登山やアウトドア活動では、急な雨が降ることも少なくありません。晴れの日にはただのお荷物ですが、雨の日には頼りになるアイテムへと変わります。濡れた装備や着替えは風邪引きの原因ともなりかねませんので、山に入る際には是非とも持っておきたいですね。今回ダイソーにもザックカバーがあると知り、どれくらい登山でも使用に耐えるものなのか実際に購入してみました。
ダイソーなどで手に入るザックカバーは、激安価格で入手でき簡単に装着できます。本記事では、ダイソーやワークマンのザックカバーを取り上げ、ダイソーのザックカバーはどんな場面で使えるのか考察します。さらに、Amazonや楽天で買えるザックカバーの中から、アイデア抜群のおすすめザックカバーをご紹介していきたいと思います。
ダイソーのザックカバー特徴
ダイソーのザックカバーは、100円という圧倒的なコストパフォーマンスが特徴です。見つけるのに若干苦労しましたがバッグ関連の売り場で無事見つけました。ザックカバーというよりビニールをリュックに被せるという感じの方が正しいかもしれません。しかし、不意の雨に降られた時にこれがあれば、日帰りの登山であれば十分対応できるのでは…。
例えば山に慣れてない友達などとハイキングに行った際にこれを一つ持っていれば3人分は確保できることになります。初心者の方はザックカバーを知らないこともあるので、だいぶ結果が変わってきます。特に日帰りのハイキングや里山への冒険など、大きなザックを使わない場面では十分な性能を発揮するでしょう。
ただ、サイズは小さいので本格的な登山に使用することは考えない方が良いでしょう。強度も強くはないと思いますので、薮があるような山では使用は避けた方が良さそうです。さらに、紐を締めるためのドローコードがない点には留意が必要です。強風などの状況下で、カバーが幅を広げてしまい、飛ばされてしまう可能性があります。ないよりは良いですが、本格的な登山にはあまりお勧めはできません。
バッグ関係のコーナーにひっそりありました。
見つけるのにめちゃくちゃ探しました。
ワークマンのザックカバーとの違いや特徴を比較。
ワークマンのザックカバーとダイソーのものを比較すると、いずれもコスパの良さで共通していますがだいぶ特徴は異なっています。
ワークマンのザックカバーは、単品では販売されておらず、「INAREM GEAR シェルバッグ」に同梱されています。このザックカバーは耐水圧が10,000mm、透湿度が10,000g/m2/24hという非常に高性能な仕様で、登山で使用するには十分な性能を持っています。
ちなみに有名な登山ブランドのものでもザックカバーの耐水圧は2,000mm前後が普通です。
ドローコードが2つついているのもポイントで、これによりザックカバーをしっかりと固定できるだけでなく、使用するザックのサイズに合わせて調整することも可能です。また、取り外し可能な仕様となっているため、INAREM GEAR シェルバッグ以外のザックにも利用することができ、汎用性も高いと言えます。
ワークマンのザックカバーが単品で発売されれば、きっとコスパのいいザックカバーが手に入りやすくなると思うんですが、どうでしょうか?
ザックカバーをつける際に注意すること3点
ザックカバーは雨から大切な荷物を守るための頼れる仲間ですが、注意が必要なポイントも存在します。ここではザックカバーの一般的な注意点について解説していきます。
完全防水ではない
ザックの背面までは防水できないため、背中がどうしても濡れてしまうことがあります。そのため休憩中の時やテントを立てるためにザックを一度肩から下ろす際にはザックカバーを上にして置かないと、普通に濡れてしまいます。
それでもザックカバーがないとザックが雨を吸って重くなりますので、あるとないとでは大きく変わってきます。
背負えるドライバッグくらい出ないと完全防水は難しいです
きちんと固定する
ザックカバーを装着する際には付属するドローコードやベルトなどでしっかりザックに固定しましょう。風が強くなることもあります。飛ばされないようにしっかりと固定しましょう。
洗って防水処理をする必要がある
長期間使用していると、ザックカバーの防水効果が劣化してしまうことがあります。また汚れが防水効果を落とすこともあります。時々、洗浄と防水処理を行うことが重要です。これにより、新品同様の防水性を保つことができます。
これらの注意点を踏まえながら、ザックカバーを正しく使うことで、荷物を雨や風からしっかりと守ることができます。
レインウェアや登山靴などもメンテナンスが必要ですね。
以前にも洗うだけで防水加工できるこちらの洗剤をお勧めしました
アイデア重視のザックカバー紹介!
ザックカバーは非常に多くの種類があり普通に紹介しても同じようなものを並べることになるので、特に面白いと感じたアイデア重視の視点で気になったものを紹介していきます。
施錠できるザックカバー
登山や旅行において、セキュリティが重要な場面に対応するための斬新なザックカバーです。通常の使用時には通気性や防水性を確保しつつ、必要に応じてザックをすっぽり覆って施錠できる仕組みが特徴。電車移動時やザックの郵送時にも便利で、ベルト部分を隠すことで邪魔に感じないのが魅力です。
暴風雨でも台風でも外れないクロスバックルバンドレインカバー
強風の中でもしっかりとザックを保護する、革新的なクロスバックルバンドレインカバー。縦横に反対側までベルトで閉め、絶対に外れないように固定することが可能です。この設計により、悪天候下でも安心して使用できます。さらに耐水圧5,000mmと性能も高め。コスパとしても良いものかもしれません。
日本製!風呂敷ザックカバー
日本製の防水風呂敷をザックカバーとして使用できる多目的なアイテム。様々な形状に変形させることができ、濡れたくないものをしっかりと覆えます。その防水力は非常に強力で、水が転がってもしっかりとはじき返します。防水性だけでなく、応用範囲が広いのが特徴です。
134cm四方の大きさなので大抵のものは包めますが、実際に使用する前に自宅でザックを覆えるか確認しておきましょう。
まとめ
ダイソーとワークマンのザックカバー、それぞれの特徴をまとめました。
価格と使いやすさ: ダイソーのザックカバーは手頃な価格で手に入り、保険として持っていけます。
注意点: ただし、風や傷に弱い点には注意が必要です。
サイズの範囲: リュック程度のサイズまで対応しており、日帰りハイキングやアウトドア活動では使えます。
高性能な仕様: ワークマンのザックカバーは、非常に高い防水性と透湿性を備えています。「INAREM GEAR シェルバッグ」に同梱されており、合わせて高い防水性を持ちます。
単品販売はなし: ただし、ザックカバー単品では販売されておらず、セット商品での提供となっています。サブスク単品での需要もあると思いますので、単品発売を期待しています。
どちらのザックカバーも、使い手のニーズや好みに応じて選択すると良いでしょう。ある程度の本格的な登山の場合はワークマンのザックカバーが適しているかもしれませんが、手軽に使いたい場合や、強風の心配がないハイキングのようなシーンではダイソーのザックカバーも十分な性能を発揮します。選ぶ際には、自身の使用状況や要件に合ったザックカバーを見つけましょう。