登山途中に靴の中に小石が入るとかなり気になるもので、取り除くにも時間がかかるから本当に困りますよね。ゲイターはそうした事態を防いでくれる必須のアイテムです。
ワークマンにも似たような商品が置いてあるという情報を見つけましたので、そちらも紹介しつつゲイターの解説をしていきます。
ワークマンにもゲイターがあるって本当?
ゲイターとはこんなアイテム
ゲイターとは靴を覆って、靴の隙間をふさぐカバーのことをいいます。スパッツということもあります。登山ではスパッツというとこちらのアイテムのことを指すことが多いです。
登山では割と重宝するアイテムで、特に雪山では必須の登山用品です。
登山中に小石が靴の中に入るとかなり歩きにくくなります。小石が入るたびに紐を全部解いて履き直すのも非常に面倒なので、そうならないよう登山を快適にしてくれるのがゲイターです。
靴に小石が入ると気になって仕方がありません…
登山だけでなく足元が濡れそうな場面や異物が靴に入りそうな場面などアウトドア全般でも活躍できます。
ワークマンにもゲイターがある!?
ワークマンだったらゲイターももしかして売っているのかも…と思い調べてみましたがワークマンでは作っていないようでした。しかし、類似のものが他メーカーですがワークマンでも販売されているようです。
こちらの商品は勝星産業の「足カバー」という商品のようです。主に雪国の地域では足元が濡れやすいので重宝されているのだとか。雪山はさすがに心配ですが、夏山やハイキングくらいであれば問題なく使えそうです。こちらの商品はAmazonでも購入できます。
ただ筆者自身としては登山用に買うなら、防水透湿性能の高いゴアテックス製のゲイターをおすすめします。
ゲイターの役割は足回りを守ること
ゲイターの主な役割は以下の3つです。
・足元の濡れを防ぐ
・靴に小石や砂が入るのを防ぐ
・靴に雪が入るのを防ぐ
歩行中靴の中に小石が入ったり、雪が入ったりするとかなり歩きにくくなります。しかし入るたびに靴を履き直すとかなり時間をロスすることにもなり、できる限り入らないように対策することが大切です。
ゲイターがあると足元の安心感が半端ないです!
また靴の中が濡れると体が冷えやすくなり体調不良の原因にもなりやすいので、対策が必要です。
ゲイターの使い方
ゲイターによって使い方はまちまちですが、ゲイターの使い方をご紹介します。いきなり山に入ってからつけるのではなく一度家で練習しておきましょう。
文字だけだとわかりにくいですね。わかりやすい動画を見つけたのでご紹介します。「山のまこちゃん」さんのチャンネルから引用しました。
ゲイターの種類は大きく2つ
ゲイターにはロングゲイターとショートゲイターがあります。使用目的に応じて使いやすい方を選びましょう。
ショートゲイター
ショートのゲイターは20cm〜30cmくらいのものでふくらはぎの途中くらいまでのものです。さらに短いもので足首までのものもあり、そちらはトレイルなど足首を自由に動かしたい場面で使用します。
この長さでも砂や小石が靴に侵入することは十分防ぐことができるので、一般にショートゲイターは夏山やハイキングなどで使用する人が多いようです。
ロングゲイター
ロングゲイターは膝下までを覆うもので35cm〜45cm程度の長さがあります。雪山など膝下まで濡れる可能性がある場面で使用しますが、年中使用している人もいるようです。
雪山では膝くらいまで雪に埋もれてしまい、短いと雪が隙間から内部に入り込んでしまうことがあります。そのためこの長さが必要となり、雪による濡れや侵入を防ぐことができます。
ロングゲイターは濡れないよう防水性能が高く、なおかつ蒸れないよう透湿性能が高いものを選びます。
購入の際はこれをチェック
実際にゲイターを購入する際は以下のことに注意しましょう。
・目的 トレイルか夏山か雪山かで種類が異なる
・素材 濡れも防止するならゴアテックスのような防水透湿性能のあるもの
・サイズ 足回りを確認して購入する
おすすめのゲイター
以上の事を踏まえて、おすすめのゲイターを信頼できるブランドを中心にご紹介します。
レインウェアなどと同じように長年使っていると防水性能などが劣化してきますので、数年おきには買い替えて使っていきたいですね。
トレイル向け足首ゲイター
[サロモン] ゲイター TRAIL GAITERS HIGH (トレイル ゲイターズ ハイ) メンズ
こちらはトレイル向けの足首ゲイターです。ベルクロ(マジックテープ)で固定し、手軽に装着することができます。靴に異物が侵入する事を防ぎ、くるぶしも守ってくれます。
小石が靴に入ると走るどころではなくなってしまうので、トレイルには必須のアイテムと言えるでしょう。
夏山向けショートゲイター
ISUKA(イスカ) ウェザーテック ショートスパッツ (高さ22cm)
夏の雪渓やガレ場(岩がゴロゴロしている道)などで活躍するショートゲイターです。イスカのウェザーテックとは防水、防風、透湿、結露に耐性のある三層構造の高性能素材とのことです。
ゴアテックスとは書かれていませんが、防水透湿性能のある素材でできた商品なので夏山では十分に活躍してくれそうです。夏でも朝露などで草むらが濡れていて、足元は結構濡れがちなのでこちらも欲しい一品です。
雪山むけロングゲイター
Naturehike 登山用ゲイター
価格の安さで最近人気のあるNaturehikeのゲイターです。ゴアテックス製ではありませんが、上部の3層複合ナイロン、下部の600D防水オックスフォード生地を採用し、耐水圧5000mmH20以上で、雨や雪の侵入や足元の汚れを効果的に防ぐことができます。
ISUKA(イスカ) ゴアテックス ライトスパッツ レギュラ-(高さ40cm)
こちらは雨具でも安心のゴアテックスを使用したロングゲイターです。雪山はもちろん1年中使用でき、ハイキングや夏山重曹などにも対応します。
ブラックダイヤモンド(Black Diamond) アルパインゲイター
こちらはハイエンドモデルの高性能ゲイターです。本体生地には3レイヤー・ゴアテックス®ハードシェルを使用しており、破れにくいというコメントもあります。雪山の際にはアイゼンなどで引っ掛けて破ってしまうこともあるので助かります。雪山に多く行く方向けのゲイターですね。
まとめ
今回はゲイターについてまとめました。登山途中に靴の中に小石が入るとかなり気になるもので、取り除くにも時間がかかるから本当に困りますよね。
同行している仲間がいる場合には足を止めるわけにもいかないから休憩場所まで我慢したりして…。ゲイターがあればそうした心配は無くなるので、登山によく行くようになったらぜひ欲しいアイテムです。
特に雪山を考えているようだったら、良いものを一つは持っておきたい!
山に役立つ装備を色々作ってくれているワークマンだから、もっと使えるものをこれから作ってくれないかなあ…と期待しています。
今回の記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
他にもワークマンの記事や山の記事を多く書いていますので、ぜひ他の記事もご覧ください!