車中泊について色々と調べて行く過程で、車中泊ならではの怖い体験などをちらほら見かけたので特にサービスエリアや道の駅、山中などであった怖い話を4つまとめてみました。
怖い話といっても心霊とかではなく、リアルな方の怖い話です。
どんなリスクがあって、どんな対策が必要かを考えるきっかけにもなればと思います。
トラブルを避けて、楽しい車中泊をしよう!
怖い体験談を集めてみた(一部実体験)
ここでは私自身の体験談、X(Twitter)、サイトなどからできうる限りの車中泊中の怖い話を集めています。ちなみにリアルな話が中心です。
車を覗く男
車中泊で人がある程度いるようなパーキングに車を停めていると、人の目線も気になりますよね。でも車中泊を始めたばかりの時期には、あまり目隠しもせずに寝てしまうこともまあまああることです。
私も車中泊を始めたばかりのときは目隠しもせずに、マットと寝袋を敷いて寝ていました。その時の車は車中泊仕様というわけでもなく、フラットにはなるんですが凸凹が気になって寝付けなかったことを覚えています。
夜中妙な違和感を感じてふと目覚めました。なんとなしに窓を覗いてみると、前方の窓の外から誰かがのぞいているではありませんか!
ひえ!と思ったんですが、本当に驚くと声が出ないものなんですね。
俺と目があったその人はさっさとその場を離れていました。幸い車の鍵はかけていたので入れなかったと思いますが、鍵をかけていなかったらどうなっていたことか…。その時車の助手席にカバンを置いていたのでそれを狙った車上荒らしだったのかもしれません。
それからは目隠しを必ずつけて、鍵をかけて寝るようになりました。
本当にびっくりした体験でした!
目隠し(シェード)は車内の保温やプライバシー保護だけでなく、車内を見えないようにして犯罪を防止する役割もあるのです。
・車の鍵はかけて寝よう
・荷物は全部座席には必要最小限にしておこう
・目隠し(シェードをつけよう)
シェードについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
真夜中のノック
人気のない公園の駐車場を今夜の宿泊地と決め、明日のために早めに就寝した時のこと。もうすでに熟睡していた夜中の0時ごろ、車をノックする音が。
気のせいかと思って寝直したら、また再びノックの音がする。
気のせいじゃないと思うと、急に意識が覚醒する。慌ててドアを開くとーー
2人の警察官が目の前に立っていた。
何事かと理由を聞いたら、ドアをノックしたのは職務質問のためだった…。
※Twitterのツイートを参考にした創作です。
というような話は車中泊について調べると割とよく出てくる話です。SAやPAはともかくとして、人気のない公園や山中などで車中泊していると、職務質問とかでお巡りさんがノックしてくることもあるようです。
お巡りさんは仕事だろうけど、気持ちが落ち込みます…。
過去には山中で煉炭集団○殺などもありましたので、仕方のないことかもしれませんがノックされた方は本当にびっくりしますよね。私はまだ幸い経験はありませんが、きっとひどく動揺してしまう気がします。
・人の少ない場所での車中泊は稀に警察の職務質問を受けることがある
車中泊場所について詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
うるさくて起きたら…
観光地近くのダムの駐車場がいつも参考にしている車中泊ブログで穴場の場所だと知って、観光に行く前日にその駐車場に行った。
あたりは人気もなく、トイレもあり、車中泊には絶好のスポットである。
内心「これは本当に穴場だな」と喜んだ。しばらくどこに泊めるか迷ったが、せっかくだからと駐車場を独り占めするつもりで、駐車場の真ん中に車を停め、明日の行動を頭に思い描きながら一杯飲んでから就寝した。近くのコンビニで買ったお酒を飲んで気持ちよく寝ていたところ、
突然ブオンブオンという爆音に驚いて、飛び起きる。車には目隠し(シェード)をしているから、音はするが外の様子はわからない。しかし、シャードの隙間から差す光を見て背筋がヒヤリとする。
「え?え?」
嫌な想像が当たらないよう祈りながら、とりあえず確認しようと窓に貼り付けたシェードを意を決して外す。
何十台ものバイクに当てられるライトに目が眩む。
一瞬何が起きたのかわからなかったが、徐々に目が慣れてきて外の様子がわかるようになると、いかついバイクや乗っている少年たちの様子を見てはっきりと理解する。
ああ、暴走族に囲まれている…。
※Twitterのツイートを参考にした創作です。
人気がないところで静かに寝ていたら、暴走族に囲まれていたという恐怖体験ですね。これも割とよくあるトラブルだそうで、調べてみたら結構な数出てきました。
人気があるところでも集会をすることがあるそうです。特にバイクの駐車場やトイレの近くには集まりやすいそうですので、そうしたところからは離れて駐車したほうが良さそうです。
・人気のない広い駐車場は暴走族の集会に使われることもある
・サービスエリアなどでも集まることがある
・バイクの駐車場やトイレの近くは避ける
巨大な物陰に…
登山に行くために登山口近くの山中で車中泊をする人も多いですね。私も遠出をする時はほとんど車中泊をするのですが、山中で車中泊をすると大きな動物に“こんにちは”されることも多いようです。
私も夜中に山中を走っていたら、数十匹の鹿さんたちが道を占拠していて5分ほど見つめあった経験があります。夜中の鹿さんは目も光っててなかなかの迫力です。怖いというほどではないですが、ドキッとしますね。
山中で生活する動物も多くいますので、運転する時も車中泊する時もそのことを踏まえて行動しましょう。
・山中では突然鹿などに遭遇することがあるので、夜間の運転は要注意
サービスエリアなどでも油断は禁物
過去には車中泊で一人の女性を狙った性犯罪も発生しています。2012年のニュースですが、参考のためリンクを貼っておきます。
前述したように盗難事件も発生していますので、例え人の多いサービスエリアでも警戒するに越したことはありません。女性一人で車中泊する場合には十分に注意してください。
・人気のあるところで車中泊しよう
・就寝時には鍵をかけよう
・もしもの時のために防犯ブザーなども持っていこう
車中泊はリスクも踏まえて対策して楽しもう
ここまで色々と危ない話ばかり書いてしまいましたが、場所を考えたり、対策をすることで回避することもできます。
車中泊する際には特に以下の点については防犯上気をつけましょう。
・就寝する際には車に鍵をかける
・人気のない場所での車中泊は極力避ける
・警察の訪問を受けたくない場合は観光地用のコインパーキングなども利用する
場所選びについては以下の記事でまとめていますので、こちらもご覧ください。
雪の中の暖房には要注意!
車中泊は非常に狭い空間で一晩寝泊まりするため、車内の空気循環が心配なところです。特に雪が積もるような環境で一晩過ごす場合には、特に注意が必要です。まず以下の記事の抜粋からご覧ください。
北海道で車中の親子4人死亡 雪に埋もれCO中毒か
2013年3月3日 日本経済新聞
2日午後7時10分ごろ、北海道中標津町俣落の道道で雪のため車に人が閉じ込められていると付近の住民から119番があった。約2時間後に警察官らが駆け付け、雪に埋もれた軽乗用車の中で女性と子ども3人が心肺停止状態になっているのを発見、4人は病院で死亡が確認された。
道警はマフラーと窓がふさがって排ガスが車内に充満したため、一酸化炭素中毒で死亡したとみている。
(中略)
現場付近は暴風雪の影響で視界がほとんどなく、積雪は2メートル以上だった。消防への通報後、パトカーや救急車は除雪車の先導で現場に向かったため、到着に時間がかかった。
排気ガスには微量の一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は匂いもなく、微量で死にいたる大変危険な気体です。雪で排気ガスの排出ができず、車内に戻ってしまうと、このような悲しい事件につながります。そのほか車内で火気を締め切って使ったりなどでも同様に一酸化炭素が発生する危険性があります。
冬の車中泊は寒いかもしれませんが、できる限りエンジンは切り、防寒着や毛布、電気毛布などを使って暖まって寝るようにしましょう。下のリンクでは寒い場所でも暖かく寝るためのヒントをご紹介しています。
・車中泊する際はエンジンを切ろう!
・雪の中でエンジンを使う場合はマフラー付近に雪がないか確認しよう!
まとめ
今回は車中泊の怖い話を5点ご紹介しました。もしこんな怖い経験あるよ!という方はぜひTwitterアカウント@kurosaiki01に教えてください。
今回の記事を読んで車中泊する人が減らないといいなあ…。