ワークマンの登山ウェアの中でも特に人気のクライミングパンツが実際にどのような着心地なのか、実際にクライミングパンツを購入してレビューしました。
レビューだけでなくクライミングパンツに必要な性能なども解説していますのでどうぞ参考にしてください!
今回は2023年春夏カタログをもとに最新のお勧めできるクライミングパンツをお勧めしていきます!

実際にワークマンに行ってDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを購入してみました!
登山にはクライミングパンツが必須

登山は普段の生活と異なり、汗をたくさんかいたり、足の曲げ伸ばしも頻繁におこないます。
そのため普段の生活で使用しているズボンは登山には向かないことが多いです。

例えばジーパンは硬くて膝が曲げにくく、登山には向いていません。汗をかくとズボンの重量自体が体に負担をかけて想像以上に疲労感があると思います。

またジャージはそれほど高くない山に登る分にはそれほど困りませんが、高山になると寒すぎて体が冷えてしまうこともあります。
登山にはクライミングパンツを揃えて、快適に山を登りたいものです。

昔ジーパンで登ったことがありますが、とても後悔しました…
でも高いクライミングパンツ
乾きやすく動きやすいクライミングパンツを登山用品店で買おうとすると、なかなかの金額がします。モンベルのクライミングパンツだと7,000円から10,000円ほど。私は過去にアウトレットで購入しましたが、それでも5,000円くらいした記憶があります。
ワークマンでは1,900円〜2,900円で揃います。作業服などでその強度に信頼がありますので、性能に期待して今回購入してみました。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツは性能がすごい!

今回カタログで特にDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツが気になったので購入しました。気になったというのはその性能があまりに高すぎるから。
以下に列挙してみました。
・ポリエステル90%、ポリウレタン10% 乾きやすい
・ストレッチ性抜群
・超撥水 生地洗濯試験50回クリア
・クライミングベルトで締め付け調節
・ショートパンツにもロングパンツにもなる2WAY
・ベンチレーション機能を持つメッシュポケット
・パンツの内側に撥水サコッシュ付き
・発光リフレクト、カラビナつけられる
・これだけあって2,900円!

こんなに高性能で2,900円ですって⁉︎

これほどの性能を持つクライミングパンツを今まで購入したことがありませんでしたので、興味が湧いて購入し、実際に履き心地などを確かめてみた次第です。
こんなに性能があって2,900円でいいのだろうか…?
かなり売れている様子。
売り場に行ってみると、クライミングパンツだけで1コーナーできていていました。しばらく探したんですが、入ってすぐのところにコーナーがあることに気づかずにウロウロしてしまいました。
コーナーをみているとパンツがかなり乱雑になってしまっていて、色々な人が物色していたことが伺えます。

年間相当売れているようで、ワークマンでも一押しの商品です!
クライミングパンツに必要な機能を確認
動きやすさ ストレッチ性

登山は登りや下りで膝を頻繁に曲げたり、梯子や岩を登ることもあるので、特に膝の部分のストレッチ性は重要です。
クライミングパンツの性能が積もり積もって足の疲労にも繋がりますので、きちんとしたものを用意したいですね。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツははいてみた感触はかなり柔らかい印象です。膝を曲げても違和感なく、とても歩きやすいです。さらに軽い。
すぐ乾く
汗や雨など何かと濡れがちなクライミングパンツはすぐ乾くものであることに越したことはありません。化学繊維ですぐ乾きやすく、汚れにくいものが向いています。綿のパンツは乾きにくく、登山には向いていないので避けましょう。ワークマンでは「クライミングパンツ」と銘打ってはいるものの、綿95%なんてものもありますので、購入の際には素材を確認しましょう。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを実際に履いてみた際、多少の雨であればレインウェアに履き替えなくても濡れませんでしたが、それでも何時間も雨に打たれると徐々に浸水してきます。完全防水というわけではないので、そこはやはりレインウェアに着替えた方が良さそうです。
撥水性

登山中、小雨が降る程度なら上半身だけレインウェア着るだけで続行することが多いです。いちいちレインウェアのパンツを履くのは大変ですからね。小雨程度ではすぐに濡れないような撥水性があると助かります。
また山によっては朝露などで草が濡れている中を歩くこともあります。撥水性がないと思った以上に濡れるので撥水性はやっぱりあって欲しいですね。
DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツを実際に濡らしてみたところが写真の通りです。見事に撥水してくれました!
3種類のクライミングパンツを確認する
クライミングパンツと一言に言っても実は大きく3つの種類があるんです。購入を考える前に自分はどんなスタイルで山に行くか考えてみましょう!
ロングパンツ

クライミングパンツで一番オーソドックスなスタイルです。登山の基本は長袖長ズボン。春から秋の登山まではこの一本があれば十分役立ちます。
ショートパンツ

山の基本は長ズボンですが暑い時期はやはりショートパンツの登山客が増えます。もちろんこれ単体ではなくタイツと合わせるのが普通です。
タイツを履くと動きやすく涼しいので、特に登りの厳しい時には気合を入れるためにもこのスタイルで私も登っています。
ワークマンにはレギンスもあるので、DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツと合わせて着ることも可能です。
コンバーチブルパンツ
膝のところにチャックがついていて、ロングとしてもショートとしても使えるタイプです。状況に応じてどちらの使い方もできますがチャックがある分だけ若干重さが増します。
私の場合は1日目ロングで、2日目上りがきつい日にショートと使い分けをすることが多いです。夏はやはりタイツと組み合わせた方が涼しく感じますね。
ちなみにDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツはこのタイプになります。


実際につけようとしたら左右色違いに初めて気づきました!細かい配慮が嬉しい!
その他クライミングパンツの見るべき場所
クライミングパンツを考えるときにどんな点に注目すればいいでしょうか?動きやすさや撥水性、通気性色々ありますよね。それ以外にもチェックしておきべき点は吸水性、速乾性、ストレッチ性、撥水性の他に次の2点です。
ポケットの数と場所
クライミングパンツにおけるポケットはものを入れる場所というよりは換気(ベンチレーション)のために作用します。
そのためポケット内はメッシュになっていて、チャックがついており、ポケットを開けるだけでパンツ内の換気ができるようになっています。

DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツは背面に2つ、前面に4つポケットがあり、通気性は抜群です。ポケットはたくさんありますが、ものを詰めすぎると重たくなり歩きにくくなります。ポケットはものは入れるというより、暑い時に換気するための機能と考えた方が良いと思います。
ウエスト
クライミングパンツは激しい動きを繰り返すため、ウエストをしっかりと締められるように調整できることが必要です。
なくてもせめてベルトをつけるなどしてストッパーになるものがないと、登山中パンツがずれ落ちてしまうのが気になって歩くどころではありません。

DIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツはひっかける形でストッパーがついていて、ベルトで調整できます。
2023年春夏はさらにお勧めの商品が新登場!

2023年春夏カタログをいち早く確認してクライミングパンツを確認してみると、これまでご紹介したDIAMAGIC DIRECT®︎クライミングパンツに加えさらに気になる2つの登山向けパンツを見つけました。
早速ご紹介します!
ついにレインウェアに最適なクライミングパンツが登場!

これまでも8,000円程度で高性能だったINAREMシリーズのレインウェア。耐水性、透湿度ともに高かったのですが、ズボンの裾が開かないのが今ひとつおすすめできない理由でした。
しかし、今回新たに裾が大きく開くレインパンツが発売されるようになり、登山用レインウェアとして十分におすすめできるものとなりました!
その名も「INAREM 2WAY クライミングパンツ」。3900円で、耐水圧20,000mm、透湿度25,000g/m2/24hとレインウェアとしても優秀です。すでに発売されている「INAREM ストレッチレインスーツ」(4,900円)と組み合わせれば9,000円ほどで登山に使用できるレインウェアを揃えることができます。

通常は登山用品店で買うと安くてもレインウェアは2万円以上はするものですが、ワークマンだとだいぶコストを下げることができるので嬉しい限りですね。
カラーが6種類もあるクライミングショートパンツ!

もう一つ今回クライミングパンツでお勧めなのが「AERO STRETCH クライミングショートパンツ」。夏の登山では定番のスパッツにショートパンツというスタイルにばっちりの商品です。
しかもカラーは豊富な6種類もあり、ファッション性も高い。自分好みのコーディネートで登山で着るのも楽しみになりそうです。
夏向け性能も充実しており、吸汗速乾、UVカット性能もありますので、夏の登山でも蒸れることなく着ることができます。
1,900円ですからその時の気分に合わせて複数のカラーを揃えることができるのも魅力の一つですね!
ワークマンでクライミングパンツといえばまずはこれ!

ワークマンで定番のクライミングパンツといえば「AERO STRETCHクライミングパンツ」。色々性能もあって迷ったらまずはこれでいきましょう。「DIAMAGIC DIRECTクライミングパンツ」のように撥水性があるわけではないですが、吸汗速乾性能やストレッチ性があり、クライミングパンツとしては申し分ありません。これで1,900円ですので、まずは一着持っておいてもいいと思います。
虫が気になる人、暑さが苦手な人向けのクライミングパンツも!

虫が気になる人や暑さが苦手な人にはこちら「AERO GEARD STRETCH ICEクライミングパンツ」がおすすめです。名前は長いですが、「AERO STRETCHクライミングパンツ」に虫除け性能と冷感性能がついたものとお考えください。右足がわにはサコッシュもついており、2,500円で購入できます。
クライミングパンツと気付きにくい⁉︎進化したクライミングパンツ

どうみてもジーパンにしか見えませんが、この「FLAME -TECHクライミングパンツ」はれっきとしたクライミングパンツです。こちらはストレッチ性はありますので登山にも使えますが、火の粉に強い素材を使っていますので、どちらかというとキャンプなどに向いているタイプのクライミングパンツです。
ちょっとおしゃれで、それでいて動きやすいのでアウトドアで使いやすそうです。
Amazonでクライミングパンツを探してみると…?
Amazonでクライミングパンツを探してみたところ、いくつか気になるものをご紹介します。ワークマンほどではありませんが、コスパや評判がいいものを選んでみました。

化学繊維中心のクライミングパンツを探すのに苦労しました…
FLYGAGAのクライミングパンツ

メイン素材: ポリエステル, スパンデックス
スパンデックスとは、ポリウレタン弾性糸のことを指します。 伸縮性が非常に大きく、ゴムのように約5~8倍も伸びる性質を持つようです。(参考)
伸縮性は十分あり、化学繊維なので速乾性は十分あります。ただ細身シルエットなので、太めの方には履きにくいかもしれません。
冬用に防寒仕様のものもありました!
namelessageのクライミングパンツ

軽さと速乾性を備えた薄くても破れにくいナイロンストレッチマイクロリップを使用しています。2,390円ながら、撥水性も速乾性も高く登山に向いたパンツといえると思います。
ただしショートパンツなので、レギンスの着用が必須です。

もっと安いクライミングパンツもありましたが、ちょっと性能が心配なので取り上げませんでした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はワークマンのクライミングパンツについて解説しました。購入した結果思った以上に性能が多く、履き心地が良いので値段以上の価値を感じます。
私は普段でもクライミングパンツをはいて生活しているので、この値段でクライミングパンツを買えるのは本当にありがたいですね。

普段も登山スタイルになるのは登山者あるあるです!
お値打ちのクライミングパンツを購入して快適な登山をお楽しみください!
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