登山が趣味の人にとって、もしお子さんがいるのであれば一緒に山に行くのは一種の夢のようなものでしょう。もし登山が気に入り、同じように趣味としてくれるならこれ以上ない喜びでもあります。
しかし登山用にウェアを購入するとなるとなかなか高額になり揃えるのが難しく感じるのも事実です。すぐに成長してしまう子どもの成長に合わせて登山ウェアを買い換えるのはなかなか金額的に難しいものがあります。
そこで今回は安価で性能の良いウェアを次々と生み出しているワークマンから子ども用のサイズが発売されていて、登山に活用できる商品をご紹介したいと思います。さらにワークマンでは揃えられない登山用ウェアも、Amazonなどオンラインで購入できるものからおすすめをピックアップしました。
子どもを登山に連れて行く際の注意点などもまとめましたので最後までぜひお読みください!
子どもを山に連れていきたい!
登山が趣味でお子さんがいるのなら、山に連れていきたいと思うのはごく自然なことです。もし同じような趣味としてくれるなら最高のパートナーとして、理解者としてこれほど嬉しいものはありません。
また登山の教育的効果も無視できません。普段の生活から隔絶された世界で、子どもは普段の便利さに感謝し、自然の偉大さに崇敬の念を抱くことでしょう。山を登るということそのものについても、困難さを乗り越えた先の達成感や成功経験が自然と自信をつけさせてくれることでしょう。
このように子どもを山に連れて行くことには、大人から見ても大きなメリットがあるものです。
子ども用登山ウェアにどこまでかけられるか
しかしそうなってみると子どものために登山ウェアをどうするかという問題が出てきます。もちろん子どものためにお金をかけること自体は嫌だと思う人は少ないでしょう。それでも子どもの成長に合わせて新しいサイズを買い揃えるとなると、そのかかるコストに頭を抱えたくなるのも事実です。
「子どもにはお金がかかる」そうわかってはいても、大人のように何年間も着られるわけではありません。それがお子さんを山に連れて行く一つの壁になってしまいます。
ワークマンならコスパよく登山ウェアを揃えられる
そこでワークマンの登場です。ワークマンは元は作業現場用のウェアなどを取り扱う企業でしたが、最近ではアウトドアなどでも使用できるようさまざまなデザイン、用途に応じた商品を販売、開発しています。
2023年にはさらにファッション力の向上にも力を入れていて、新たなファッションブランドとして名を広めようとしています。
そんなワークマンなので、子ども向けでもファッション性があり、なおかつ機能性も十分で、リーズナブルな価格設定のコスパの良い商品を生み出せているのです。
ワークマンで購入できるジュニア用登山ウェア3選
ワークマンではジュニア向けのサイズ展開はまだまだ広がっておらず、まだまだこれからという印象もありますが、WEB限定商品で購入できる商品の中から、コスパがよく、登山に向いていると判断したものから今回は3つご紹介します。すぐに売り切れになりやすいので、掲載した時期にはすでに在庫切れの可能性もあります。あらかじめご了承ください。
ブロックフリーストレッキングクルーネック For JUNIOR(フォージュニア)
秋のハイキングから冬のトレッキングまで、子どもたちのアクティブなアウトドアライフを支えるブロックフリーストレッキングクルーネック For JUNIORは、たったの680円で、機能性とスタイルを兼ね備えた理想的な一枚です。6種類のカラーバリエーションは、どれを選んでも子どもたちの個性を可愛らしく、おしゃれに映し出します。
このフリースは、薄手ながらも暖かさを保ち、肌寒い日のアウトドア活動に最適。特に注目すべきは、運動時の蒸れを軽減する両脇のハニカムメッシュ構造です。子どもたちがいかに元気に動き回ろうとも、この設計が体内の熱を効率的に逃がし、快適な着心地を保ちます。
素材はポリエステル94%とポリウレタン6%のブレンドで、耐久性と伸縮性を高いバランスで実現。対応身長135〜155cmのジュニアたちにぴったりフィットし、成長期の子どもたちにも長く愛用してもらえるよう設計されています。アウトドアシーンはもちろん、日常使いにも最適なブロックフリーストレッキングクルーネックで、お子様の秋冬の冒険をより豊かなものにしましょう。
AERO STRETCH(エアロストレッチ) ジュニアウォームクライミングパンツ
AERO STRETCH(エアロストレッチ) ジュニアウォームクライミングパンツは、子どもたちが自由に動き回るために必要なすべてを備えており、お手頃な980円で販売されています。春の風がまだ冷たい時期から、秋の落ち葉を踏みしめる季節まで、3シーズン活躍するこのパンツは、ジュニアたちのアウトドア活動の新しい相棒になること間違いなしです。(夏にはやや暑いです)
高度なストレッチ性能を持つエアロストレッチ素材は、どんなに激しい動きにもしなやかに対応。クライミングカットと3Dムービングカットが組み合わさって、登山はもちろんのこと、キャンプや遊びの中でも子どもたちの動きを妨げません。また、撥水加工が施されているため、急な雨や水辺の活動も安心して楽しめます。
裏トリコット生地の採用により、寒い日でも暖かく、快適な着心地を実現。素材構成はレーヨン75%、ナイロン20%、ポリウレタン5%という絶妙なブレンドで、耐久性と快適性を両立させています。対応身長115〜155cmと幅広いサイズ展開で、急激に成長する子どもたちにも長く愛用いただける一着です。アウトドアだけでなく、デイリーにも活躍するAERO STRETCH ジュニアウォームクライミングパンツで、子どもたちの活動範囲を広げましょう。
DIAMAGIC DIRECT(R)(ディアマジックダイレクト)ジュニア防風防寒ジャンパー
DIAMAGIC DIRECT(R)(ディアマジックダイレクト)ジュニア防風防寒ジャンパーは、子どもたちが冬の厳しい環境下でも暖かく過ごせるよう設計された、高性能でスタイリッシュなアウターです。お求めやすい1900円で、寒い季節のアウトドア活動に最適な一着を提供します。
このジャンパーの最大の特徴は、DIAMAGIC DIRECT(R)加工による優れた耐久撥水性能です。50回の洗濯を経ても撥水効果が持続し、雨や雪の中でも子どもたちをドライに保ちます。加えて、アクリルコーティングされた表生地は防風性に優れており、冷たい風をしっかりと遮断。体温の逃げるのを防ぎながら、快適な体温維持を助けます。
サイクルカットを採用することで、子どもたちがしゃがんだときにも背中が出にくく、防寒性をさらに強化。ポリエステル100%の素材は耐久性が高く、頻繁な洗濯やアクティブな動きにも耐えうる品質を誇ります。
子どもたちが冬の冒険を存分に楽しむための、DIAMAGIC DIRECT(R)ジュニア防風防寒ジャンパー。お子様の成長と共に長く使える、信頼の防寒アイテムとしてお勧めします。
Amazonで購入できるジュニア対応の登山ウェア
登山ウェアは上記にあげたウェア以外にもクライミングパンツや登山靴など必要なものは多々あります。そこで上記にあげたウェア以外についてAmazonなどのネット通販で購入できるコスパの良い商品をご紹介します。
価格は2023/11/05のものですので参考程度に捉えてください。
[ハイテック] HT KID29 ストロールミッドWP キッズ
[ハイテック] ジュニア防水トレッキング アウトドア スニーカー HT KID29 ストロールミッドWP キッズは、子どものための理想的なフットウェアです。価格は3465円〜と手頃でありながら、優れた機能性を備えています。
このスニーカーの最大の魅力は、あらゆる地形での高いグリップ性と耐摩耗性を誇るアウトソールです。これにより、子どもたちは街中の散策から山道でのトレッキングまで、様々なシーンで安定した歩行を楽しむことができます。また、高いクッション性が衝撃を和らげ、長時間の使用でも快適さが維持されます。
デザインはオーソドックスなスタイルで、アウトドアウェアはもちろん、普段の街着にもしっくりと馴染みます。調整可能な長めのシューレースホールは、子どもの足に合わせて最適なフィット感を実現。そして、防水機能の搭載により、水たまりや雨の日でも足元をドライに保ちます。
イギリス発のアウトドアブランド、ハイテックによるこのスニーカーは、ジュニアサイズの21cm〜と幅広いサイズ展開も魅力の一つ。子どもたちの成長と共に新しい冒険をサポートする、信頼できるトレッキング スニーカーです。
Lanbaosi アンダーウェア [UVカット・吸汗速乾]
Lanbaosi アンダーウェアは、子どもたちのアクティブな動きをサポートするための多機能性と快適性を備えた理想的なインナーウェアです。価格は1104円〜とリーズナブルで、サイズも120cmから160cmまで幅広く提供されています。
このウェアの主な特長は、接触冷感、吸汗速乾、防菌防臭、UVカットといった機能を一つに集約している点です。子どもたちが夏場に外で遊ぶ際には、これらの機能が強い日差しや暑さから身を守り、快適な状態を保つのに役立ちます。
さらに、どんな動きにも対応するストレッチ性に優れた素材を使用しており、フィット感が非常に良いので、子どもたちは身体を自由に動かすことができます。インナーウェアとしてはもちろん、カジュアルなスポーツTシャツとしても活用可能で、多様なシーンでの使用に適しています。
肌触りの良さもポイントで、縫い目はフラットに縫製されており、着用時のストレスを軽減します。子どもたちの敏感な肌にも優しい設計で、一日中快適に過ごせるアンダーウェアです。
[キャラバン] ソックス 132010 RLドライノヴァ・キッズ
「キャラバン ソックス 132010 RLドライノヴァ・キッズ」は、小さな探検家たちの足元を快適に保つための高機能ソックスです。価格は1000円で、サイズはXXSからSSまで展開されています。
素材はアクリル42%、コットン42%、ポリエステル10%、ナイロン4%、ポリウレタン2%という組み合わせで、天然系デオドラント加工「ロンフレッシュ」を施しています。この加工により抗菌防臭と吸汗速乾機能を兼ね備えており、アクティブな子どもたちの足を常にドライで清潔な状態に保ちます。
また、指先からかかと、足首周りにはクッション性のある中厚のパイル編みが施されているため、登山や長時間の遊びにも対応する快適性を提供します。履き口はルーズフィット構造となっており、締め付け感がないため、子どもたちも長時間の着用にストレスを感じません。
さらに、子どもたちが自分で正しくソックスを履けるように、右足用と左足用を区別しやすいデザインが施されています。漢字で「右」と「左」と表示されており、小学校1年生が学ぶ基本的な漢字なので、子どもたちにも分かりやすく、親御さんの手を煩わせません。
[ザノースフェイス] レインテックスユリイカ ユニセックス
「ザノースフェイス レインテックスユリイカ ユニセックス」は、冒険心に満ちた子どもたちのアウトドアデビューを応援するレインウェアです。価格は9460円からで、サイズ展開は110〜150となっています。
このセットにはジャケットとパンツが含まれており、初めてのアウトドア体験でも子どもたちを雨から守ります。特に目を引くのはリフレクティブなロゴプリントで、安全性を高めると同時にデザイン性も抜群です。パンツには着脱を容易にするためのサイドファスナーが施されており、子どもたち自身でも簡単に扱えます。
また、コンパクトに収納できるスタッフサックが付属しているため、使わない時はバックパックにしまっておくことができ、持ち運びも楽々です。記名ラベルが付いているので、学校の遠足やキャンプなどの集団活動でも自分のものを見失う心配がありません。ウエストはスピンドル仕様で、子どもの成長やその日の着こなしに応じて調整可能です。
子どもを山に連れて行く上で注意すること7選
子どもを連れて山に行くことはこの上なく楽しい体験となりますが、大人と同じように考えると危険です。子どもを山に連れて行く上で特に注意することを7つにまとめましたので、出発前にぜひご確認ください。
装備の選択
子どものための登山装備は、成長とともに変わる体のサイズに柔軟に対応できるものを選びましょう。適切なサイズの登山靴、防水性と通気性を兼ね備えたレインウェア、保温性のあるレイヤーが必須です。
登山に行く予定ができたら、一度着させてみてサイズが合うかどうか確認しましょう。
体調管理
子どもは自分の体調をうまく伝えられないことがあります。定期的に体調を確認し、水分や食事の補給はこまめに行いましょう。
特に子どもは脱水症状にかかりやすく、体温管理が大人ほど十分ではありません。適度に休憩をとり、水分補給や栄養補給をさせつつ、こまめに脱ぎ着させるなどして体温調整を手伝いましょう。
ルート計画
子どもとの登山では、距離や時間、高度に余裕を持たせたプランニングが大切です。緊急時の下山ルートを事前に確認しておくことも忘れないでください。登山は下山するのにも時間がかかるスポーツです。早めに決断し、下山し始めることも大切です。
天候のチェック
登山前には天気予報を確認し、悪天候が予想される場合は計画を変更または中止する勇気を持ちましょう。何より無事に帰ることが大切なことだとお子様にも教えるいい機会となるでしょう。
遭難防止の知識を教えておく
登山の基本ルールやマナー、自然との正しい向き合い方を子どもに教え、遭難防止のための基本的な知識を共有することが重要です。
もしはぐれてしまった場合にはどうするのかや、引率する人(保護者)が体調不良になった場合はどうするかなど、あらかじめケースを設定し、話しておくと良いでしょう。
適切なペース
子どもの体力やペースに合わせて歩くことが大切です。休憩を取りながら、子どもが楽しめるペースで進みましょう。
体が軽い子どもたちは時にはあなたよりも早いペースで歩くかもしれません。しかしスタミナは大人ほどあるわけではないのですぐにバテがきやすいものでもあります。適切に見守りつつ、山で歩く際のペースを教えてあげましょう。その上で子どもを先頭に歩かせれば子どものペースに合わせて歩くことができます。
緊急時の対策
応急処置キットやホイッスル、携帯電話など、緊急時のための装備を必ず携帯し、子どもにもその使い方を教えておきましょう。
応急処置セットなどは大人でも使い方がわからず、いざというときに困ることもあるでしょう。あらかじめ子どもと共に学ぶ機会を得ていれば、子どもとコミュニケーションを取りながら、楽しく学ぶことができます。三角巾の使い方などお互いに巻いて練習するのもおすすめです。
まとめ
子どもと山を楽しむということは非常に楽しいものでありながら、多くの学びの機会を子どもに提供する素晴らしい体験です。とはいえ子供用に装備を揃えるのに、主にコストの面で壁を感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそうした親御さんたちのために子ども用のウェアをワークマンで揃えるという趣旨で記事を作成しました。残念ながらまだまだジュニアサイズは少ないですが、それを保管するためにAmazonなどで購入できるウェアもご紹介しました。
子どもを山へ連れて行く上ではウェアだけでなく体調面などにも気を配らなければいけませんが、達成できた場合にはお子さんには素晴らしい体験をさせてあげられることでしょう。と同時に連れて行った親御さんにも忘れられない体験になるはずです。
今回の記事が多くの保護者の方の参考になれば幸いです。最後までありまがとうございました!