登山をするのにパンツについて気にしたことはありますか?登山は長時間歩くスポーツですので、靴や靴下、パンツなどの足回りに関するウェアは歩きやすさ、疲れやすさに直結する重要なものです。
ワークマンはその作業服ブランドとしての実績から、毎年人気のクライミングパンツを発売しています。登山専門店で手に入る有名ブランドのクライミングパンツと比べて遜色なく、価格もお手頃なので多くの登山者も活用しているところです。
そこで2024年春夏の最新情報に加え、クライミングパンツの基本知識や以前実際に購入した際の感想などもまとめてお伝えしていきます。この記事を読めば概ねクライミングパンツの役割や最新のコスパ良いクライミングパンツの情報を知ることができるでしょう。
実際にDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを購入した感想もお伝えしています!
登山にはクライミングパンツが必須
登山は普段の生活と異なり、汗をたくさんかいたり、足の曲げ伸ばしも頻繁におこないます。
そのため普段の生活で使用しているズボンは登山には向かないことが多いです。
例えばジーパンは硬くて膝が曲げにくく、登山には向いていません。岩場や傾斜のきつい坂道を登る際には大きく足を曲げる必要があることもあります。硬いズボンの場合必要以上に疲れやすくなったり、足が届かないなんてことにもつながります。
さらに汗をかくとズボンの重量が体に負担をかけて、余計に歩きにくさを感じることになるでしょう。
またジャージはそれほど高くない山に登る分には困りませんが、高山になると寒すぎて体が冷えてしまうこともあります。また綿が中心になっていることが多く、乾きにくいこともデメリットとなります。もちろん化学繊維が合成されている場合はこの限りではありません。
クライミングパンツはそうした難点を解決してくれる便利なウェアです。
昔ジーパンで登ったことがありますが、とても後悔しました…
でも高いクライミングパンツ
乾きやすく動きやすいクライミングパンツを登山用品店で買おうとすると、なかなかの金額がします。モンベルのクライミングパンツだと7,000円から10,000円ほど。私は過去にアウトレットで購入しましたが、それでも5,000円くらいした記憶があります。
1万円近くしたクライミングパンツを1回の登山で破いたこともあります。
ところがワークマンでは1,900円〜2,900円でクライミングパンツを購入できます。作業服などでその強度に信頼がありますので、その性能にも大いに期待できます。
クライミングパンツに必要な機能を確認
そもそも初めて登山に行くというわけではない方でも、「クライミングパンツ」についてそれほど意識を向ける方って少ないような気がします。実際私も後々になってから歩きやすいズボンとそうでないズボンがあるなあ、と思っていたくらいですので、あまり意識を持っていない人が多いのではないでしょうか。
ですがクライミングパンツをきちんと揃えると、明らかに歩きやすさや快適さは変わってきます。ここではクライミングパンツに求められる機能についてまとめてみました。
動きやすさ ストレッチ性
登山は登りや下りで膝を頻繁に曲げたり、梯子や岩を登ることもあるので、特に膝の部分のストレッチ性は重要です。クライミングパンツの性能が積もり積もって足の疲労にも繋がりますので、きちんとしたものを用意したいですね。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツははいてみた感触はかなり柔らかい印象です。膝を曲げても違和感なく、とても歩きやすいです。さらに軽い。
すぐ乾く
汗や雨など何かと濡れがちなクライミングパンツはすぐ乾くものであることに越したことはありません。化学繊維ですぐ乾きやすく、汚れにくいものが向いています。綿のパンツは乾きにくく、登山には向いていないので避けましょう。ワークマンでは「クライミングパンツ」と銘打ってはいるものの、綿95%なんてものもありますので、購入の際には素材を確認しましょう。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを実際に履いてみた際、多少の雨であればレインウェアに履き替えなくても濡れませんでしたが、それでも何時間も雨に打たれると徐々に浸水してきます。完全防水というわけではないので、そこはやはりレインウェアに着替えた方が良さそうです。
撥水性
登山中、小雨が降る程度なら上半身だけレインウェア着るだけで続行することが多いです。いちいちレインウェアのパンツを履くのは大変ですからね。小雨程度ではすぐに濡れないような撥水性があると助かります。
また山によっては朝露などで草が濡れている中を歩くこともあります。撥水性がないと思った以上に濡れるので撥水性はやっぱりあって欲しいですね。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを実際に濡らしてみたところが写真の通りです。見事に撥水してくれました!
3種類のクライミングパンツを確認する
クライミングパンツと一言に言っても実は大きく3つの種類があります。基本的にはどの季節でもロングパンツでいいのですが、夏などはタイツにショートパンツという格好もよく見かけます。重要な要素ではありませんがここで3種類の違いを解説します。
ロングパンツ
クライミングパンツで一番オーソドックスなスタイルです。登山の基本は長袖長ズボン。どの季節でもこのスタイルで通せますが、寒い時期には中にタイツを着込んだり、厚手のクライミングパンツにしないとちょっと寒いです。
ちなみにワークマンでは春夏バージョンと秋冬バージョンのクライミングパンツが毎年交互に発売されます。
ショートパンツ
山の基本は長ズボンですが暑い時期はやはりショートパンツの登山客が増えます。もちろんこれ単体ではなくタイツと合わせるのが普通です。
タイツを履くと動きやすく涼しいので、特に登りの厳しい時には気合を入れるためにもこのスタイルで私も登っています。
ワークマンにはレギンスもあるので、DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツと合わせて着ることも可能です。
コンバーチブルパンツ
膝のところにチャックがついていて、ロングとしてもショートとしても使えるタイプです。状況に応じてどちらの使い方もできますがチャックがある分だけ若干重さが増します。
私の場合は1日目ロングで、2日目上りがきつい日にショートと使い分けをすることが多いです。夏はやはりタイツと組み合わせた方が涼しく感じますね。
ちなみにDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツや、レインウェアとしての性能を持つINAREM2WAYパンツはこのタイプになります。
実際につけようとしたら左右色違いに初めて気づきました!細かい配慮が嬉しい!
DIRECT®︎クライミングパンツは性能がすごい!
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツは私も購入してから夏用冬用交互に日頃から使用しています。購入した理由は機能性の高いワークマンのクライミングパンツの中でも、特に機能が充実しているから。
以下に列挙してみました。
・ポリエステル90%、ポリウレタン10%⇨乾きやすい
・ストレッチ性抜群
・超撥水 生地洗濯試験50回クリア
・ショートパンツにもロングパンツにもなる2WAY
・パンツの内側に撥水サコッシュ付き⇨あまり使わない
こんなに高性能で2,900円ですって⁉︎
クライミングパンツはこの商品に限らず5種類販売されていますが、いずれの商品も作った分は毎年売り切れるほどの人気商品なんだそうです。実際に登山に十分使用できる機能性で、1,900円〜3,900円で購入できるのは非常にありがたいです。
年間相当売れているようで、ワークマンでも一押しの商品です!
2024年春夏も引き続き人気のクライミングパンツ
2023年に引き続き、今年も人気のDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツ以外にも4種類あるクライミングパンツが販売されています。いずれもストレッチ性、撥水性がありながらもそれぞれ特徴があるので、それらを中心にご紹介します。
迷ったらまずはこれ!ノーマルのクライミングパンツ!
クライミングパンツ選びに困ったらまずはこれを押さえておきましょう、というのがこれ「AERO STRETCH クライミングパンツ」です。1,900円という破格の金額に関わらず、ストレッチ性や吸汗速乾など登山に必要な機能がついています。ノーマルと言いながらも、これが一番コスパのいい商品であることは疑いがないので、毎年一番の売れ筋となっています。
レインウェアに最適なクライミングパンツ!
以前はワークマンのレインウェアは裾が開かないので登山にはあまり進められないなあと思っていたのですが、昨年から販売されたこちらのパンツの登場で、それも解決しました。
その名も「INAREM 2WAY クライミングパンツ」。3900円で、耐水圧20,000mm、透湿度25,000g/m2/24hとレインウェアとしても優秀です。すでに発売されている「INAREM ストレッチレインスーツ」(4,900円)と組み合わせれば9,000円ほどで登山に使用できるレインウェアを揃えることができます。
通常は登山用品店で買うと安くてもレインウェアは2万円以上はするものですが、ワークマンだとだいぶコストを下げることができるので嬉しい限りですね。
もちろんゴアテックスのレインウェアに比べると性能は落ちるのですが、それでもこの性能にこの価格はコスパが良すぎると思います。何もないよりは遥かにマシでので、アルプスなどの2,500m以上の高山や過酷な山行に行くのでなければ、こちらでレインウェアを揃えても十分だと思います。
カラーが6種類もあるクライミングショートパンツ!
もう一つ今回クライミングパンツでお勧めなのが「AERO STRETCH クライミングショートパンツ」。夏の登山では定番のスパッツにショートパンツというスタイルにばっちりの商品です。
しかもカラーは豊富な6種類もあり、ファッション性も高い。自分好みのコーディネートで登山で着るのも楽しみになりそうです。夏向け性能も充実しており、吸汗速乾、UVカット性能もありますので、夏の登山でも蒸れることなく着ることができます。
1,900円ですからその時の気分に合わせて複数のカラーを揃えることができるのも魅力の一つですね!
虫が気になる人、暑さが苦手な人向けのクライミングパンツも!
虫が気になる人や暑さが苦手な人にはこちら「AERO GEARD STRETCH ICEクライミングパンツ」がおすすめです。名前は長いですが、「AERO STRETCHクライミングパンツ」に虫除け性能と冷感性能がついたものとお考えください。右足がわにはサコッシュもついており、2,500円で購入できます。
楽天、Amazon売れ筋クライミングパンツ
楽天やAmazonでクライミングパンツを探してみて、売れ筋商品や気になる商品をご紹介します。ただクライミングパンツの中には何故か「綿100%」のものが多く紛れ込んでおり、そういったものを除いています。さらにサクラコメントのついた商品も除きご紹介します。ちなみに価格は2024/03/20現在のものです。
Amazonはサクラのついた商品が多いんですよね…
メンズ [アウトドアプロダクツ] クライミングカーゴパンツ
まずはアウトドアプロダクツ(アメリカの会社)のクライミングカーゴパンツです。4,580円。こちら表地が65% ポリエステル, 35% 綿となっており、 裏地は 100% ポリエステルとなっています。ポリエステルは静電気が起こりやすい反面、乾きやすく摩耗に強い性質があります。そのため登山での使用にもおすすめできます。
さらにM〜5Lまでサイズがあるので、どんな体型の方でも安心してサイズ選びができます。こちらの商品サクラチェッカーで4.09/5の評価でした。
レディース [アウトドアプロダクツ] ポリプレーンウィーブ クライミングパンツ
こちらもアウトドアプロダクツのクライミングパンツです。3,278円。素材は92% ポリエステル, 8% ポリウレタンとなっています。ポリウレタンはポリエステルのような伸びない素材と合わせることで弾力性や伸縮性を持たせることができます。ということは速乾性に加えて、ストレッチ性にも期待が持てるということですね。
サイズはS〜LLまであります。サクラチェッカーでの評価は件数が少ないためありませんが、サクラ度は低かったのでご紹介しました。
メンズ [ラフルーレ] ハイテンションストレッチ クライミングパンツ
こちらは70% レーヨン, 25% ナイロン, 5% ポリウレタンのクライミングパンツです。2,690円。肌触りが良く吸湿性に優れたレーヨンに耐久性、速乾性に優れたナイロン、伸縮性のあるポリウレタンを合成した繊維で作られています。肌触りがあり吸湿速乾性があるため、登山におすすめできます。
ポリエステルのパンツでは肌触りが悪いという方にはこちらをおすすめします。サクラチェッカーでの評価は3.29/5で合格ライン。サイズはS~3Lまであります。
レディース [ラドウェザー] トレッキングパンツ
こちらはラドウェザー(日本の会社)のトレッキングパンツです。2,682円〜。素材はナイロン 95%、スパンデックス 5%となっています。スパンデックスはポリウレタンの別名で、これが混ざることで伸縮性やフィット感に貢献してくれます。ナイロンは速乾性の高い素材ですので、こちらも登山に生かせる性能を持っています。
サクラチェッカーの評価は3.99/5で合格となっています。サイズはXS〜Lまであります。
実際調べてみると綿100%のクライミングパンツが非常に多いです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はワークマンのクライミングパンツについて解説しました。購入した結果思った以上に性能が多く、履き心地が良いので値段以上の価値を感じます。
私は普段でもクライミングパンツをはいて生活しているので、この値段でクライミングパンツを買えるのは本当にありがたいですね。
普段も登山スタイルになるのは登山者あるあるです!
お値打ちのクライミングパンツを購入して快適な登山をお楽しみください!