時の電力供給に革命をもたらすかを、実際の使用体験と詳細な分析を通じて探ります。効率的な充電性能から、他製品との比較、さらには購入時のお得な情報まで、BLUETTI MP200の全貌を明らかにします。
ソーラーパネルのメリット6点!自由な生活へ踏み出そう!
ソーラーパネルは、私たちの生活に多くの利点をもたらし、環境に優しいエネルギー源として注目されています。一般的にソーラーパネルを携帯できるとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではポータブルソーラーパネルのメリットを深掘りしたいと思います。
1. 非常時に電力確保できる
災害時や非常事態において、電力供給はしばしば不安定になります。しかし、ソーラーパネルは日光さえあれば、継続的に電力を供給してくれます。これは、特に災害に弱い地域において、安心感をもたらす重要な特徴です。
2011年の震災の際には多くの地域で計画停電などで電気が使えない時間帯が存在しました。日本ではこれからも大きな地震が予想されているので、ソーラーパネルを所有していることは大きな安心感につながります。
2. どこにでも運べる
旅行やキャンプなどのアウトドア活動では、電源の確保が一つの課題です。BLUETTI MP200のようなポータブルソーラーパネルがあれば、その問題が一つ解決します。ポータブル電源の残り電力が少なくても行った先で自由に充電ができれば、その予定にも大きなバリエーションが生まれるでしょう。電気があれば、大概のことはできるようになります。
3. 変換効率も向上してきた
ソーラーパネル技術の進歩は目覚ましく、特に太陽光から電力への変換効率の向上が顕著です。1980年代には、ソーラーパネルの変換効率は最高でも約16%程度でした。これに対し、最近の市場では一般的な変換効率が約20%に達しています。
ちなみに現在太陽光パネルで一般的に使用されているのは「単結晶シリコン型」です。他の型に比べて性能が抜きん出ており、少ない設置面積でも比較的大きい容量の電力を賄うことができるからです。
BLUETTI MP200は、その中でも24%という高い変換効率で電力を確保します。今ある同種のポータブルソーラーパネルの中でも高い方です。これは、業界平均を大きく上回る数値で、短時間での高速充電を可能にします。この高効率により、ユーザーはより少ない日照時間で、より多くのエネルギーを得ることができます。
4. 環境保護に一役買う
ソーラーパネルはクリーンエネルギーとして最も一般的なエネルギーともいえます。ガソリンなどを利用することに比べて環境に配慮されたエネルギーを活用することで、将来への投資にもなります。
5. 長期的にはコスト削減につながる
ソーラーパネルは初期投資が必要ですが、長期的には電力費用の節約につながります。太陽光パネルの平均寿命は30年以上※とも言われており、一度入手すれば継続して電力を経済的に利用することもできます。
※パワーコンディショナーの寿命は10年〜15年程度と言われていますので、実際の寿命はもっと短いです。
ソーラーパネルのデメリットとは?考慮しておくべきこと
ソーラーパネルは多くのメリットがありますが、いくつかの注意点も存在します。これらの点を理解した上で、ソーラーパネルの導入を検討してください。
1. どうしても天候に依存してしまう
ソーラーパネルの最大の課題の一つは、その性能が天候に大きく左右されることです。晴れた日は効率よく充電できますが、曇りや雨の日は充電能力が大幅に低下します。これは、特に太陽光の少ない地域や季節において顕著な問題となり得ます。
2. 重いのがネック
ポータブルソーラーパネル、例えばBLUETTI MP200は移動性に優れていますが、それでも一定の重量と大きさがあります。特に長距離の移動や狭いスペースでの使用を考えると、持ち運びのしやすさは重要なポイントの一つとなるでしょう。
今回調べた200W出力ソーラーパネルはいずれも8kg以上の重さがあり、成人男性でもやや重いと感じる程度あります。私も実際に持ってみましたが、車からおろしてすぐ設置する分には問題ありませんが、長距離移動するにはやや厳しいかな、と感じています。女性の場合はやや気合を入れて持つ必要があるでしょう。
3. 初期コストがかかる
ソーラーパネルシステムの導入には、初期投資が必要です。高品質なパネルや付属設備の費用は、特に短期的な視点では大きな出費となります。最大出力の大きい、性能の良いものほど10万円以上もの高いコストがかかります。
今回調べた200Wソーラーパネルはいずれも定価が5万円以上するものばかりです。気楽に購入できるものではありませんので、慎重に性能を比較する必要があります。
4. 設置スペースが必要
効果的に機能させるためには、ソーラーパネルを適切に配置する必要があります。これには十分な日照が得られるスペースが必要で、場所によっては配置が難しい場合があります。設置のしやすさなども購入前に検討しておきたいポイントです。
他人気メーカーとの性能比較をしてみた
今回BLUETTIさんからポータブルソーラーパネルMP200を提供していただいたので、同じような出力帯で人気のメーカーから出ているソーラーパネルのデータを比較してみました。以下をご覧ください。
価格※ | 最大出力 | 防塵防水規格 | 重さ | 太陽光転換率 | ||
BLUETTI | MP200 | 59,800円 | 200W | IP67 | 8.7kg | 24% |
Jackery | SolarSaga200 | 86,600円 | 200W | IP67 | 約8kg | 22.5~24.2% |
Anker | Anker531 | 69,990円 | 200W | IP67 | 約9.2kg | 最大23% |
Ecoflow | 220W両面受光型ソーラーパネル | 69,300円 | 220W | IP68 | 9.5kg | 22〜23% |
※公式税込価格
まず比較してわかることは、BLUETTI MP200は同じくらいの性能を持つソーラパネルの中ではかなり価格が安いことがわかりますね。さらに太陽光転換率も僅差ではありますが高いようです。
いずれも性能が高いですが、こうして比較してみるとさほど性能に違いを感じません。
価格はダントツでBLUETTIのMP200が一番安いです。
防塵防水規格ではIP 68に準拠しているEcoflowの220W両面受光型ソーラーパネルが一日リードしています。左側の数字が防塵性能で6は最高基準「完全な防塵構造」を満たしていることを表しています。右側の数字が防水性能で、7は「規程の圧力、時間で水中に沒しても水が浸入しない」、8は「水面下での使用が可能」の基準を満たしていることを表します。8を満たすEcoflowの220W両面受光型ソーラーパネルは相当防水性能に自信があることが伺えます。(参考)
重さではJackeryのSolarSaga200が一歩リードしています。ただ価格はこの中で一番高いのがネックになります。
太陽光転換率(変換効率)はBLUETTIのMP200が24%、JackeryのSolarSaga200が22.5~24.2%と高い性能を示しています。太陽光発電は温度によって発電効率が変化すると言われています。一般的には25℃を超えると1℃ごとに約0.5%ほど発電量が低下するそうです。こうしたことを考えるとこの2つに大きな違いはないように感じます。
総合的に考えるとやはりBLUETTIのMP200は性能、価格面でコスパが良いと言えるでしょう。
BLUETTI MP200使用体験レビュー
BLUETTI MP200を実際に使用して、その充電速度、効率、操作性を検証してみました。
充電速度と効率
晴れた日の充電テスト
BLUETTI EB3Aへの充電テストを行ってみました。初めて使った1回目は午後1時過ぎから1時間程度しかできませんでしたが、それでも半分近く充電できていました。
2回目は午前中から庭先で充電を試してみました。11月上旬にもかかわらず、充電は120W程度の入力で2時間半かかりました。
もし自分がもっと容量の大きいポータブル電源を持っていれば、1日でかなりの電力を充電できたと思います。
日陰の影響
逆に日が翳ってしまうと一気に充電は0Wまで急降下します。1回目は2時過ぎごろから日が翳ってしまいました。直射日光をしっかり受けないと全く充電できないというのはどのソーラーパネルでも同じだと思いますが、場所によっては物陰に隠れてしまい充電できなくなる可能性があります。設置場所には日光を遮るものがないように十分注意する必要があります。
1回目の充電は山間で行ったため、翳りが早かったため1時間しか充電できませんでした。
操作性とポータビリティ
持ち運びと設置の容易さ
MP200はやや重いものの、男性なら比較的簡単に持ち運ぶことができます。展開やポータブル電源への接続は非常に簡単で、約30秒で設置可能でした。この手軽さは、アウトドアや非常時において大きな利点です。
支える足の安定性
使用時に支える足の部分にやや不安定さが見られました。MP200には足が3つついているのですが、これら全てをきちんと支えるように立たせるには、若干難しさを感じました。今後の製品改良において、この点が改善されるとより使いやすくなると思います。
特筆すべき点
どこでも充電可能
MP200の最大の魅力は、どこでも充電できることです。これにより、旅行やキャンプ中でも安心してスマホや電気製品を使用できます。畳んで仕舞えば車中でも場所を取らないですし、必要なものは全てバッグにしまえるのが嬉しいポイントでした。
接続端子の防水性
本体は防塵防水規格に準拠しており、一定の雨でも耐性がありますが、接続端子は防水ではないため、使用時には防水対策が必要となります。特に屋外での使用においては、この点を考慮する必要があります。
総合評価
BLUETTI MP200は、その充電効率の高さとコストパフォーマンスで非常に優れていると感じました。他社製品との互換性を考慮した端子設計にも工夫が見られます。多様なデバイスやポータブル電源に対応できる柔軟性を保ちつつ、価格としてもいちいち価格の比較をする必要がないくらい最安値で販売されています。
しかし、天候に依存する充電性能や接続端子の防水対策や設置の難しさ、重さなどのいくつかの課題も存在します。ただ、これらはソーラーパネル特有の問題点でもあります。BLUETTI MP200に限らずソーラーパネル全体の使いにくさの部分でしょう。
それでも、無料で電力を確保できることには大きな魅力があります。特に非常時やアウトドア活動において、MP200は強力なサポートとなるでしょう。
BLUETTI MP200 購入のための情報
BLUETTI MP200の購入を考えている方に向けて、価格比較、お得な情報、割引、保証など、購入を検討している方にとって役立つ情報をまとめました。
価格保証
30日間のプライスマッチ保証
BLUETTIでは、購入後30日以内にBLUETTI公式サイトの価格が下がった場合、差額を返金することを保証しています。大きなセールが近い場合でも、時期を考えずに購入することができます。
割引セールの利用
BLUETTIでは、ブラックフライデーやその他のイベントで年間を通して割引セールを行っています。これらのセール期間を狙うことで、通常価格よりもお得に購入することができます。セール期間は概ね毎月行われています。直近でも11月24日からのAmazonブラックフライデーに合わせたセールが行われているようです。
保証とサポート
MP200は1年間の保証が付いています。この保証は、製品の品質と信頼性を示すもので、安心して購入することができます。他にも全国無料配送やアフターサービスなどのサービスが含まれています。そのほかの商品では2年〜6年ほどの保証がついているものもあるようです。
ポータブル電源と合わせて購入するとさらに割安になります。
まとめ
MP200は容量が大きいバッテリーへのアップグレードを検討している場合、MP200は直列または並列接続によって充電入力を増やすことができます。最初から大きな出力のソーラーパネルを購入するよりも複数枚購入した方がコストパフォーマンスがよくなることが多いようです。
BLUETTIは先ほども述べましたが、毎月のようにセールを行っていますので、購入の際はぜひセールを狙ってください。
今回ソーラーパネルを初めて使用してみましたが、こんなにも早く満充電できることに感動しました。もちろん天候に左右されますが、晴れた日であれば無料で電力を手に入れることができます。天気のいい日は洗濯物を干しながら、ソーラーパネルで充電して電気代を節約しようと考えています。
ぜひソーラーパネルを入手して、アウトドアライフを充実させてください!ここまで読んでいただきありがとうございました!