こんにちは、kurosaikiです。
車中泊する上でぶち当たる壁の一つが場所選び。私も散々これまで迷ってきました。
今回は場所選びでお困りの方に向けて、車中泊の場所選びについて候補とする場所選びについて5点にまとめました。
どこに泊まればいいの!?というのが車中泊あるあるです。
さらに近年問題になっているマナーについても注意点としてまとめました。ぜひ合わせて参考にしてください。
車中泊できる場所選び5選
RVパーク、民パーク
RVパークは2,000円〜3,000円で安心して車中泊できる場所です。日本RV協会のホームページでは次のように説明されています。
RVパークとは、日本RV協会が『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために定めた条件を満たす車中泊施設です。
全国各地に温泉、旅館、道の駅、遊園地等々の様々な施設でRVパークの設置が進んでいます。
くるま旅ホームページ https://www.kurumatabi.com/rvpark/
RVパークは広めの駐車スペース、ゴミ処理可能、24時間使用可能なトイレ…など利用者からしたらありがたいものが多いです。
民パークは民パーク加盟施設の駐車場や空きスペースに駐車泊できるシステムです。こちらはまだ始まったばかりのようで数は少ないようですが、これから加盟施設を増やしていく方針のようです。
くるま旅の施設は他にも温泉が併設されているところもあったりなど、嬉しい限りですよね。RVパーク、民パークなどくるま旅の施設が検索できるページはこちらになります。
RVパークの一部、民パークいずれも日本RV協会のくるま旅クラブ会員証の提示が必要になります。日本RV協会会員企業制作の車(ほとんどキャンピングカーの会社)なら入会金+年会費が4,400円、それ以外の車だと7,700円かかります。
お金はかかるけど、その分安心して泊まれるね!
オートキャンプ場
オートキャンプ場は車中泊をする場所としては割と王道の場所です。
車ごと乗り込み可能なオートキャンプ場は、テントを立てても、テーブルを出しても怒られません。さらに電源が確保できる場所もあったり、火をつけることもできたり…とそういったキャンプなども一緒に行いたい場合はオートキャンプ場で車中泊しましょう。
全国のオートキャンプ場はこちらのページで検索できます。
24Hの有料駐車場
24時間の有料駐車場も車中泊場所としては候補の一つです。ただし、あくまで普通の駐車場ですので音を立てたり、テーブルなどを出したりなど周りに迷惑をかける行動は慎みましょう。
有料である分その時間は駐車してもいいわけですから、安心して休息を取ることができます。タイムズのBは事前予約ができ、割安なので私は過去に使用したことがあります。
SA、PA、道の駅
以前より車中泊の定番である道の駅は、24時間トイレが使えることもあり非常に便利ですよね。私も登山前に前泊する時は仮眠を取るのに利用させていただいております。
ただ、ここ最近ではマナーの悪い車中泊者が問題になっていて、車中泊禁止を打ち出している施設も少なからずあるようです。私は利用する前にGoogle mapでその道の駅の口コミや評判を確認するようにしています。
僕の場合は深夜到着して、早朝出発します!
マナーのあたりのことについては後でまた詳しく述べさせていただきます。
公共の公園
無料の公共の公園は夜間も開放されていれば車中泊の場所の候補にもなります。ただしこちらも場所によっては車中泊を禁止していることもありますので、事前に調べてから訪れましょう。
あまり人気がない公園だと、防犯上の心配もあります。
タイヤ痕が多数ある場所は深夜危険かも…
imaiさんという車中泊専門家の方のサイトでは全国の車中泊できる公園が紹介されています。残念ながら関東、九州、北海道は情報が少なめですが、それでもかなり多くの公園が紹介されています。
車中泊する上での守るべきマナー5つ!
楽しい車中泊もマナーを守らないと周りの人を不快にさせてしまい、結果として無料で楽しめる場所がどんどん減っていってしまいます。私たち自身の楽しみを減らさないためにも、お互いにマナーを守りたいですね。ここでご紹介する注意点は以下の5つです。
マナーを守って楽しい車中泊を!
①長時間場所を占拠しない
②キャンプ場でもないのにテーブル出したり、火を使ったりしない
③ゴミを勝手に捨てない
④騒音を出さない
⑤洗面所で炊事や洗い物をしない
長時間場所を占拠しない
有料の場所はお金を払うことでその場所を占有する権利を買っていますが、サービスエリアや公園など公共の場所はそうではありません。
そういった場所に夕方きて9時、10時くらいまでいると占有していると思われて、その場所の管理者の方に声をかけられたり、注意されたりすることがあるようです。
公共の場所での休憩は認められていますが、多くは宿泊禁止となっていますので注意しましょう。
キャンプ場でもないのにテーブルを出したり、火を使ったりしない
オートキャンプ場であればテーブルを出したり、火を使っても大丈夫ですが、道の駅やサービスエリアなどではご法度です。
テーブルを出す際に他の駐車スペースを占拠したり、駐車場所でない芝生の上などに展開してしまう人がいるようです。このような行為は迷惑行為となります。
ゴミを勝手に捨てない
ゴミを放置していくことも車中泊できる場所が減ってしまう原因の一つです。ゴミは基本的に持ち帰りが原則。RVパークであればゴミを捨てていくことが可能な場所も多くありますので、ゴミを処理したい場合はRVパークを利用しましょう。
騒音を出さない
騒音問題は車中泊でもよくある問題です。周囲が住宅である場合はもちろん、周りに車中泊している車もある場所では特に音を出さないように注意しましょう。
アイドリングしたままの車はうるさいだけでなく、健康上の危険もありますので、エンジンは切ってから休憩しましょう。もちろん発電機などもってのほかです。
洗面所で炊事・洗い物をしない
道の駅などの洗面所はトイレ用の場所なのでここで炊事・洗い物をすることは管理者の負担を増やすことになります。トイレの洗面所は炊事・洗い物に耐える構造をしていません。ゴミや油、熱湯を流すことで排水管が詰まったり、損傷することもあるのです。
調理を楽しみたい場合はキャンプ場を利用しましょう。もしどうしても調理をするようであれば、ITクッキングヒーターを利用して調理したり、洗い物はキッチンペーパーで拭き取るなど工夫しましょう。
宿泊と仮眠の境目はどこにあるのか
道の駅やサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)は国土交通省によるとドライバーの休憩場所として定義されています。
しかし、「車中泊禁止」とうたう道の駅が多数あり、じゃあ休憩としての仮眠と宿泊には何の違いがあるのか、何時間までなら仮眠の範囲なのかと思い、調べてみました。
「車中泊禁止」とする道の駅が増加!?
こちらは車中泊専門の情報サイトで、車中泊禁止の道の駅を検索すると次々と情報が出てきています。
https://syachuhaku.fxtec.info/index.php?車中泊禁止の道の駅
このサイトの書き込みにもある通り、車中泊を禁止とする道の駅は多いようです。
結論としては6時間程度の仮眠はOK、それ以上の停車はNG
道の駅が利用できないとなると車中泊の場所の選択肢もだいぶ減ってしまいます。そこで調べたところ、6時間程度の仮眠はOKでそれ以上の駐車泊は宿泊であると結論づけました。
ただし、道の駅の管理者の方によっては他のルールを持っている人もいるかもしれません。実際に宿泊される方は自己責任でお願いいたします。
さて前述の結論の理由について以下に述べます。
国土交通省のQ&Aでは仮眠と宿泊の線引きはない
道の駅は「市町村又はそれに代わり得る公的な団体が設置」し、「市町村長からの登録申請により、国土交通省で登録」する公共の場所です。そして国土交通省のページに以下のように書かれています。
こうしたことを背景として、道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、そして「道の駅」をきっかけに町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」、の3つの機能を併せ持つ休憩施設「道の駅」が誕生しました。
国土交通省「道の駅」概要より
つまり公共のドライバー休憩施設というわけです。「休憩」という言葉には「仮眠」も含まれています。以下は「国土交通省への質問」からの引用です。
「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。
国土交通省 質問ページ
もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。
と「仮眠は良い」というのが国土交通省の見解です。しかしこの文章の中には何時間からが宿泊で、何時間までが仮眠なのか線引きはされていません。わざと曖昧にしたのでしょうか?
「道の駅」管理者から見ると6時間までが仮眠
「くるまのニュース」というサイトでは道の駅の管理者20名に電話取材したところ以下のような返答があったようです。
全国20か所の道の駅に電話取材をして車中泊について聞いてみました。
くるまのニュース「車中泊ブームに火をつけた「道の駅」が次々と宿泊禁止に キャンプ場と勘違いする利用者増加?」
・仮眠:時間帯に関わらず、長くても5~6時間程度。
・宿泊:夕方から夜に駐車場に入り、朝7-8時頃まで駐車場を占有すること。
確かに夕方から朝8時にかけては明らかに宿泊ですね。ほとんどの方が上記の回答をしたということですから、道の駅で車中泊をする際には6時間程度までに留めておいた方が良さそうです。
もし長時間駐車するようだったら、RVパークやオートキャンプ場などを利用した方がトラブルにもならないでしょう。
とはいっても、公共の場所なので周りへの配慮は必要
結論として仮眠程度の車中泊はOKだということのようです。以下のようなツイートも発見しました。
ただ仮眠の範囲内で宿泊が可能だとしても、やはり公共の場所であることは踏まえてマナーよく利用したいものですね。今後も車中泊できる場所が増えることを祈るばかりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は車中泊でつまづきやすい場所選びの候補5つと守るべきマナー、そして道の駅の車中泊禁止についてまとめました。
自分自身も車中泊する際には最初だいぶ迷いましたので、この記事がこれから車中泊に挑戦しよう!という方の助けになれば幸いです。これから先ますます車中泊可能な場所が増えるといいですね!
みんなでマナーよく利用して、日本中で車中泊できるスポットを増やしましょう!
もっといろいろな場所で車中泊したい!
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