アウトドアや夜間の活動において、頼りになるヘッドライトは不可欠です。この記事では、ヘッドライトの重要性から選び方、おすすめのモデルまでを紹介します。登山を趣味にされている方にとって、新たな体験と安全な冒険をサポートするヘッドライトの役割について、詳しくご紹介します。この記事を通じて、ヘッドライトの選び方や利点を理解し、より安全で楽しいアウトドアライフを楽しむ手助けになれば幸いです。
ヘッドライトはなぜ必要?
山登りは、美しい自然とアクティブなアウトドア体験を楽しむ魅力的なアクティビティですが、その一方で夜間の行動は特別な注意が必要です。ヘッドライトは、山登りにおいて不可欠な道具となっています。なぜなら、以下の理由から山登りでのヘッドライトの必要性が高まるからです。
山がすぐに暗闇に包まれる
山岳地帯では、日が沈むのが非常に早く、夕暮れ後は急速に暗闇が広がります。もしもの場合に備えて、夜間の歩行に備えることが重要です。真っ暗な中での歩行は危険であり、ヘッドライトがあれば確実な足元の照明が得られます。
手が自由に使える
手に持つ懐中電灯を使うと、片手が塞がり、登山では危険な場面も出てきます。特に困難な地形や急斜面での登山では、両手を使って安定した歩行が求められます。ヘッドライトは頭に装着し、両手が自由に使えるため、安全に使用しながら登山ができます。暗い中でのテントの片付けや調理などの作業も行うことができます。
夜間の行動への対応
山登りでは、夜間にも様々な行動が必要です。テント内や山小屋内での移動や作業、夜間のトイレ休憩などが挙げられます。ヘッドライトがあれば、暗闇の中でも安全かつ確実に行動することができます。
早朝の行動の一般的なパターン
登山者は、山頂に日の出前に到達するため、早朝に行動を開始することが多いです。このため、暗いうちから登山を始めることもよくあります。ヘッドライトがあれば、暗闇でも確実に進むことができ、計画通りの行動が可能となります。
ヘッドライトがあればナイトハイクも楽しめる
夜間の山登りには、独自の魅力があります。ナイトハイクと呼ばれるこのスタイルでは、星空や静寂な雰囲気を楽しみながら登山を行います。街が近い山であれば夜景を楽しむこともできます。ヘッドライトがあれば、夜の自然の美しさを堪能できる特別な登山を体験できます。
ヘッドライトは、山登りにおいて安全性と利便性を高める重要な道具です。暗闇の中でも確実に進むことができ、夜間の行動や新しい体験を楽しむために、ぜひヘッドライトを活用しましょう。
ヘッドライトを選ぶポイント5選!
ヘッドライトは、山登りやアウトドア活動において重要なアイテムです。しかし、市場にはさまざまなヘッドライトがあり、どれを選ぶべきか迷うことも少なくありません。
こちらではヘッドライト選びの中でも特に重要なポイント5つについて解説していきます。
・光量
・充電式or電池式
・防水性能
・ライトの色の種類
・バッテリーの位置
光量で選ぶ!
ヘッドライトを選ぶ際に一番気にするところは光量(ルーメン)だと思います。登山では200ルーメンから300ルーメン以上が推奨されることが多いですが、特に危険な箇所を登るわけでなければ、とりあえず100ルーメン以上あれば良いでしょう。
また光量以外にも光を収束させる機能があるかどうか見ることも大切です。光量が高くても収束できず、拡散した状態でしか使用できないようなら、結局遠くまで見渡すことができません。
また光の量を調整できる機能も欲しいところです。常に高い光量で照らすとその分バッテリーの消耗も激しくなります。作業しているときは低めの光量で、登山など行動中には高い光量で使用できるかどうかも確認しておきましょう。
・ひとまず100ルーメン以上推奨
・光を収束させる機能がある方が遠くまで見える
・ハイモードとローモードの切り替えも重要
充電式か電池式かで選ぶ!
ヘッドライトには充電式、電池式が存在します。それぞれにメリット、デメリットがあり、どちらを選ぶかは個人の好みなのですが、私個人としては電池式の方が良いと思っています。以下に充電式と電池式のメリットとデメリットをまとめてみましたので、ご自身でもどちらが好ましいか考えてみてください。
メリット | デメリット | |
充電式 | ・電池代がかからない ・電池の予備を持ち歩く必要がない | ・充電が切れると再び使えるまで時間がかかる ・充電するためのバッテリーが必要 |
電池式 | ・電池が切れても予備の電池に交換するだけですぐ使える | ・電池代がかかる ・多くの場合3本ずつ使うので残りの電池の管理が必要 |
充電式が家で充電さえしていれば電池の心配をする必要がない、とメリットに書きましたが、充電を忘れてしまったらそれまでです。うっかりが充電を忘れることが多い自分は電池式を選ぶことが多いです。
また充電式は一度切れると充電に時間がかかるのも困ったポイントです。もし、行動中に切れてしまったら?そう考えると予備電池という保険が準備できる電池式の方がいいなあと思ってしまいます。
もしバッテリーが切れたら…そう考えると電池式の方が安全かも!
充電できる電池を使えばデメリットを解消できる
また電池式でもUSBで充電できるタイプの充電池をセットすれば、電池式でも充電式のように使用することができます。その場合予備は普通に乾電池を持っていけば充電式としてのデメリットも解消されます。
後で紹介するヘッドライトの中には専用の充電池が付属しているタイプもあります。
防水性能で選ぶ!
雨の中行動することも当然ありうると考えて行動するのが登山。道に迷い、暗くなってしまった状態でさらに雨が降るなど悪夢でしかないですが、ヘッドライトに防水性がなければさらに状況は悪化します。ヘッドライトには防水性能があるものとないものがあるので、選ぶ際にはその点もチェックしましょう。
防水性能の確認の仕方
防水性能はIP××という国際規格で表示されます。左側の数字は防塵性能、右側の数字が防水性能を表します。基本的には右側の数字が6以上の防水性能を持つものがおすすめ。IP表示について詳しいことを知りたい人はソフトバンクニュースのこちらの記事を読んでください。
ライトの色もチェック
ヘッドライトは基本的にはよく見える白色LEDの光を照らすものが多いですが、オプションで赤色や暖色系の光を選択して照らすことができるヘッドライトもあります。
赤色や暖色の光は人や動物に眩しく感じられにくい性質があり、テント場や山小屋などで活動する場合に、周りの人に配慮することができます。夜間のうちに行動するような登山をしようと思っている人はあると良い機能ではないでしょうか。釣りをする人にとっても魚を刺激しにくいということで人気があるようです。
バッテリーの位置
高性能なヘッドライトであるほど電力を使用するので、バッテリーのサイズも大きなものになります。バッテリーが大きなヘッドライトはバッテリー部分を後頭部の方に持ってきていて、ライトとバランスをとるように配置されています。
これが大変に曲者で、確かに高性能ではあるんですが、頭にごちゃごちゃつける感じが私には非常にストレスに感じました。逆に重量の軽いヘッドライトはライトとバッテリー部分が一体となっており、こちらの方が気軽に装着できるメリットがあります。
個人的には光量よりも手軽に装着できる一体型を好んで使用しています。頭に重たいもの載せるとやや歩きにくくなるので、光量と重さのバランスをとってヘルメットを選びたいですね。
ワークマンでおすすめのヘッドライト3選!
カタログやオンラインショップをみてもワークマン独自ブランドのものはありません。それはこれからの期待ということで、今回はワークマンで売られているヘッドライトをご紹介していきます。
GENTOS ドラッグフォースヘッドライト
GENTOSの「ドラッグフォースヘッドライト」は、光量と照射範囲のバランスが特徴です。広範囲な照明から遠くを集中的に照射するまで、多彩な状況に対応します。さらに、インスタントオフスイッチで素早く消灯可能。80°可動するヘッドと後部認識灯も安全性を高めます。アウトドア愛好者には頼れる選択肢です。
価格 | 3,180円 |
光量 | 350ルーメン(Highモード) |
点灯時間 | 12時間(Highモード) |
使用電池 | 単3×3本 |
機能 | 耐塵、防滴(IP64)、ワイド、後部認識灯 |
モード | High、Eco、Mid |
照射距離 | 117m |
重量 | 207g |
3R-HDL02 充電式LEDツインヘッドライト
3R-HDL02は、2つの異なる光源を搭載した充電式LEDツインヘッドライトです。スポット照射用と広範囲照明用の2つのライトを使い分けることで、幅広い状況に対応できます。さらに、センサー操作で手を使わずに電源をコントロールできる利便性も魅力です。
価格 | 1,900円 |
光量 | 280ルーメン(Hiモード2ライト点灯時) |
点灯時間 | 2〜9時間 |
充電方法 | microUSB |
機能 | スポットライト、ワイドライトの2種類搭載タッチセンサー、 |
モード | ハイモード、ローモード(それぞれ) |
照射距離 | 最大9m |
重量 | 約110g |
コンテック アクアヘッドライト プロ
コンテックのアクアヘッドライト プロは、水深1メートルまでの耐水性を持ち、水中での使用に適しています。120°可動するヘッド部分とヘルメット用アタッチメントも備え、幅広いアクティビティに対応します。強力な防水機能があるため、大雨が降っても安心して使用でき、さらに約60gという軽さも魅力です。
価格 | 1,900円 |
光量 | 140ルーメン(Hiモード時) |
点灯時間 | 6時間(Hiモード時) |
使用電池 | 単4×3本 |
機能 | 防水(IPX7準拠) |
モード | ハイモード、ローモード |
照射距離 | 最大120m |
重量 | 約60g |
Amazonや楽天で買えるおすすめヘッドライト5選!
ここからはAmazon楽天で買えるおすすめのヘッドライトをご紹介します。長らく登山者から愛用されている信頼のメーカーを中心に選びました。なお、価格は2023/08/16にAmazonで購入できる金額を表示しています。金額は時期によって変わっているかもしれませんので参考程度にしてください。
PETZL(ペツル) E093FA ティカ 【300ルーメン】
・自分や周囲の人の目を眩ませることなく夜間視力を保つ赤色光
・暗闇でもランプを探しやすい蓄光リフレクター付
・ヘッドバンドは取り外し、洗浄可能
価格 | 4,220円 |
光量 | 300ルーメン(強モード時) |
点灯時間 | 120時間(弱モード時) |
使用電池 | 単4×3本 |
機能 | 防水(IPX4準拠)、赤色光モード |
モード | 3つの照射レベル:弱、中、強 |
照射距離 | 最大65m |
重量 | 82g |
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト GH -101RG
・フォーカスコントロール:ベゼルを回すことでスポットビームからワイドビームまで無段階に調節可能
・便利な2種類の充電方法:専用充電池へ直接充電/バッテリーボックスで充電
・「5年保証」を実現 (※別途ユーザー登録が必要です)
・メガタフコード:75,000回以上の折り曲げテストをクリア。断線しにくいコードを採用
価格 | 7,310円 |
光量 | 450ルーメン(Highモード時) |
点灯時間 | 6時間(Highモード時) |
使用電池 | 単4×4本(専用充電池あり) |
機能 | 防水(IP66準拠)、後部認識灯、2m落下耐久 |
モード | High、Mid、Eco |
照射距離 | 最大61m |
重量 | 176g |
GENTOS(ジェントス) LED ヘッドライト WS-343HD
・フォーカスコントロールで明るさを調節
ベゼルを回すことでスポットビームからワイドビームまで無段階に調節可能
・色味の違うライトで選べる照射
手元の照射物が見やすい赤色サブLED搭載で、メインLEDでは明るすぎる際などは切り替え可能です
・60度の可動式ヘッドで照射位置の調節が可能
・魚に刺激を与えにくいので釣り人にも人気
価格 | 2,882円 |
光量 | 320ルーメン(Highモード時) |
点灯時間 | 6時間(Highモード時) |
使用電池 | 単4×3本(専用充電池別売) |
機能 | 防水(IP64準拠)、2m落下耐久、赤色光 |
モード | High、Mid、Eco、赤色 |
照射距離 | 最大146m |
重量 | 約118g |
マイルストーン(マイルストーン) LEDヘッドライト スタンダード モデル
・単3乾電池×1本で稼働する超軽量、コンパクトヘッドランプ
・明るさ最大180ルーメンを誇る電球色LEDをメインに、サブLEDには白色、赤色LEDを搭載
・付属の専用クリップを使えば、状況に応じてランタンとしても使える
・エコノミーモード搭載:余分な電力消費を防ぐ為、スイッチを押すと最大の30%にて点灯する設計
価格 | 3,740円 |
光量 | 180ルーメン(最大時) |
点灯時間 | 12時間(10%時) |
使用電池 | 単3×1本 |
機能 | 防水(IPX4準拠)、赤色光、クリップ |
モード | 100%〜10%、赤色 |
照射距離 | 最大65m |
重量 | 約26g |
Black Diamond(ブラックダイヤモンド) スポット400
・無段階調光、赤色、ストロボ、ワイド光、スポット光多彩なモードが選べる
・防水も最高レベルのIPX8。水没しても浸水しない
・別売の専用充電池を普段は使用し、長期充電できない場合は乾電池も使用できる
・これだけ性能があって重量は78g
価格 | 7,145円 |
光量 | 400ルーメン(最大時) |
点灯時間 | 2.5時間(高照度時) |
使用電池 | 単4×3本(専用充電池BD1500別売) |
機能 | 防水(IPX8準拠)、赤色光、ストロボ、照度メモリー、バッテリーメーター |
モード | 無段階調光、赤色、ワイド光、スポット光 |
照射距離 | 最大86m |
重量 | 約78g |
まとめ
今回はワークマンで購入できるヘッドライトをご紹介しました。ヘッドライト一つとっても多彩な機能や性能によって選ぶのが難しいですね。今回お知らせした選ぶポイントを抑えてぜひご自分の登山スタイルにあったヘッドライトを見つけてください。
今回の内容が参考になれば幸いです。ありがとうございました!