寒い時でも暑い時でも車で快適に過ごすのにポータブル電源は欠かせません。しかし、ポータブル電源は種類が多く、どれを選べばいいのか非常に難しいものです。容量がそこそこで使い道が多く、値段もお手軽なものがないだろうか…。
そこで一人での車中泊に相応しいポータブル電源としてBluettiのポータブル電源をおすすめします!
おすすめする点をわかりやすくご紹介しつつ、私自身でも実際に使ってみた感想を取り上げていますので最後までぜひお読みください!
安い買い物じゃないからしっかり情報を吟味したいですね!
ポータブル電源は車中泊に欠かせないアイテム
私は登山のために車中泊をよくします。登山口近くの道の駅などで仮眠をとるので、標高が高いおかげか夏はさほど困らないのですが、冬の寒さはなんとも耐え難いものがあります。
そこで快適に冬を過ごせる方法がないか調べた結果、ポータブル電源を用意して電気毛布を活用するのが一番コスパがいいという結論になりました。
今回Bluettiさんにポータブル電源を提供いただけましたので、他のポータブル電源と比較しつつ実際に使用してみることにしました。
ポータブル電源のチェックポイント
ポータブル電源でチェックすべきポイントは以下の8つです。その他にもデザインや重さ、大きさなどのポイントはありますが、ひとまずはこちらのポイントを確認しておきましょう。
よく比較されるポイントを確認しましょう!
1 定格電力、最大瞬間出力
2 電池の種類
3 ACでの充電時間
4 充電時、放電時の音
5 アフターケア
6 OEM品か 技術提供する立場
7 メーカーの実績
8 ECサイトのレビュー
定格電力、最大瞬間出力
ポータブル電源で一番注目が集まりやすいのはWhで表される容量です。こちらは使える電気の量を表していて、大きいほどたくさん電気が使えます。
あまり注目を浴びないのは最大電力や定格電力です。
定格電力とは一度に使用できる電力の量です。蛇口の大きさのようなもので、大きくなるほど電力を使う電気用品を使うことができます。逆に小さいと思っていたような電気製品が使えないことが多いです。定格電力が200W程度ですと、お湯を沸かすのは難しいでしょう。
また電気製品は起動時だけ使用する電力が大きいものがあります。それに対応できるかどうかが最大瞬間出力となります。
この定格電力や最大瞬間出力で使用できる電気製品が決まりますので、何を使いたいかに合わせてポータブル電源を選ぶ必要があります。
この説明だけだと具体的にどのような家電製品が使えるのかわかりにくいと思いますので、「電源専門店オンリースタイル」さんの消費電力一覧を参考にしてください。概ねノートパソコンは50W〜120W、電気毛布は50W〜90W、電気ポットは700W〜1000W必要とされています。
電池の種類
ポータブル電源はそのほとんどがリチウムイオン電池を使っていますが、実はさらにその種類が分かれています。
リン酸鉄リチウムイオン電池はこの種の中でも繰り返し充電できる回数が多く、耐久性が高いので近年注目されています。
今回ご紹介する「Bluetti EB3A」はリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しています。
ACでの充電時間
ポータブル電源はソーラー充電やソケット充電などできるものもありますが、一番多い充電方法は家でのAC充電でしょう。そのAC充電でどれくらい時間がかかるのか、という点も確認しておくべきポイントです。もちろん早く充電できる方が「行こう」と思った時にすぐ行動に移せるので便利です。
6時間もかかるようだと、いざ車中泊しようと思ってもなかなか外出できなくなってしまいます。
充電時、放電時の音
こちらは気になる人は気になるポイントです。充電時の音はともかく、放電時にあまり音が大きいようだと気持ちよく眠ることができません。なかなか比較することは難しいですが、クチコミなどから調べることはできます。ポータブル電源によっては放電時にあまりに大きい音が出て、睡眠に支障が出てしまうこともあるようです。
「Bluetti EB3A」の場合は充電時に若干音はしますが、電気毛布を使っている時はかなり静かに使用することができました。
アフターケア
ポータブル電源は容量の小さいものでも2万円、大きいもので10万円を超える高額の買い物です。そのためすぐ壊れてしまったら困るなんてものではありません。ある程度横並びになりやすいサービスではありますが、必ず確認するようにしましょう。一番多い保証期間は1年ですが、もちろん長いほど安心して使用することができます。
ちなみに「Bluetti EB3A」は2年間の保証がついています。(参考)
OEM品か
OEMとは、「Original Equipment Manufacturer」の頭文字を取ったもので、日本語では「相手先ブランド製造」などと訳されています。 意味としては、メーカーが自社ではないブランドの製品を製造することを指し、自動車や電化製品、化粧品、食品などさまざまな分野で取り入れられている生産形態です。
OEM品を提供しているようであれば、それだけ自社の技術力に自信があるということになります。聞いたことのない会社であればOEM品を出しているかどうか確認することでもある程度ブランド力を確認することができます。
メーカーの実績
メーカーの実績や創業からの歴史を調べておくこともある程度そのブランドの安心度を測ることができます。OEM品を出していてある程度歴史があるようであれば、安心して購入することができるでしょう。
ちなみにJackery、Anker、EcoFLOW、Bluettiの4社はポータブル電源メーカーの中でもかなり有名な方です。特にBluettiは直営店を運営しているほどですので、そんなところにも安心感がありますね。
ECサイトのレビュー
Amazonや楽天でのレビューもかなり役に立ちます。いい加減なブランドの製品であれば当然レビューや評価が悪いものになります。購入の前には一通り読んでおきたい情報です。
「Bluetti EB3A」はAmazonでの評価は星4つ(Amazon210件のグローバル評価2023/01/26現在)。コメントを見ても今回自分の感想と同じようなものが並んでいました。
Bluetti EB3Aのここがすごい!
さて、まずは今回提供いただいた「Bluetti EB3A」のここがすごいと思ったポイントをご紹介したいと思います。ポイントは以下の3つ!
✅出力AC定格 600W 最大1200W
✅30分で80%充電
✅ワイヤレス充電
定格出力がすごい!
3万円台のポータブル電源でお湯が沸かせるのはすごい
「Bluetti EB3A」は容量268Whのポータブル電源ですが、定格電力が600Wで最大1200Wまで出るので、普通にお湯を沸かすことができます。
普通この容量だと定格出力が200Wくらいのものが多いので、これはすごいですね。お湯を沸かすだけでなくご飯をたいたり、短い時間ならドライヤーも使えそうです。
外に出たい時にすぐ充電できる!
30分で80%充電ができる点も「Bluetti EB3A」のすごいところです。5時間以上充電に時間がかかるポータブル電源が多い中、30分で80%充電ができます。もしソケット接続するコードがあれば、80%家で充電して目的地まで行くまでに車で残りを充電しておくなどもできそうです。
ちなみに満充電までには1時間程度かかります。
電源上部にスマホをおくだけで充電できる!
「Bluetti EB3A」は電源の上にスマホをおくだけで充電ができるワイヤレス充電に対応しています。ということは充電のためにスマホ用のワイヤをいちいち持ってくる必要もありません。毎回色々な電気コードでごちゃごちゃしがちなので、これは本当に嬉しいですね。
使用するためにはポータブル電源のDCボタンをONにする必要があります。
Bluetti EB3A基本性能を比較する
上であげた3つのポイント以外での性能はどうでしょうか。私も人に勧める以上しっかり他のポータブル電源と比較することが必要だと感じましたので、実際に同じくらいの容量で有名どころのメーカーが発売しているポータブル電源を調べてみました。
200Wh台のポータブル電源の性能を比較してみた結果
200Wh台のポータブル電源を比較してみた結果が以下の通りです。
ブランド | BLUETTI | Jackery | エレコム | EcoFlow | ANKER |
製品 | EB3A | 240 | DE-AC05 | RIVER2 | 521 |
電池種類 | リン酸鉄 | リチウムイオン | リチウムイオン | リン酸鉄 | リン酸鉄 |
出力電圧 | 100V | 100V | 110V | 100V | 110V |
容量 | 268Wh | 240Wh | 222Wh | 256Wh | 256Wh |
出力 | 600W | 200W | 120W | 300W | 200W |
最大瞬間出力 | 1200W | 400W | 200W | 600W | 600W |
AC充電 | 1h | 5h | 6.5h | 70m | 2.5h |
ソーラー充電 | 200W | 100W | × | 110W | 65W |
UPS /EPS | 対応 | × | × | 対応 |
EB3A…圧倒的ですね!
ご覧の通り多くの項目で優勢となりました。やはり定格出力や最大瞬間出力の上限が突出していますね。
最近ではリン酸鉄を使用するポータブル電源も増えてきましたが、そのほかの性能では他の追随を許さないようです。
以下、まだ解説していないポイントがあるので詳しく述べます。
UPS機能は家で活躍できる機能
UPS機能とは停電時にパソコン等の電源が安全に落とせるように「時間と電力をバックアップしてくれる」機能です。家のデスクトップパソコンをこのポータブル電源につないでおくことで突然の停電の際、家のコンセントの代わりに電力を供給してくれます。
安全にシャットダウンする時間を稼いでくれることでデータの消失を防いでくれるので時間と電力のバックアップとなるわけです。
スマホでの操作も可能
「Bluetti EB3A」は専用のアプリで操作することもできます。私の場合は車の下の方にスペースがあるので、ここにポータブル電源をおけば、車室の中も広々使うことができるんです。あらかじめ使う電気製品をつないでおき、ポータブル電源は邪魔にならないところにおく、といった使い方ができます。
もちろん電気残量も確認できるので、アプリを使えばどこにおいても使用することができます。
Bluetti EB3Aを実際に使ってみる!
実際に「Bluetti EB3A」のありがたみを実感するために、2つの場面を想定して使用してみました。場所は家の近くの見晴らしのいいポイントです。
夜は夜景をみながら就寝し、起きたらコーヒーを飲みながら良い景色をみつつ仕事をするという車中泊の醍醐味を実践してみたいと思います!
期待が高まります!
車中泊をしてみる!
夜中に目的地に到着し、早速寝る準備もしました。断熱マットの上に電気毛布をしき、その上に広めの寝袋を広げます。電気毛布のコンセントを「Bluetti EB3A」にセット!
ライトは付属のものを間接照明代わりに使用して、窓の外に広がる夜景を眺めます。
電気毛布のおかげで体はぬくぬく、そしてなかなかの夜景…正直気分が盛り上がってきます。私は一人できましたが、二人で来ればなかなかのイベントになるのではないでしょうか。
ちなみに電気毛布で使用している電力は50W付近ですが、温まるといったん下がったりするのでいつもこの通りの電力を使用するわけではありません。スマホの充電もしながら、体を温めつつこの日は就寝しました。
コーヒーを飲みながら仕事をする!
翌日、温かい電気毛布のおかげでこの日は0℃だったにもかかわらず、6時間もぐっすり眠ってしまいました!
思った以上にぐっすり休めました!外は0度近かったんですが…
慌てて起床し近くのトイレでうがいしてから、目覚めのコーヒーをいただきました。この日は家にあったT-falの電気ポットでお湯を沸かします。ちょっと消費電力大きいから不安だったのですが…3分くらいでお湯が沸きました。
電力は30%近く消費。お湯は2、3回沸かすのが限度といったところでしょうか。まあ、2、3時間仕事するのには十分です。
窓を開けて景色を満喫しながら、電気毛布で体を温めつつ、コーヒーを飲み、仕事に没頭しました。いつもと違う環境で集中力もマックスで仕事に集中できたので、環境を変えてみたい方にはぜひ「Bluetti EB3A」を使って外で仕事してみて欲しいです。もちろんMacbookも充電しつつ使用しています。
景色がいいと作業も捗ります!
電力が残り5%になったところで仕事を終了し、帰宅しました。景色を満喫し、仕事にも集中できて大満足のプチ車中泊を経験できました。Bluettiさんありがとうございます!
(すぐ近くに登山口もあるので、仕事の前に軽く登山するというプランもありだと思います…!)
最近では3万円前後で購入できるようですね!
Bluetti 直営店が秋葉原にオープン!
Bluettiさんの直営店が秋葉原に2022年12月にオープンしたそうです。実際に商品を見て、触れて、BLUETTI製品を体験することができ、操作方法や使い方の相談までできます。興味のある方はぜひ訪れてはいかがでしょうか。
BLUETTIストア秋葉原店
住所:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町14番地
電話番号: 03-6811-6968(法人専用お問合せ窓口)
E-mail:info@bluettipower.co.jp
最寄り駅:秋葉原駅 神田駅 岩本町駅
まとめ
今回は「Bluetti EB3A」をご紹介しました!定価はもっと高いのですが最近では3万円台で購入できるので、とてもお買い得に感じます。
一人での車中泊であれば十分にその役割を果たしてくれるでしょう!
割と手頃な価格で車中泊を快適にしてくれます!
この記事の他にも車中泊に関する記事をたくさん書いておりますので、ぜひそちらもご覧ください!ここまで読んでいただきありがとうございました!