登山中の日焼け対策に最適!フェイスカバーの選び方とその効果について徹底解説

登山は日焼けという点においては肌にとっては厳しい環境ともなります。太陽の直射日光は、山頂へと近づくほど強くなります。特に夏場の登山は、紫外線との戦いとも言えるでしょう。

この記事では、「フェイスカバー」に焦点を当て、登山者が紫外線からしっかりと自分を守るための具体的な方法を解説します。山での日焼け対策の重要性、フェイスカバーの選び方、その使い方といったテーマを深掘りします。登山をより安全で、より楽しむための一助になればと思います。皮膚を守りつつ、登山が最高の経験になるようにしましょう!

目次

なぜ登山中の日焼け対策が重要なのか

引用:ウェザーニュース

山の頂に近づくほど紫外線の強度が増すと言われています。これは、高度が上がると大気の層が薄くなり、地上に比べて紫外線が直接肌に到達しやすくなるためです。さらに、山頂の近くでは雪や岩から反射した紫外線も受けやすく、通常の日常生活よりも高い紫外線量を受ける可能性があります。(参考:気象庁「標高と紫外線」

紫外線が体に与えるリスクとは

紫外線は皮膚にさまざまな影響を与えます。一時的な日焼けや肌の赤みだけでなく、長期的には皮膚の老化や皮膚がんのリスクを高めます。UVAは皮膚の真皮層に到達し、コラーゲンやエラスチンの破壊を引き起こし、肌のたるみやシワを招きます。UVBは皮膚の表皮層に作用し、紫外線による日焼けや炎症を引き起こします。長時間にわたる紫外線の暴露は、遺伝子の変異を引き起こし、皮膚がんの発生リスクを増加させます。(参考:環境省「紫外線による健康影響KOSE

放っておくと重大な健康のリスクも

具体的な例を挙げてみましょう。登山者が日焼け対策を怠った場合、短期的には痛みを伴う日焼けや肌の赤みが生じ、寝るときにヒリヒリとした痛みに苦しみます。昔日焼け対策を全くせずに夏の八ヶ岳にいった際に、夜テントの中で顔のヒリヒリに我慢できず一晩中濡らしたタオルを顔に当てていた思い出があります。首の後ろも痛かったですね。

一方、長期的な影響としては、肌の老化が早まる可能性があり、シミやシワが増えるだけでなく、皮膚がんのリスクも増大します。特に、慢性的に紫外線を受け続ける登山を趣味にする人は、紫外線防止対策を怠るとそのリスクが高まると考えられます。

登山は楽しみながら自然と触れ合える素晴らしい活動ですが、紫外線から肌を守ることの重要性を理解し、適切な対策を講じることが必要です。

フェイスカバーを使うメリット

引用:Amazon

フェイスカバーは登山中の日焼け対策に大変効果的です。これは顔全体を覆うことで、紫外線から皮膚を保護し、日焼けや紫外線による肌のダメージを防ぎます。特に、UPF(紫外線防止係数)が高い製品を選ぶと、紫外線のほとんどを防いでくれるので、紫外線対策に大いに役立ちます。

フェイスカバーには防風する効果もある

また、フェイスカバーには日焼け対策以外にも様々なメリットがあります。例えば、防風効果です。登山では強い風にさらされることも多く、顔が冷えてしまうと体温調節が難しくなります。フェイスカバーは風を遮断し、顔を暖かく保つ助けとなります。さらに、乾燥した環境でもフェイスカバーは肌の保湿を助け、肌が乾燥しにくくなります。

素材の確認もしておこう

ポリエステル

ただし、フェイスカバーの選び方によっては、息苦しさを感じることがあります。そんな時は、素材選びが重要となります。通気性が良く、速乾性のある素材を選ぶと、息苦しさを感じにくくなります。例えば、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維は通気性に優れ、汗を速やかに吸収・発散してくれます。

耳が出るタイプかそうでないタイプか

また、フェイスカバーには耳が出るタイプと出ないタイプがあります。耳が出るタイプは、フェイスカバーを固定しやすいので風が強い日や動きが多い活動に適しています。一方、耳が出ないタイプは耳までカバーしてくれるので、紫外線対策や冷気からの保護には優れています。どちらを選ぶかは、自分の活動内容や環境によって選んでみてください。

おすすめのフェイスカバー

こちらではAmazonや楽天などで購入できるおすすめのフェイスカバーをご紹介します。実際に購入する際の参考にしてください。

[Wild Scene] フェイスカバー uvカット 冷感 

引用:Amazon

メイン素材: ポリエステル
UPF50+(UVカット率95%)
・通気性・接触冷感で夏場も快適
・吸汗速乾・耐久性に優れた生地
・サラサラと肌触りが良いポリエステル素材
・オールシーズン、屋外での幅広いシーンで活躍

息苦しくないUVカットフェイスカバー (UVカットフェイスマスク)B型

引用:Amazon

素材:ポリエステル89%、キュブラ11%
UVカット率98%以上の機能性生地使用

・息苦しくなく、メガネもくもらない構造
・首も守られる構造
・耳ゴムで激しく動いてもずれない
・立体構造で生地がめくれ上がらない

「キュプラ」は高純度の木材パルプや、コットンリンターと呼ばれる綿の実の種子の表面に付いている産毛のような短い繊維を原料として作られる繊維です。特徴としては吸湿性・透湿性があり、接触冷感がある上に滑らかな肌触りで裏地に適した繊維として重宝されています。(参考

YAKeNU UV CUT MASK UVカットフェイスカバー ヤケーヌスタンダード

引用:Amazon

素材:ポリエステル87%、キュプラ13%
UVカット率98~94%

・開口部を設けた2部式の構造だから、息苦しくなく、飲み物がそのまま飲める。
・吸汗速乾素材を使用
・動きに馴染む抜群のストレッチ性
・繰り返し洗濯してもUVカット効果持続

フェイスカバーの注意点

フェイスカバーは非常に便利で効果的な日焼け対策のアイテムですが、使用する際にはいくつか注意点があります。

適切に使用しよう

引用:Amazon

フェイスカバーは顔全体をカバーするように正しく装着することが重要です。鼻や口、顎までしっかり覆い、紫外線が肌に直接当たらないようにすることが大切です。耳を覆うタイプの場合は忘れずに覆っているかどうか確認を忘れずに。また、登山中は動きやすさも重要なので、適切なサイズのものを選び、必要に応じて調節しましょう。

敏感肌の人は混紡素材を選ぶ

引用:tunageru

長時間フェイスカバーを着用すると、一部の人には皮膚への摩擦による刺激が生じることがあります。敏感肌の人は、肌に優しい素材のものを選んだり、装着時間を適度に調整したりすることが望ましいです。そうした場合はポリエステルと肌に優しいキュプラとの混紡素材で作られたフェイスカバーを選ぶと良いでしょう。

その他の日焼け対策と組み合わせよう

フェイスカバーは日焼け対策の一部であり、それだけで十分とは限りません。登山時は日焼け止めクリーム、帽子を併用して、紫外線対策を強化しましょう。

顔だけでなく首の後ろや腕、足を出している場合は足も日焼けします。特に首の後ろは日焼けで痛みやすいですが、ネックシェードなどで守るようにすると日焼けせずにすみます。

まとめ

この記事では日焼け対策の重要性とフェイスカバーを使用することのメリットをお伝えしました。その上でおすすめのフェイスカバーや使用上の注意点などもご紹介しました。

山でなんの対策もせずに日焼けをすると火傷のような状態になり、後でかなり苦しむことになります。今回の記事を参考にして日焼け対策を適切にした上で登山を楽しんでください。

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