登山用にワークマンでレインウェアを購入しようとしても、あまりに種類が多くて困りませんか?私は店で眺めていても、どれがいいのかわからず結局買えなかったことがあります。
この記事では登山でも使用できるお勧めのレインウェアを厳選してご紹介します。
登山に必要な性能を理解して、ワークマンでお得に登山ウェアを揃えましょう!

今回はワークマンのレインウェアを紹介します!
2023/03/16 2023年春夏の情報に更新しました!
ワークマンをすすめる理由
僕がこのブログでワークマンをお勧めしているには理由があります。
それは安くて品質が良く、応用をきかせれば色々と登山に活用できるからです。
ワークマンの人気は安くて高品質だから

ワークマンは「安全で快適な作業環境の創造」「安く売って儲かる仕組みを作る」をモットーにしている企業です。
長年の作業服で培ってきたノウハウがアウトドア製品にも生かされており、ここ最近では登山でも使用している人が増え続けています。
特にレインウェアは種類が豊富!
特にワークマンのレインウェアは外で作業する人のためにかねてより多くの製品が生み出されてきました。登山でレインウェアに必要な性能は雨天時に外で作業するのにも必要な性能でもあります。
そんな理由からか、ワークマンのレインウェアは登山にも適した商品が出てきています。
登山にレインウェアは必要!

登山に行くとなった時に登山用のレインウェアは必ず持っていくものです。それは主に以下の理由から。
夏では熱中症も心配しなくてはいけませんが、体を冷やして低体温症になってしまうリスクにも気を払わなくてはいけません。
山で発生しやすい低体温症は雨や汗で体が濡れ、冷えることで起きます。過去には低体温症によって多くの方が集団でなくなる事故もありました。(参考:トムラウシ山遭難事故wiki)低体温症は山においては恐ろしいものなのです。


山での低体温症を甘くみてはいけません!
登山用のレインウェアは雨や汗で体を冷やすことから身を守る、とても大切なアイテムです。
レインウェアを選ぶ際のポイント

登山用のレインウェアを選ぶ際のポイントは以下の通りです。やや多いですが、特に大切なのは上3つの項目です。
・透湿度は10,000g/m2以上、耐水圧は10,000mm以上
・上下別で、パンツは靴ばきのままはける仕様であること
・ポケット部分はメッシュになっていて換気できること
・収納しやすいものであること
・できれば軽いもの
・できれば発光色でもしもの時発見されやすいもの
耐水圧が高いほど防水性が高い!

耐水圧は書いて字のごとく、防水性の高さを表しています。雨足が強いほど雨から受ける水圧は高くなりますので、耐水圧が強いほど大雨にも対応できるということになります。
ワークマンでの説明によると大雨に対応する耐水圧は10,000mmとされています。もちろん高ければ高いほど良いものですが、値段は高価になるのが普通です。
透湿度が高いほど蒸れにくい!

透湿度は内部の湿気をどれほど外に逃すか、を表す指標です。透湿度が高いほど蒸れにくく、内部の蒸れを防ぎます。
ワークマンでの説明によると激しい運動の場合は8,000〜10,000g/m2/24h以上が目安とされています。
ちなみによくある勘違いですが、登山はそれ自体がハードな運動ですのでどんなに透湿度が高くても完全に汗による濡れを防ぐことはできませんのでご注意ください。
上下別で靴を履いたままパンツが履けるものを選ぶ!
まず絶対に上下別のレインウェアを選びましょう。いわゆる上下一体のカッパでは風に煽られて結局濡れてしまいますし、さらに体勢を崩してしまうなど山中では大変危険です。
また靴を履いたままパンツが履けるものであることも重要です。

出発時点で雨が降っている場合はその場で着替えればいいので気になりませんが、裾が広がらないレインウェアだと、歩行中に雨が降ってきた場合に登山道で靴を脱いでレインウェアを着ることになってしまいます。ちょっと現実的ではないですよね。
ワークマンのレインウェアは裾が広がらないものも多くあるので、買う前に必ずチェックしておきたいですね。

雨が降っている中、登山道で靴を脱ぐのは厳しいですよね…
その他あるといい性能

上記で説明したもの以外にも「ポケット部分はメッシュになっていて換気できる」ことや、収納袋などがついていて「収納しやすい」、できるだけ「軽い」、できるだけ「明るい色」だと良いでしょう。

ポケット部分がメッシュだと内部の換気がよりしやすくなりますし、収納袋があれば荷物をパッキングするときに便利です。すぐ取り出しやすい位置に片付けやすくなります。
また軽いに越したことはありませんし、できるだけ明るい色であればもし遭難した際には発見しやすくなります。
好みもあるとは思いますが、登山用のレインウェアであれば黒や茶、緑など山に同化しやすい色合いは避けて、できるだけ明るい色のものを選びましょう。
おすすめワークマンのレインウェアを紹介!
一押しはINAREMストレッチレインスーツ!性能はこれが最強

チェックポイント
・脅威の耐水圧20,000mm 透湿度25,000g/m2/24h 収納袋付き
・4,900円ながら十分登山での使用に耐えられる
・惜しいのはズボンの裾が広がらず、靴ばきのままでは履けないこと
・INAREMレインパンツのみでの購入も可
INAREMストレッチレインスーツは耐水圧と透湿度がワークマンのレインウェアの中でもダントツに高く、まさに最強といえるものとなっています。収納袋など登山用のレインウェアに求めるものはほぼ揃っています。

4,900円で実現しているのがすごい…
ただ、惜しいのはズボンの裾を広げることができず、靴を履いたまま履けないということです。ここはぜひ改善してもらいたいですね。
登山用ではなく、普段使いと考えればオーバースペックといえるほどの高性能なレインウェアです。
透湿性にこだわるならINAREM PREMIUM レインジャケット

チェックポイント
・これも耐水圧10,000mm、 TOP部分は透湿度35,000g/m2/24h
・上のみで4,900円 パッカブルで簡単に収納できる!
こちらはINAREMシリーズの中でも透湿度に注目したレインジャケットです。そのため上部分しかありませんが、その場合は別売りのINAREMレインパンツを別に買いましょう。
非常に軽く、収納袋はありませんが単独でコンパクトに収納できます。見つけたら買いの一品です。

WEB限定でINAREMレディースレインスーツもある!

チェックポイント
・レディースはWEB限定商品
・耐水圧20,000mm 透湿度25,000g/m2/24h 4,900円
・色もベージュ、ピンク、パープルと柔らかい印象
INAREMレインスーツはWEB限定でレディースも販売しています。ただ店頭にあるものもユニセックスですのでサイズを確認しつつ購入することが可能です。
2023年裾も広げられるINAREMのクライミングパンツが登場

チェックポイント
・耐水圧20,000mm 透湿度25,000g/m2/24h 3,900円
・ズボンは幅広マチで靴を履いたまま着脱できる
・チャックでハーフパンツにもできる
・ただし収納袋は確認できないので、100円ショップなどで揃えること
耐水圧、透湿性能ともに定評のあるINAREMシリーズ。全シーズンまでは裾が広がるような対応するパンツがないために、登山用としては今ひとつだったのですが、2023年についに出ました。
その名も「INAREM2WAYクライミングパンツ」。耐水圧、透視度はINAREMストレッチレインスーツと同様で、裾がチャックで開くようになています。もちろんチャック部分にも防水処理がされており、ハーフパンツにもできる2WAY仕様となっています。
これなら登山靴を履いたまま着脱できますね。
収納袋はありませんが、100円ショップで化繊の袋を購入すればいいだけですから、さほどマイナスでもありません。
改善してくれないかな…と思っていましたが、すぐに改善してくれるワークマン。さすがです!

ワークマンさんありがとうございます!
これでINAREMシリーズで上下揃えることもでき、レイングローブも出ましたので、完全に防備することができるようになりました。
レインウェアを長持ちさせるためには使用後のお手入れが重要!

レインウェアは使用後家に帰ってから適切にケアすることで、その性能を長持ちさせることができます。ポイントは以下の5つ。
・汚れを落とす
・洗濯タグに従って洗う
・防水性を戻すために撥水加工をする
・保管する時はハンガーにかける
・折り目部分の防水性が弱りやすい!
レインウェアは汚れなどがあるとその部分の防水加工が劣化して、そこから水が滲み出ることも出てきます。そのため、使用後はできるだけ撥水させるレインウェア専用の洗剤で洗濯し、ハンガーにかけて保管しましょう。
収納袋に入れたまま保管していると、折り目になっている部分の防水機能が弱まってしまいます。
適切に保管して長持ちさせましょう。
そのほかAmazon等で買えるレインウェアも紹介!
今回はワークマンのレインウェアを紹介しました。しかし近くにワークマンがない場合もありますので、Amazonなど通販で買えるおすすめのレインウェアもご紹介します。
基本的に性能が高ければ高いほど、値段は高くなってしまいます。
[ミズノ] レインウェア アウトドア ベルグテックEX ストームセイバーV

Amazonでおすすめ表示される中で、性能が高く、信頼がおけるのがこちらのミズノのレインウェアです。登山専用なので、防水性が非常に高く、透湿度も激しい運動に対応できるものとなっています。
・耐水圧30,000mm 透湿度16,000g/m2/24h
・靴を履いたまま着脱可能
・収納袋あり、100回洗っても維持される撥水性
・高価だが、高性能。
2022/08/04現在12,685円ですが、店頭で買うとより高いことが多いので、この値段は格安な方だと思います。むしろワークマンがあの値段であの性能を生み出していることがすごいと改めて感心してしまいますね。
[マック]レインスーツ 耐水圧:20,000mm 透湿度:10,000g 3レイヤー

登山でも使用できる性能で10,000円を切る商品はこちらです。2022/08/04現在で9,475円。ワークマン以外で買えるレインウェアとすれば、仕様に耐える範囲で一番安価だと思います。
・耐水圧20,000mm 透湿度10,000g/m2/24h
・収納袋はバッグカバーにも、自転車のカゴカバーにもなる
収納袋の用途が幅広く、普段使いにも使用できるものとなっています。
Amazonでしばらくワークマンに匹敵する性能であの値段を実現するものを探してみましたが、なかなか見つからなかったですね。改めてワークマンの企業努力に頭が下がります。
まとめ
今回はワークマンのレインウェアをご紹介しました。
INAREMレインスーツのズボンの裾が広がるようになりさえすれば、まさに登山用レインウェアとして完璧なんですが、改善されるまでレインスーツジョーカー2でしのぎましょう。

それでも低価格で高性能を実現しているのは間違いありません!
最近では私の家の近くにあるワークマンにも常にお客さんが多くいる状態で、客層も女性や子供づれで訪れる方が多くなっている気がします。
もっともこの前いた時はファンつきジャケットを購入する男性のお客さんでごった返していましたが笑。

ワークマンの商品は一度売り切れると再度納入されるまで時間がかかることがありますので、購入する際にはお早めに店頭に行くか、オンラインショップで購入してしまいましょう。
夏の登山に適したワークマンのウェアについては以下の記事で詳しくご紹介しています。そちらもぜひご覧ください。

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