9月に入ってワークマンの新作が続々と登場しています。ワークマンは低価格で高機能な商品が多いので、コスパよく登山ウェアを揃えられます。2024年ではトレッキング向けとした商品が多く出てきており、ワークマンも本腰を入れて商品開発を進めていることが伺えます。
この記事では登山初心者の方に向けて、これまでのおすすめ商品のほかに2024秋冬新作発表会で知り得た情報を元に更新し、秋冬登山に最適なワークマン商品を紹介しています。
※2024年9月5日最新情報に更新!
2024年秋冬の新作発表会についてはこちらの記事や動画で詳細をお伝えしています。
ワークマンのウェアは低価格で高機能を実現!
ワークマンのウェアが高機能で低価格なのは作業服で培われたノウハウが、アウトドア商品の開発にも役立っているから。
「安全で快適な作業環境の創造」「安く売って儲かる仕組みを作る」という経営理念のもとに培ってきたノウハウをアウトドア用品にもいかし、高性能で低価格な商品を生み出し続けています。
秋冬向けの登山ウェアが安く手に入る!
秋冬の登山用ウェアで必要な性能は、インナーは保温性、速乾性、アウターは撥水性、防水性、防風性です。
それが揃ったウェアを普通に買おうとするとなかなか値段が張りますが、ワークマンならお手頃な価格で手に入れることができます。
例えば、長袖のシャツでいえば、保温性、発熱性、速乾性に優れたこのシャツが980円で手に入ります。
秋冬向けお勧めワークマンウェアを紹介!
この記事では秋10月ごろから春の5月くらいまでの無雪の山を想定して書いています。雪山登山は登山としては中級〜上級者向けのものになるため慎重に記事を書く必要があるので、また別の記事でご紹介したいと思います。
それでは秋冬カタログで気になるワークマンの登山ウェアをご紹介していきます!
68516 INAREMレインスーツ
まずはレインウェアから。こちらは夏の記事でも取り上げましたが当然、秋冬でも重要なアイテムです。雨を防ぐ意外にも頂上付近で風が強い場合には、フリースをきてその上にレインウェアを着れば寒さをだいぶ緩和できます。
INAREMレインスーツは4,900円という低価格ながらも、耐水圧20,000mm 透湿度25,000g/m2/24hという高機能を実現している高コスパなレインウェアです。
ズボンが歩行中に履きにくいのが難点ではありますが、使い所を間違えなければかなり使えるウェアです。
ワークマンのレインウェアに関してはこちらで詳しく記事にしていますので、こちらも合わせてお読みください。
68533 INAREM プレミアム防水防寒コート
2023年秋冬の新作から引き続きおすすめなのがこちら「INAREM プレミアム防水防寒コート」です。防水・防寒機能がありながら、耐水圧は20000mm、透湿度はなんと40,000/g/m2/24hもあります!なんでも昨年も即完売したレアな商品だとか。購入予定の方はお早めに。
機能も多くあり、フード後ろの調整ダイヤルや袖二重構造、大型・小型のポケット、防水&止水ファスナーなど色々ついています。雪山…ほどではなくても雪のある冬山程度なら十分暖かく過ごせそうです。
先ほどお伝えした記事や動画でも詳しくお伝えしています。
PREMIUM超撥水ソフトシェル 67598トレックフーディ 67599トレックパンツ
秋冬の登山中の服装といえば、寒さにある程度妨げる防寒性と汗を速やかに外に出す吸汗・速乾性が必要です。そのような条件を満たすソフトシェルがこちらの上下です。
性能・機能は非常に多く、代表的なものだけでもあげると、防風性、ベンチレーション、静音性、体の動きを邪魔しないストレッチ性などがあげられます。他にも前部分を広げていても風で飛ばされないように胸部分でボタンで止められるようになっていたり、シャカシャカしない静音性なども地味ですが嬉しいポイントです。
山で着られる本格的なウェアをワークマンが開発したと言っても過言ではないと思います。真夏の登山以外ではどの時期でも使えるウェアだけに、これからの登山での基本ウェアとしておすすめできるものになるのではないでしょうか。これだけ性能があって上下合わせて5800円というのはさすがコスパが良すぎます。
17239 メリノウールトレイルレギュラー先丸
こちらはこれまでなかなかなかった登山用にも使える厚手のメリノウール靴下です!温度を一定に保つ性能や消臭、吸湿、速乾性能など登山にはありがたい性能をふんだんに持っている素材メリノウールで、登山にも使えるように足先を強化し、グリップ力も向上させたものです。
オンラインでは販売されておらず、基本的には店先にしか並ばないのがネックですが、今年人気が出ればオンラインでも購入できるようになるかもしれません。こちらは980円でワークマンの靴下としては高めですが、性能を考えればコスパは良いと考えていいでしょう。
11497 トレッキングメリノ長袖ハーフジップ
寒い時期の登山用インナーといえば、メリノウール生地が一番です。
メリノウールは速乾性、吸湿性だけでなく保温性にも優れており、寒い時期のインナーにピッタリな素材です。ワークマンの秋冬ラインナップではシャツ以外にも靴下やレギンス、ネックウォーマーとメリノウール商品が豊富にあります。
MERINOWOOL 長袖丸首シャツはメリノウール100%で2,900円の低価格。
なお、シャツはレディースもあるようです。レディースは「ワークマン女子」の看板があるブースで一番見つかりやすいので、その辺りを中心に探してみましょう。もちろん「ワークマン女子」の店舗なら探すのも簡単です。
実は…頭から足元までワークマンのメリノウールで固めることが出来ます!詳しくはこちらの記事をご覧ください!
22217 ブロックフリース裏アルミジャケット
次にフリースです。秋には長時間の休憩や宿泊時に、冬には歩行中でも着用します。そのためミドルウェアは保温性だけでなく速乾性も重要です。
ブロックフリース裏アルミジャケットは素材はほぼ化学繊維ですので速乾性があります。
さらに裏はアルミ加工されており、発熱、保温機能が高まっていますので秋冬の登山には最適です。ものすごくイメージしていたフリースに近いのでもっと紹介したいのですが、定番商品なのかカタログにもオンラインにも出てきません。でも見かけたらぜひ手に入れたい一品です。
REPAIR -TECH洗えるフュージョンダウン 36542ライトジャケット・36541ライトベスト
寒さが厳しくなる厳冬期にはさらに保温性を重視したダウンが欲しいところです。特にアウターはレインウェアで固めるとしてもミドルウェアとして保温力を高めるダウンが欲しい。
上記2点は吸湿発熱わたを融合しており、ダウンの保湿力と吸湿発熱わたの発熱性で体を温めてくれます。ダウンは国内の廃棄物となった羽毛布団の羽毛を再利用したリサイクルダウンで、価格をおさえつつ性能を担保してくれるのが嬉しいですね。2500円や2900円のダウンで収納袋がついてるのも登山者としては高評価となるポイントです。
さらに洗濯にも強く、針の突き刺しによる穴を事故修復させる特別製法でダウンの吹き出しを防止する機能もあります(REPAIR-TECH)。ダウンといえば洗濯が難しいことと、ダウンの吹き出しに困るところですが、そうした弱点を克服したダウンジャケットは是非とも手に入れたいですね。これをひとつ持っていくだけでも寒さに備えることができます。
DIAMAGIC DIRECT ウォームクライミングパンツ
ワークマンでは人気のある商品「クライミングパンツ」。ストレッチ性があって、撥水、吸汗、速乾性能があって、洗濯しても撥水性が落ちない…とかなり人気があるようです。ちなみに私は普段使いもしています。
そんな夏にも大好評だったDIAMAGIC DIRECT クライミングパンツに保温性も追加されたバージョンがこちらのウォームクライミングパンツです。撥水性、ストレッチ性、サコッシュ付きと高機能でしたが、これに保温性も追加されてお値段は2,900円というのですから、これ以上高コスパなクライミングパンツはないんじゃないでしょうか。
ちなみにDIRECT MAGICではありませんがウォームクライミングパンツはレディースもキッズもあります。。
僕も無事購入できました!
細身シルエットであることと、似たような名称で綿のクライミングパンツもありますのでご注意ください。(綿が主体のウェアは登山にはお勧めしません)
去年は綿のクライミングパンツの方が大量にあって、見つけるのに苦労しました
夏用のDIAMAGIC DIRECT クライミングパンツについてはこちらでも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。
同様に3シーズン対応モデルとしてAERO STRETCHウォームクライミングパンツ(1,900円)も注目です。低山なら冬でもタイツを中にはけば十分対応してくれそうです。
53579 トレックシューズアジム
2024年の春夏物から実は販売が開始されていたトレックシューズアジム。こちらは今までワークマンで出ていたハイキング向けのシューズよりも大きく登山向けへと改良された本格的な登山向けシューズとなります。
今回一番のポイントは靴底です。これまでよりもかなり分厚くなった靴底で、地面からの衝撃を吸収し、足へのダメージを軽減してくれます。さらに防水性。ワークマンでは防水・透湿素材としてお馴染みのINAREMを足回りに配置し、急な雨でもすぐさま浸水しない防水性を維持してくれます。
僕も買いました!とても履きやすいです!
私も実際に履いて大菩薩嶺を歩いてみました。以前まで持っていた登山靴を比べても遜色なく足元が柔らかく感じ、何より少し軽い気もします。踵付近も守られている感じがあり、これで4500円はコスパが良すぎる…と感じました。実際にどんな山でも!とまでは言い切れませんが、無雪の登山であればかなりの範囲でカバーできると思います。
この秋より店頭でも、オンラインでも購入できますので、売り切れる前にぜひおさえていただきたいと思います。
その他にも気になるワークマン商品
こちらでは上で紹介したほどではありませんが、カタログをみていて特に気になった商品をご紹介します。
69642 DIATECHS防水防寒グローブベルト付き
冬の登山向けの防寒グローブです。尾根筋を歩くようであれば防寒グローブは持っていきたいですね。もちろん雪山であれば必須の持ち物となります。
防水性能は非常に高く、ベルトもついているので手先を雪や雨から守るには十分な防寒性能を持っています。
69755メリノインナーグローブ
インナーとして最適なメリノウールのインナーグローブです。メリノウールが吸湿速乾性能に優れる上に保温性に優れるのは前述のとおりです。雪山を検討しているようであれば、ぜひ手に入れておきたい一品ですね。
雪山登山の場合にはこの他にアウターグローブが必要になります。
そのほかネックウォーマー、ニット帽、イヤーウォーマーなどもお勧めです。登山だけでなく、日常使いにもできるものがたくさん出ていますので、実際にワークマンに行って探してみてください。
僕も一度行くとついつい長居してしまいます!
まとめ
今回の記事ではこれまでのおすすめウェアに含めて、新たに2024秋冬新作発表会でおすすめと感じたウェアをご紹介しました。今回の秋冬より「トレック」と名のつく商品がかなり増えたように感じます。またカタログにも「トレッキング」のページがあることからワークマンがこの分野にかなり力を傾けていることを感じます。
登山に着るウェアといえば高性能であることがどうしても必要になりますが、そうしたウェアが作業服をリーズナブルに提供してきたワークマンによって多く開発されるようになったことは本当に嬉しいことです。
登山の敷居を下げることにはいろいろなご意見もありますが、今は仲間が増える可能性に喜びたいと思います。自分としては啓蒙活動を今後も引き続き動画の活動も併せてやっていくつもりです。
今後も期待してます!
このブログでは他にもワークマンの記事や登山、車中泊の記事も書いていますので、是非そちらも合わせてお読みください!