登山 スカートのメリット・デメリットと厳選おすすめ5選!

登山は自然を満喫し、日常の喧騒から離れて心地よい時間を過ごす絶好の機会です。しかし、その楽しい時間を十分に味わうためには、適切な装備選びが欠かせません。特に女性にとって、動きやすさと女性らしいスタイルを兼ね備えた装備は非常に重要です。登山スカートはそのニーズに応えるアイテムとして、近年急速に人気を博しています。しかし、実際に登山でスカートを選ぶ際には、どのようなポイントを考慮するべきなのでしょうか。そして、どの商品がおすすめなのでしょうか。

この記事では、登山でスカートを選ぶメリットとデメリット、選ぶ際の重要ポイント、そして現在市場で人気のトレッキングスカート5選を紹介します。これらの情報を参考に、安全で快適、かつスタイリッシュな登山体験を満喫しましょう。

目次

登山でスカートはどうなのか?

登山とスカートの組み合わせは、一見すると意外かもしれませんが、実は多くの利点がある選択です。しかし、この選択は時として議論を呼ぶことがあります。例えば、山下リオさんはテレビ番組でスカートで登山をする姿を披露し、それが一部で批判を受けました。これに対し山下さんはSNSで反論しました(下記ポスト)。なるほど確かにスカートで登山をする方はそれなりにいらっしゃいます。私も何度か見かけたことがありますし、それほど珍しいものでもありません。それでも、著者としてはロングスカートでの登山、特に鎖場は危険ではないかなあ、と感じています。

鎖場があることも知らされず、簡単な山歩きとしか伝えられなかったとするなら、仕方ない部分もあったのかもしれません。何事もなくて良かったです。

とこのように時々スカートの利用は議論になることがあるようです。そこで今回はスカートをどのように使うべきなのか調べてみました。

過去のYahoo!知恵袋での反応では

Yahoo!知恵袋での反応を見ても、登山でのスカートの利用に対する意見は様々です。しかし、肯定的な意見が多いように感じられました。ある人は、

山でのファッション重視なので、スカート派!大きな岩を登る時も動きがスムーズでパンツより好きです。もちろん山用のスカートですし、転んでもスパッツはいてるからパンツと変わらないですよ。蒸れにくさも気に入ってます。

と述べています。また、登山の歴史的背景に触れる人もいて、

近代登山黎明期の女性登山者は、日本でもヨーロッパでもスカートで登っていました。ある意味、正統派スタイルと言えます。スカートのデメリットを自己責任で受け止めることができれば、それで良し。好きな格好で登ればよろしい

との意見も見られました。さらに、

スカートの裾が引っ掛かると危険… と言う意見もありますが、実際は相当なヤブ山でも無い限り大丈夫です。それよりもザックの外にいろいろぶら下げている御仁の方が余程危なっかしいです。山スカートはかなり実用的ですし、見ていて華もあります。

と、スカートの実用性と見た目の良さを評価する声もあります。さまざまな視点から意見がありましたが、登山の経験がある人ほど登山用スカートで山を登ること自体を問題に感じている人は見られませんでした。登山界隈では登山スカートはすでに市民権をえており、時と場合に応じて装備を選ぶことができれば何も問題はないのでしょう。

ロングスカートはおすすめできない理由と、おすすめのスカート選び

今回山下リオさんが受けた批判の中にはスカートであること以外に、ロングであることも取り上げられていました。山下リオさん自身は八ヶ岳なども登る経験者であることからご自身の判断で大丈夫と判断されたのでしょう。しかし、スカート初心者の方にはロングスカートは必ずしもおすすめできるものではありません。

やはりキャンプやアウトドア、街歩きには良いスカートであるようなので使う場面は多そうですが、今回の鎖場などがある山歩きには向かないスカートのようです。こちらのスカートについて詳しい情報は下記リンクを参考にしてください。

ロングスカートの注意点

ということで、ここでロングスカートの注意点についてまとめておきます。

足元が見えにくい

ロングスカートは足元を覆ってしまうため、足場が悪い道では非常に危険です。足元が見えないと、不安定な地面でのバランスを取ることが難しくなります。

風圧で歩きにくくなる

風が強い時にはロングスカートは風を受けて歩きにくくなります。特に風が強い山では、ロングスカートは動きを制限し、危険な状況を招く可能性があります。

正しい場面で使う分には非常に魅力的なものではありますが、やはり登山では危ないものだと思います。

登山スカートはスパッツとの組み合わせで

引用:Yahoo!ショッピング

ここまでのことから膝丈くらいまでのスカートを選ぶことが推奨されます。これは、足元が見えて動きやすく、風の影響を受けにくいためです。さらに、スカートにスパッツを組み合わせることで、足元を保護しながら歩行を補助することができます。この組み合わせにより、安全かつ快適に登山を楽しむことが可能となります。

大切なことは自分の力量を適切に判断して、無事に山から降りることです。それができるようであればショートでもロングでも人から文句を言われるようなものではありません。もし、初心者であるならば、スカートは慎重に選ぶようにしてください。

登山スカートのメリット・デメリット

登山における服装選びは重要で、近年、登山用スカートの人気が高まっています。しかし、スカート選びにどんなものをどんな基準で選べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、登山でスカートを使用する際のメリットとデメリットをご紹介します。そのメリット・デメリットを踏まえて購入するスカートを選びましょう。

メリット

登山スカートのメリットは以下の通りです。

・実質ハーフパンツと同様の利点
・歩きやすい
・ファッションの多様性
・通気性

実質ハーフパンツと同様の利点⇨スカートの下にタイツを履くことで、ハーフパンツを履いているのと同じように動きやすさと保護を得ることができます。

歩きやすい⇨スカートは開脚がしやすく、歩行時の自由度が増します。これは特に急な坂や岩場を移動する際に有利です。

ファッションの多様性⇨スカートはパンツだけでなく、登山時のファッションの選択肢を広げます。ファッションを楽しみながら登山を楽しむことができます。

通気性⇨スカートは通気性が高く、蒸れにくいので、長時間の登山でも快適に過ごすことが可能です。

デメリット

これに対し、デメリットと思われるものは以下の通りです。

・文句を言われることがある
・特定の場面では適さない
・寒冷時には適さない


文句を言われることがある⇨伝統的な登山服装から逸脱するため、スカートを選ぶことに対する異論も存在します。最近ではスカートを履く山ガールも多いことを知らない登山客から苦言を呈されるかもしれません。

特定の場面では適さない⇨梯子、急勾配、岩場などではスカートは不適であり、後ろにいる登山者に気を遣わせる可能性があります。しかし、キュロットタイプのスカートやショートパンツと組み合わせれば、このデメリットは緩和されます。

寒冷時には適さない⇨寒い時期にはスカートは適していない可能性が高いです。しかし、休憩時に防寒用として巻きスカートを利用することで、寒さから身を守ることが可能です。

登山でスカートを選ぶ際のポイント

登山でスカートを選ぶ際にはいくつかのポイントを考慮する必要があります。以下のポイントを参考に、安全かつ快適な登山スカートを選びましょう。

登山用のものを選ぶ

通常の街歩き用のスカートは登山には向いていません。登山用のスカートは動きやすさと耐久性が求められるため、専用のものを選ぶことが重要です。また、乾きにくく、濡れやすいスカートは足に引っかかる危険があるため、速乾性のあるものを選びましょう。
素材によってはスカートに絡みやすい植物が生えていることもありますので、注意しましょう。

ストレッチ性がある

ウエストを締め過ぎず、適度に体に密着するようなサイズを選ぶことで、さまざまな姿勢に対応しやすくなります。ストレッチ性のある素材は、登山中の動きをスムーズにし、岩場や鎖場など大きく開脚する必要がある場面でも快適に進むことができます。

吸汗・速乾性能がある

登山中は汗をかくことが避けられません。吸汗・速乾性能が高いスカートを選ぶことで、肌を快適に保ちながら湿気からくる不快感を減らすことができます。乾きにくいものを選ぶと汗で体を冷やし、低体温症の危険性も出てきます。

程よい長さのものを選ぶ

先ほども述べましたが、長すぎるスカートは足元が見えづらくなり、歩きにくいです。また、風や他の外的要因によって動きが制限される可能性もあります。逆に短すぎるスカートを選ぶと人の目が気になる場面も出てくるかもしれません。年齢や性格、気分に応じて、程よい長さのスカートを選ぶことで、安全かつ快適に登山を楽しみましょう。

おすすめのトレッキングスカートをご紹介

Amazonで売れ筋のコスパが良いと評判のいい登山スカートを3つご紹介しようと思います。ただし、人気があり安いものでも性能に不安があるものをご紹介しないように、サクラチェッカーでサクラがクチコミをしていないことを確認し、メーカーのはっきりしているものを厳選しました。

価格はAmazonで2023/10/29付のものなので参考程度にしてください!

[ラドウェザー] トレッキング スカート

引用:Amazon

価格: 2,980円
素材: ナイロン 95%, スパンデックス 5%

ラドウェザーのトレッキングスカートはストレッチ性に優れており、撥水、速乾、防汚機能も備えています。キュロットタイプで中はショートパンツになっているため、見た目はスカートでありながらも動きやすさは保たれています。ただし、キュロットタイプであるためトイレが楽というメリットはありません。

Skip Heart(スキップハート) 撥水 トレッキングスカート

引用:Amazon

価格: 3,980円
素材: 90% ポリエステル, 10% ポリウレタン

スキップハートのトレッキングスカートもストレッチ性があり、撥水、速乾、防汚機能が備わっています。ウェストはベルトで調節可能で、ラップスカート風のデザインが特徴的です。中はショートパンツになっているため、動きやすさと女性らしいデザインを両立させています。

[マーモット] W’s Reversible Yama Skirt / ウィメンズリバーシブルヤマスカート

引用:Amazon

価格: 5,709円〜
素材: ​1​ナイロン69%/ポリエステル20%/ポリウレタン11% ​2​ポリエステル100%

マーモットのリバーシブルヤマスカートは、リバーシブル機能が付いており、表と裏どちらも使用することができます。気分に応じて無地と柄を選べるのが魅力です。撥水性能と速乾性能も備えており、ラップスカートとボックススカートの利点を融合したハイブリッド型で、機能性とデザイン性を兼ね備えています。

[マック] レインスカート (耐水圧:10000mmH2O)

引用:Amazon

価格: 2,503円
素材: ポリエステル100%

マックのレインスカートは耐水圧10000mmH2Oを誇り、激しい雨の道でも安心して着用できます。しかし、雨がさらに激しくなるようであれば、レインウェアに着替えることをお勧めします。このスカートは雨天時のトレッキングや登山に適しており、天候に左右されずに活動を楽しむことができます。

VAXPOT(バックスポット) 山スカート VA-8101

引用:Amazon

価格: 1,999円(楽天)
素材: スカート:ポリエステル70%、ナイロン27%、ポリウレタン3%/ショートパンツ:ポリエステル100%

VAXPOTの山スカートは、ラップタイプのデザインでありながら、ショートパンツが付いているため、岩場でも気にせずに着用できます。スカートとパンツは後ろと両サイドのボタンで連結可能で、撥水加工が施されており、少量の雨は弾くことができます。低価格でありながら機能性とデザイン性を兼ね備えたこのスカートは、コストパフォーマンスに優れています。

まとめ

今回は話題となった山下リオさんの騒動をきっかけに登山用のスカートについてご紹介しました。私自身はスカートを履く機会はありませんが、場面によって、気分によって自分の好みのファッションで山に入れることはとても魅力的ですね。

もちろん安全が担保されることが一番大切なことではありますが、最近では性能の良いアイテムも次々と開発され、さらにコスパもよくなってきていますので、幅広い選択の中で登山をより楽しむのは大いにあり、だと思います。

また新しい魅力的なアイテムがあればご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

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