ワークマンがテントやシュラフなども販売していることをご存知でしたか?実はワークマンのシュラフは低価格で高機能と評判がよく購入が難しい状況です。
ワークマンで販売されているシュラフの中でも7,800円のフュージョン+シュラフが最もコスパが良いと思いましたので、実際に購入して使用感などを試してみました。
人気で売り切れしがちでしたが、なんとか入手しました!
この記事ではその他にもシュラフの最低使用温度の選び方なども解説していますので、ぜひ最後までお読みください!
ワークマンシュラフをゲット!
人気で手に入りにくい「フュージョンダウン+(プラス)シュラフ」をついに手に入れることができたので、実際に使ってみました。
店舗では見つかりにくいと思ったのでオンラインショップで購入し、近くのワークマン店舗で引き取る形です。直接郵送するよりコストがかからないからだと思いますが、店舗が網羅的に展開しているワークマンだからできることですね。
ここ最近寒くなってきたので、実際にシュラフ内の温度と外の気温を比較して実際の効能はどうなのか寝心地はどうなのか試してみたいと思います!
実際に触ってみて山でも使えるかどうか検討します!
WEB限定のシュラフは4種類
現在ワークマンのオンラインショップで販売されているWEB限定のシュラフは4種類です。
これら4つの商品を「価格」「収納時サイズ」「重量」「使用可能温度」で比較してみました。
価格 | 収納時サイズ | 重量 | 使用可能温度 | |
3Mレジスト | 6,800円 | 円周100×高さ47cm | 約2.6kg | −8℃ |
フュージョンダウン+ | 7,800円 | 円周57×高さ36cm | 1kg | 0℃ |
アルミフュージョンダウン+ | 9,800円 | 円周63×長さ36cm | 1.3kg | 0℃ |
1200フュージョンダウン+ | 12,800円 | 円周69×高さ38cm | 1.6kg | −5℃ |
比較してみたところ、この中で最も登山に向いていそうで、コスパが良さそうなのは7,800円のフュージョンダウン+シュラフだと思いましたので、こちらを購入することに。
3Mレジストは性能は良いのですが、大きくて重すぎるのでこれはキャンプや車中泊に良さそうです。登山には向かないですね。残りの3つの中で選びました。
12,800円の1200フュージョンダウン+もなかなか性能が高いのですが、こちらは今回予算オーバーなので見送りました。
【WEB限定】フュージョンダウン+(プラス)シュラフの特徴
今回購入したフュージョンダウン+(プラス)シュラフの特徴はこちらです。
ワークマンの暖かい衣類によく使われているフュージョンダウンを多数使っているようです。春に売られたものよりも増量したのだとか。フュージョンダウンは天然ダウンに加え、吸湿発熱わたを60%使っており、効率よく暖かくなりそうです。
とはいえ、山で必要なのは軽さ・サイズと保温性なので実際に購入して確かめてみないとなんともいえないですね。
実際に買ってみて気がついたこと
実際に近くの店舗に行って代金を支払い荷物を受け取りました。近くの店舗に届いたのは3日後くらい。送料無料なのでそこまで遅いとは感じませんでした。
家に持ち帰り、早速サイズ感や使った感触などを調べてみました。
サイズ感は?
何もしない状態だとこれまで持っていたシュラフよりもやや大きい印象です。
しかし、ベルトを締めるとだいぶコンパクトになります。元々持っていたものよりコンパクトかもしれません。
上の表にあるサイズよりもずっと小さくなったような気がします。
使い心地は?
フージョンダウン特有の柔らかさが心地よく、マミー型だから体にも密着するので使い心地に違和感はありません。気になる方はインナーシュラフを使っても良いかもしれません。
なかなかの使い心地です!
首周りは?
首周りは暖気が逃げないように入り口を締めることができます。顔周辺が寒いこともあるのでこの機能があるのはありがたいです。
インナーシュラフを使用するのもあり
インナーシュラフもできれば持っておくと便利です。利点は以下の3つ。
ダウンをふんだんに使ったシュラフを丸洗いするのは難しいので、インナーシュラフがあればある程度汚れを予防することができます。
シュラフはなかなか洗えないんですよね…
インナーシュラフ自体はメーカーにこだわる必要はありません。軽くて丸洗いできるものを選びましょう。
Amazonで購入できるシュラフを比較
ここまではワークマンのシュラフをご紹介しましたが、ここからはAmazonで購入できるおすすめシュラフもご紹介します。ワークマンのシュラフも非常に安価で高性能ではありますが、本格的に登山を楽しまれるようであれば、山専用のシュラフを購入しましょう。
品質が安心のイスカの商品を中心にご紹介します!
値段は高価ですが、重量は軽く、サイズは小さく、そして保温性が非常に高いです。
シュラフを購入する際には−5℃まで使用できるもの、雪山を考えている方は−15℃程度まで耐えられるものでないと幕営地でもかなり寒い思いをすることになります。
最低使用温度10℃のシュラフは使用できる場面がかなり限られる
こちらの図は、シュラフの有名メーカーイスカのサイトに掲載されている主要山岳の月別最低気温の平均値になります。これをみるとほとんどの季節で山では最低温度が10℃以下になることがわかります。
最低使用温度10℃のシュラフは値段も求めやすいですが、登山に使うにはだいぶ場面が限られるという点に注意しなくてはいけません。
初夏〜初秋までの中程度の登山までの使用なら最低使用温度2℃のシュラフ
イスカ(ISUKA) 寝袋 イスカ(ISUKA) タトパニX [最低使用温度2度]
価格 | 22,641円(Amazon 2022/11/10) |
収納時サイズ | 直径15cm×高さ30cm |
重量 | 774g |
使用可能温度 | 2℃ |
1000m〜2000m程度の中級程度の登山での使用なら最低使用温度が2℃のこちらのシュラフで大抵は大丈夫です。夏の北海道でのツーリングにも使用できる温度です。
3シーズン使うようなら最低使用温度−6℃のシュラフ
ISUKA イスカ アルファライト700X [最低使用温度-6度]
価格 | 17,041円(Amazon 2022/11/10) |
収納時サイズ | 直径19cm×高さ35cm |
重量 | 1360g |
使用可能温度 | −6℃ |
春から秋までばっちり登山するようであれば最低使用温度−6℃のシュラフがおすすめです。
基本的に登山を継続的に続けようとする方はこのレベルのシュラフを持っておけばとりあえずは大丈夫です。応用が利きやすいので使用の幅が広いのも特徴です。
冬山にも行くようなら最低使用温度−15〜−12℃のシュラフ
イスカ(ISUKA) 寝袋 ニルギリEX [最低使用温度-15度]
価格 | 35,000円(Amazon 2022/11/10) |
収納時サイズ | 直径20cm×高さ34cm |
重量 | 1270g |
使用可能温度 | −15℃ |
冬の標高2,000m以下までの範囲でテント泊するようであれば、最低使用温度−15℃のシュラフが必要です。このレベルになると冬の車中泊や冬キャンプなど幅広く使うことができますが、夏に使うにはやや暑いでしょう。
厳冬期の国内山岳にも行くなら最低使用温度−25℃のシュラフ
イスカ(Isuka) エアドライト860[最低使用温度−25℃]
価格 | 66,550円(Amazon 2022/11/10) |
収納時サイズ | 直径21cm×高さ37cm |
重量 | 1330g |
使用可能温度 | −25℃ |
最低使用温度−25℃のシュラフは国内の厳冬期でも耐えられるハイエンドモデルです。このレベルのシュラフであれば海外の高山などでも十分に活躍します。
お値段も重量もそれなりになりますが、使用の幅が非常に大きいのでどんな場所でも暖かく過ごすことができます。
まとめ
今回の記事ではワークマンのシュラフについて取り上げました。今回紹介したフュージョンダウン+は7,800円というお値打ち価格にもかかわらず、0℃程度まで耐えられる高機能にびっくりでしたね。
7,800円でこの性能はすごいと思いました!
ただし山で使うには最低使用温度−5℃程度は最低でも欲しいので、インナーシュラフなどで底上げが必要かなと思います。
1200フュージョンダウン+はさらに高機能で最低使用温度も−5℃と山でもそのまま使えそうですが、10,000円を超えると流石にお値打ち感がなくなる上に、サイズや重さを考えるとあまりおすすめできないなと感じました。それならイスカのシュラフを買った方がコスパがいいのではないでしょうか。
ということで7,800円のフュージョン+が最もコスパがいいと判断しました!
このブログでは他にもワークマンや登山についての記事を書いていますので、他の記事もぜひご覧ください!