今回は先日車中泊で行った蓼科山登山の様子をお伝えします。車中泊で仮眠を取った道の駅や、無料駐車場、下山後に立ち寄った温泉などレポートしますので、蓼科山にこれから行こうと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
蓼科山前夜 車中泊は深夜の移動が鉄則
さて、蓼科山への登山前夜。夜に出発し高速で移動しました。私は渋滞が苦手なので主に深夜に移動をするようにしています。そうすると深夜に高速を利用すると渋滞がない上に深夜割引があり非常にお得なのです。渋滞に余計な時間を取られることもなく、30%オフで高速を利用できるので少しでもコストを抑えたい方にはおすすめですよ。
ただし見通しが悪いのとトラックが多いというデメリットもありますが…渋滞に巻き込まれるよりは遥かにマシかなあと思います。ちなみに深夜割引については下記のリンク先に詳しい情報があります。
地元スーパーで食料調達
山で食べる食料品や飲み物を購入するために麓のスーパーに立ち寄ります。もちろん夜中なので24時間営業のスーパーになってしまいますが、それでもコンビニで購入するよりはいくらか割安です。
今回は「西友諏訪湖南店」に立ち寄りました。茅野、諏訪湖周辺で24時間営業しているのは全て西友のようです。地元のスーパーは地酒やその町の特産となるものが安く買えることも利点の一つです。割引でちょっと安くなったおかずと一緒に食材を買い込みます。
星空とともに、道の駅「ビーナスライン蓼科湖」でひと休み
移動と買い物で疲れてきたのでそろそろ休みたいところですが、明日少しでも移動を減らしたいので蓼科山に近い道の駅に向かいます。最も近い道の駅は「ビーナスライン蓼科湖」のようです。スーパーからはおよそ40分くらいの道のりです。道の駅は基本的にトイレが24時間使用でき、駐車場も広めにあるため、こうした車中泊には非常に向いているスポットです。コンビニなどはお店の迷惑にもなってしまいますので車中泊する場所にはいつも気を遣っています。
道の駅にはすでに10台くらいの車が泊まっており、車中泊されているようでした。自分もすでに夜も遅いので早々に寝ることにいたしました。ここは空気も澄んでいて、星空が綺麗です。夜中ですが湖も間近に見ることができ、幻想的な風景でした。
昼間の賑やかな道の駅もいいですが、私は夜の静かな道の駅も大好きです。ここで3時間ほど仮眠をしました。
早朝に大河原峠へ
いよいよ時間となりました。天気は予報通り晴れでほっと一安心。出発する前にもう一度「てんきとくらす」で確認し、いざ出発します。ここから駐車予定場所となる大河原峠まではおよそ50分の道のりです。標高もかなり上がるので気合入れて運転しましょう。
途中1台しか走れないような林道も抜けて、ようやく大河原峠に到着しました。平日だから駐車場も空き気味で余裕を持って停めることができました。すでに広大な景色が楽しめるので、ここで一泊してもよかったかもしれません。トイレがあるのは本当にありがたいです。
トイレに行ってから出発の準備をします。準備をしている間にも数台の車がやってきて、同じように準備している方々を見かけました。自分みたいにソロで登る人は少ないようですが…。
地形図を見るに結構きつい登りもあるようなので、さっさと出発しましょう。
勾配がきつい蓼科山
大河原峠から頂上までの道のりはほとんどが樹林帯です。それだけに前半そこそこの登りをゆっくり登りながら森林浴を堪能できます。この山は急登⇨なだらか⇨かなりの急登という2段階構成の山です。前半の登りはさほど厳しくはなかったのですが、後半の蓼科山荘を過ぎてからの上りがなかなかのものでした。急登といって差し支えない上りです。
無理せずゆっくり登ることにします。
途中蓼科山がよく見えるようになります。お椀をひっくり返したような蓼科山の姿がよく見えます。
蓼科山頂ヒュッテが見えてくるとようやくきつい登りも終了です。蓼科山は頂上付近が平で広いのが特徴です。山頂の標識付近には蓼科神社があるなどかなりスペースにゆとりがあり、ある程度人がいてもゆっくり休む場所を見つけられる山だと思います。
この日は晴れているため360°が見渡せました。八ヶ岳や南アルプスなど、周辺の山々が見渡せます。
下山後は温泉へ
さて下りも当然ですが急勾配を降ることになります。登るよりも足に負担をかけないようゆっくり歩きますが、それでもかなり疲れます。蓼科山荘に戻ればひと段落ですが、その後もなかなか長く感じました。
実は今回蓼科山荘から南東側に降りて、双子山を経由して大河原峠に到着する予定だったのですが、降り切ったところでだいぶばててしまいまして、そのまま大河原峠に向かうことにしました。それでもばてた後の道のりは非常に重いので、改めて日頃の体力づくりをしっかりやろうと反省することとなりました。
ちなみにこれは南東側に降っているときに谷を歩いているときの写真ですが、進行方向がどこになるかわかりますか?
直進はロープが貼ってあるので不正解です。正解は左端にチラッと見える青いテープがあるところが進行方向です。沢沿いは道に迷いやすいポイントの一つですので、うっかり間違った道に入らないようにしないといけません。ルートファインディング…大事ですよね。
大河原ヒュッテが見えてきました。ようやく大河原峠に到着です。ここまでが非常に長く感じられましたが、なんとか到着してほっと一息です。バテてからここまでの道がとても長く感じました…。
やや休憩して早速温泉に向かうことにします。降りたら今度は早く汗を流したくなるものですよね。
下山後は一番近場の温泉「小斉の湯」へ
普段であれば「縄文の湯」や「河童の湯」を利用するところですが、この日が木曜だったためどちらもお休みでした。そこで今回は旅館の風情を残した温泉「小斉の湯」を利用させていただきました。
こちらは大人700円で源泉掛け流しの露天風呂が楽しめます。元々は旅館だったのですが、旅館を廃業し今は温泉だけになっています。受付をしてからやや長めの廊下を歩き、というか登り、露天風呂へ。平日だったおかげか他に誰もおらず、私一人で堪能させてもらいました。本当にいいお湯でした。
温泉が湧き出るところからは源泉をそのまま流しているからか。時折勢いよくお湯が吹き出します。なかなか湯量も豊富な温泉のようです。
最後はお蕎麦を堪能
下山して汗を流したら、次は腹ごしらえですよね。
今回はリーズナブルに色々なお蕎麦が楽しめる「そば蔵」というお蕎麦屋さんに立ち寄りました。こちらで親子丼+せいろ2枚で1,070円とお得なセットがあったのでこちらを注文。非常に満足して帰路につきました。正直一風堂にも心惹かれるものがありましたが。
道の駅の温泉もおすすめ
なかなかばててしまったこともあって途中道の駅「信州蔦木館」に立ち寄って休憩。こちらにも実は温泉があって700円でサウナやジャグジー、露天風呂などが楽しめます。まっすぐ帰るのであれば、国道20号を走ってこちらに立ち寄るのもありだと思います。体力に余裕があればここでもう一度温泉に入って、帰りも深夜料金で高速に入ることも考えましたが非常に疲れたので帰ることにしました。
まとめ
今回は蓼科山の山行記録や利用した道の駅、温泉、お蕎麦屋さんなどをご紹介しました。また八ヶ岳周辺に行った際には今回行けなかった縄文の湯や信州蔦木宿の温泉などもレポートできるといいですね。
体力不足は反省点ですが、快晴で気持ちのいい登山ができたので大満足の参考でした!また行けるように頑張りたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました!