車中泊の結露対策をランキング形式でまとめてみました!

車中泊をしていると必ずといいほど困らされるのが結露。車という狭い空間で呼吸をするだけで湿度が高まり、結露の原因になります。結露すると窓が曇るだけでなく、カビの原因にもなるので対策が必要です。この記事では結露への対策を10点ご紹介します。

サイキ

結露を放っておくと、カビが出てくることも…!

目次

結露は温度差と車内の湿度で発生する

車内内部に発生する結露は、車内の空気中に含まれる水分が冷えた窓に接することで発生します。冷えたコップの表面が濡れる現象と一緒です。

温度差があるほど、湿度が高いほど結露は発生しやすいですので、寒い時期や湿度の高い時期には結露が発生しやすくなります。

引用:weathernews 「気温差3℃でも結露に注意発生を防ぐ3つのポイントとは

車内の結露は車中泊していると夏でも冬でも発生しやすいです。理由は例えば、

・車内で生活する人の呼吸
・車内での料理
・寝ている時の汗
・車内が暖かくて、外との温度差が激しい

などです。つまり車中泊している限りは結露の問題は高い確率で発生します。

結露を放置するとカビの発生も

引用:WEB CAR TOP 「気がつけば車内はダニ&カビの温床! 健康のためにも実施すべきクルマの梅雨対策5つ

結露が発生して困ることといえば、以下のようなものです。

・すぐ運転できない
・窓を吹かないと水分が垂れてくる
・放っておくとカビが発生する

この中で一番困るのは「カビ」ですね。せっかく車中泊するように車を買ってカスタマイズしたのに、カビ臭くなってしまったら、健康にも悪いですし、台無しです。カビの健康被害について詳しく知りたい方は以下の「生活堂」さんの記事もご覧になってください。

吸い込むと健康を害する恐れ! カビが人体に与える影響とは

サイキ

結露があると、朝行動できないだけでなく、カビの原因にもなるんだね。

夏場は除湿、冬場は断熱が基本

人体に最適な湿度は40%〜60%だと言われています。夏場はこれより湿度が増えやすくなるので、除湿して50%程度になるように調整するのが目標です。

逆に冬場では温度差が10℃あると結露が発生しますので、シェードなどで断熱し、窓周辺の結露を防止することがメインの対策となります。

もし、冬場に湿度を下げてしまうと、車内が乾燥して朝起きると喉を痛めている…なんてこともありますので注意しましょう。

サイキ

11月に車中泊した時に喉を痛めて辛い思いをしたことがあります

結露対策ランキング

ここからは結露対策の方法を全部で10つ、ご紹介します。それぞれどれだけ対策に貢献するか、対策しやすいかで評価していますので、ご自身のやりやすそうなものから対策されるといいでしょう。

対策方法対策貢献度対策しやすさ
10位 東に向けて駐車★★★★★
9位 壁や天井の断熱★★★★★
8位 無垢材の使用★★★★★★
7位 換気★★★★★★
6位 結露防止テープ★★★★★★
5位 料理しない★★★★★★
4位 すぐ拭く★★★★★★★
3位 結露防止スプレー★★★★★★★
2位 窓にシェード★★★★★★★★
1位 除湿剤★★★★★★★★★★

10位 車を東に向けて駐車する 

東を向いていつも駐車できるとは限らない

  対策貢献度★★ 対策しやすさ★★★

車を東側に向けて駐車することができれば、朝の日差しでフロントガラスが照らされて温められることで、フロントガラスの結露を早めに除去することができます。

しかし、駐車場によって東側に必ずしも停められるとは限らない上に、結露そのものを防ぐわけではないのでこの評価となりました。

9位 壁や天井の断熱

  対策貢献度★★★★★ 対策しやすさ★

車中泊用に車を自作で改造しているようでしたら、壁面や天井に断熱材を入れることで結露を防ぐことができます。もし取り組めるようであれば、車の断熱性、防音性なども向上させることができ、結露の対策を根本的に行うこともできます。

ただ、一度内張を全部外したり、素材を選んだりとハードルが高いことも事実。効果は高いですが、取り組みやすさは星一つです。

8位 無垢材の使用

  対策貢献度★★★★ 対策しやすさ★★

もしDIYで車中泊用に棚やテーブルを作るようでしたら、桐や檜などの無垢材で製作すると良いでしょう。これらの木材は調湿機能があります。木材そのものが呼吸することで、室内の湿度を一定に止めてくれる効果があります。

DIY自体が多少ハードルが高いので、取り組みやすさは星2つです。DIY初心者のサイキでも車内テーブルくらいは作れたので、良かったら挑戦してみてください。

サイキ

僕もテーブルを作りました!

7位 窓やドアを開けて換気する

  対策貢献度★★★★ 対策しやすさ★★

結露が温度差と車内の湿度によって起きるなら、換気をすることが一番の対策です。夏場晴れていれば、窓に網ネットをかけたり、窓枠に換気扇を設置するなどして換気できます。

しかし、雨天時には換気しにくいことと、冬場には換気することで車内の温度も急激に下がりますので気安く換気することは難しいでしょう。

換気扇の設置は自作だとなかなか手間がかかりますが、内張を買えるほど大変ではありません。何より窓に設置できる換気扇をそのまま購入することもできます。

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6位 結露防止テープを利用する

引用:Amazon

  対策貢献度★★ 対策しやすさ★★★★

結露防止テープは窓枠の下の方に貼り付けることで、結露が車内に垂れ下がることを防止します。結露がどうしても防げない場合にはこちらを利用するといいでしょう。株式会社ニトムズの強力結露吸水テープは使用後に剥がしやすく1mで100g以上の給水力があります。

結露が発生すること自体を防止するわけではないので、対策貢献度は低めです。

5位 料理しない

  対策貢献度★★ 対策しやすさ★★★★

いうまでもなく、車内の湿度上昇を抑えるために水分を使うような料理を抑えることで結露防止の対策になります。しかし、呼吸するだけでも車内の湿度は上昇しますので、あまり根本的な対策とはいえないでしょう。

4位 すぐ拭く

  対策貢献度★★★ 対策しやすさ★★★★

車内に結露が発生したら早めに拭き取ることも大切です。対策をしていたとしても結露が発生した時のために車内には拭き取るためのタオルや、簡単に水分を拭き取れるワイパーなどを常備しておくと良いでしょう。

3位 結露防止スプレー

  対策貢献度★★★★ 対策しやすさ★★★

結露防止スプレーはあらかじめ窓に吹き付けることで、結露しにくくすることができるスプレーです。家庭用のものですがもちろん車内にも活用できます。使用した方の話では完全に防止するものではなく、ガラスを曇らせて結露しにくくする目的のもののようです。

結露防止スプレーを実際に使用した人の話

2位 窓に貼り付けるシェードを作成する

  対策貢献度★★★★ 対策しやすさ★★★★

最も結露が発生しやすいのは窓です。その窓枠に銀マットなどでシェードを作成すれば、断熱によって結露を防止することができます。窓にピッタリ接していればより結露防止に役立ちます

銀マットでシェードを作成するのは多少手間がかかりますが、一度作成してしまえば簡単に設置できるのでぜひ一度作成してみてください。シェードについては下記の記事でも詳しくご紹介しています。

サイキ

一度作ってしまえば、設置は30秒でできます!

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1位 除湿剤を利用する

  対策貢献度★★★★★ 対策しやすさ★★★★★

結露を防止する対策の中で最もおすすめなのが除湿剤によるものです。シリカゲル剤によるものなので、安全に車内を除湿することが出来ます。下に紹介している乾燥剤はシリコンビーズがオレンジから緑に変わったら、150℃のオーブンで2、3時間加熱すると再利用することが出来ます。電力なども使わないので、コスパの高い商品だと思います。

使い方はシートの下におくなど設置するだけですので、今回ご紹介する対策の中では一番おすすめです。ちなみに水をタンクに貯めるタイプの除湿剤は液体が車内に溢れると錆などの原因になるようです。他の除湿剤を使う際にはシリカゲル乾燥剤を使っているものにしてください。

サイキ

一度買えば何度でも使えるので、クローゼット用としても経済的!

もちろん使用するのは夏場湿度の高い時期です。これによって車内のカビも防ぐことが出来ます。

まとめ

いかがでしたか?せっかく色々準備をしたのに車内が濡れてしまって、カビが発生したら本当にがっかりしますよね。

ぜひ時季に合わせて最適な結露対策をしてください!

サイキ

なるべく長く車が使えるように結露対策をしましょう!

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