頭を守る登山の必需品!ワークマンのヘルメットは使える?選び方も解説!

登山の安全を守るための必需品、それがヘルメット。でも、「ワークマンのヘルメットって登山に使えるの?」って思ったこと、ありませんか?それとも、やっぱり本格的な登山ヘルメットが必要?そんな疑問を全部解決します!この記事では、ワークマンのヘルメットからおすすめの登山ヘルメットまで、どれを選べばいいのか徹底解説。安全に楽しく山を楽しむための情報が詰まっています。ぜひ最後まで読んで、安全な登山を手に入れてください!

目次

ヘルメットは山に必要か

ヘルメットはいざというときに頭部を守ってくれる重要なアイテムですが、まだまだ認識されていない部分があり、つけずに登山する人も多いようです。ここでは登山を安全なものにするためにヘルメットの重要性について解説します。

特定の山域ではヘルメット着用が推奨されている

引用:長野県

登山の安全対策として、ヘルメットの着用は意外と見落とされがちなポイントです。しかし、ヘルメットは実際には命を救う重要なアイテムであり、特定の山域ではヘルメットの着用が推奨されているほどです。

例えば、長野県では以下のような山域でヘルメットの着用が推奨されています。

山域名指定する山域
北アルプス南部(無雪期)【岩稜帯】槍・穂高連峰のうち、北穂高岳から涸沢岳、屏風岩、前穂高岳(北尾根から吊尾根)一帯、西穂高岳から奥穂高岳、北穂高岳から南岳(大キレット)、槍ヶ岳北鎌尾根・東鎌尾根の区域【活火山】焼岳、乗鞍岳
北アルプス北部
(無雪期)
【岩稜帯】不帰の嶮周辺、八峰キレット周辺
南アルプス(無雪期)【岩稜帯】甲斐駒ケ岳、鋸岳
中央アルプス(無雪期)【岩稜帯】宝剣岳
その他(無雪期)【岩稜帯】戸隠山、西岳(戸隠連峰)【活火山】御嶽山、浅間山
◎積雪期滑落、転落、落石等の危険のあるすべての山域(雪山登山、バックカントリーを問わない)
引用:長野県 ヘルメット着用奨励山域

これらはいずれも標高が高く、切り立った岩が続くような滑落しやすい地域です。特に滑落した際、ヘルメットが頭部を守り、一命を取り留める事例が多数存在します。必ずしも全てのケースで保護できるわけではありませんが、頭部を守ることで助かるはずだった事故も多く存在するのです。

https://www.facebook.com/YamakeiOnline/posts/4175516515869587

   

落石からも頭を守る

さらに、落石からも頭部を守る役割を果たします。落石は想像以上に危険で、斜面を転がる石の速度は新幹線ほどの速さにもなり、それが体にぶつかった時の衝撃は想像以上に大きいのです。人間が蹴って落としてしまう可能性もあり、登山者の多い富士山のような山でも注意が必要です。実際、昭和55年には富士山で落石によって12名の方が命を落としています。また2014年に噴火した御嶽山では、頭上に降り注ぐ噴石によって命を落とした方もおられました。

したがって、登山の際にはヘルメットを着用した方が良いと言えるでしょう。その一方で、どんなヘルメットが良いのか、ワークマンのヘルメットは登山に使用できるのかという疑問もあるかもしれません。

ワークマンのヘルメットは登山に使用できるか

ここではワークマンのヘルメットが登山に使用できるかどうか、その選び方や使い方について詳しく解説していきます。

安価だが作業現場でも安全が図られるように設計されている

 ワークマンのヘルメットは、安価ながらも作業現場での安全が確保されるよう設計されています。厚生労働省の安全基準を満たしており、そのコストパフォーマンスの高さから登山に使用する人もいるようです。

特に飛来・落下物用と墜落時保護用のマークがついているものを選ぶ

引用:ワークマンカタログ

しかし、選ぶ際には特に飛来・落下物用と墜落時保護用のマークがついているものを選ぶことをおすすめします。これらのマークがついているヘルメットは、登山中の危険に対してある程度の保護性能を備えています。

厚生労働省の安全基準ではこの他にも電気用のものもありますが、登山に赴く上ではあまり関係ありませんので無視しても良いでしょう。

さらに、通気性や重量なども考慮して購入を決めることが大切です。登山ヘルメットの重量は100g台からあり、400gを超えると疲れを感じやすくなります。そのため、登山用でなくともなるべく軽量のものを選ぶと良いでしょう。

登山用ヘルメットの方が安全ではある

もし可能であれば、登山用のヘルメットを選んだ方が安全性は高いでしょう。登山用ヘルメットは、登山での安全基準を満たし、通気性も高く、疲労度も軽いため、長時間の使用にも適しています。

ワークマンのヘルメットは、登山用ヘルメットに比べてコスパが良いとは言え、”ないよりはよほどマシ程度”に考えておいてください。確かに、高価な登山用ヘルメットを買うのが難しい場合や、初心者のうちはワークマンのヘルメットでも良いかもしれません。しかし、より多くの登山を楽しむつもりなら、やはり登山用のヘルメット投資は必要と言えるでしょう。

ワークマンおすすめヘルメット

登山に挑むなら、安全とコスパを考慮してヘルメット選びは欠かせません。そのため、今回はワークマンのヘルメットやヘルメット関連商品から登山に比較的向いていると思われるアイテムを4つご紹介します。

通気口付きヘルメット 2780円

引用:ワークマンカタログ

このヘルメットは重量が335gと軽量で、通気性も確保されています。通気口があるため、長時間の使用でも頭部が蒸れすぎる心配はありません。

軽神電工用ヘルメットスチロール入り 2980円

引用:ワークマンカタログ

このヘルメットはワークマンの中でも最も軽量で、わずか270gです。それでいて国家検定をパスしているため、安全性も確保されています。ワークマンでヘルメットを選ぶなら、こちらのヘルメットが一番おすすめです。

ヘルメットインナー 399円〜780円

引用:ワークマンカタログ

ヘルメットは通常汗を吸収しないので、長時間使用すると汗が流れ落ちてきます。その対策としてヘルメットインナーを使用すると良いでしょう。軽量で汗吸収性に優れた素材を選びましょう。

ヘッドライト 2900円

引用:ワークマンカタログ

ヘッドライトは夜間やトンネル内での安全を確保するために必要なアイテムです。ヘルメットを装着した上で使用できるヘッドライトもワークマンにはあります。

引用:ワークマンカタログ

以上が、ワークマンのヘルメットの中で登山に向いていると思われる4つのアイテムです。ただし、これらのアイテムはあくまで登山用ヘルメットの代用品と考えてください。本格的な登山をする場合は、やはり登山用ヘルメットの方が快適で安心感があります。

本格的な登山を楽しむなら!おすすめの登山用ヘルメット5選

登山を安全に楽しむためには、頭部を守るヘルメットの選び方が重要です。特に本格的な登山では、頭部を保護しながら通気性や快適性も確保したヘルメットが求められます。今回は、信頼性の高いメーカーが手がける登山用ヘルメット5選を紹介します。

Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ハーフドーム

引用:Amazon

このヘルメットは約250gと軽量で、片手で操作できる調整ダイヤルやヘッドランプクリップ付きという特長があります。すっきりとしたデザインのサスペンションシステムも人気です。人気メーカーであるブラックダイヤモンドの中でも最も人気のある商品です。

MAMMUT(マムート) SKYWALKER 3.0 HELMET

引用:Amazon

重量334gのこのヘルメットは、前後左右からの衝撃に対応するため、内側の前面にフォームパッドを施しています。大きな通気口が設けられているため、頭が蒸れにくい設計となっています。リサイクル素材も使用され、環境基準も考慮されています。

GRIVEL STEALTH(グリベル ヘルメットステルス)

引用:Amazon

軽量化が施された200gのこのヘルメットは、通気性が高く頭が蒸れる心配がありません。20mmの厚さのポリスチレンパッドが頭部をしっかりと守ります。

Petzl(ペツル) シロッコ

引用:Amazon

このヘルメットは、160 g (S/M)、170 g (M/L)と今回紹介する中で最も軽量です。側部・後頭部を広く守るカバーと通気性に優れた設計が特徴です。ヘッドランプ取り付け用のクリップもついています。

EDELRID(エーデルリッド) マディーロ

引用:Amazon

折りたたみ可能なこのヘルメットは380gとやや重めですが、収納時には非常にコンパクトになります。安全基準も満たし、通気性も抜群です。コンパクトであるが故に雨蓋の中にも収まってしまうほどです。

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以上が登山におすすめのヘルメット5選です。それぞれに特長があるので、自分の登山スタイルや条件に合ったものを選びましょう。安全性と快適性を確保した上で、素晴らしい登山体験をお楽しみください。

まとめ

登山を楽しむ際には、ヘルメットの使用が欠かせません。特に高山を訪れる場合や、岩場などのスリル満点な地形を探検する際、滑落の危険性が高まります。また、他の登山者が多く集まる場所では、落石の危険性も考慮する必要があります。そういった状況に備えて、ヘルメットをしっかりと装着していくことが大切です。

ヘルメットを選ぶ際には、以下の要素を考慮しましょう。

通気性: ヘルメット内の温度や湿度が高すぎると、頭部が蒸れてしまい、快適性が損なわれます。また、適切な通気性が確保されていないと熱中症のリスクも上がります。

重量: ヘルメットが重すぎると、首や肩に負担をかけ、長時間の登山が困難になることがあります。軽量なヘルメットを選ぶことで、疲労を軽減し、長時間の活動もサポートします。

安全基準の遵守: ヘルメットは、頭部を落石や滑落などの危険から保護するための装備です。そのため、製品が厚労省や国際基準などの安全基準を満たしているかを確認することが必要です。

フィット感: ヘルメットが頭に適切にフィットしていないと、保護機能が十分に発揮されません。また、ズレたり揺れたりすると不快感を感じることがあるため、自分の頭に合ったサイズのヘルメットを選ぶことが重要です。

以上のことを踏まえて、自分にあったヘルメットを探してみてください。快適で安全な登山を楽しみましょう!

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